浅川サイクリングロードをしばし走った。浅川に沿って続く道は市民の憩いの道でもある。ウォーキングや犬の散歩をしている人々がのんびりとした時間を過ごしていた。
浅川沿いに西に向かって走っていくと、この時期恒例の川にかかる「鯉のぼり」が見えてきた。風がなかったので「泳いで」はいなかったが、目を楽しませてくれた。
浅川サイクリングロードを走り切って、甲州街道に入った。ここから甲州街道を延々と走っていく。高尾山を右手にやり過ごして走っていくと、大垂水峠の上りに差し掛かかった。
今日はまだまだ長い距離を走らないといけないので、大垂水峠の上りは温存ペースで走っていった。峠の上りを走るとさすがに体が暖まってきた。
大垂水峠を上り切ってその向こう側へ下っていった。風を切って下っていくと相模湖の脇に出た。相模湖が目的地である場合には左にそれて湖畔でゆったりとした時間を過ごすが、今日はまっすぐに進んだ。
コンビニ休憩をはさんで中央道に沿いながら進んだ。右手に中央道の「相模湖インター」「上野原インター」をやり過ごしながら、西へ進んだ。
「大月インター」を目指してさらに走っていって、ようやく大月市内に入った。コンビニ休憩をはさんでから次なるポイントである笹子峠を目指した。
上り基調の道を進んだ。道幅が広いのでそれほど斜度があるようには感じないが、そこそこ上っているエリアが多く、脚の余力は自然と減少していった。
やがて笹子峠に向かう分岐点にさしかかった。ここで一息を入れた。笹子峠は約6kmほど上るが、今日はその途中にある「矢立の杉」という観光スポットを見に行く予定であった。
「矢立の杉」は上り始めて4kmほどのところにあるとのことなので、その歴史ある大木を目指して走り始めた。笹子峠の峠道の周囲は木々が覆っていてとても静かであった。