日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

大江戸グルメと北斎をつまみにひとり酒

2019-01-06 | ギャラリー
初飲みを通り越して、今年もすでに6日目となりますが、ひゃっほう!本年飲みコンプリート。 つまり酒浸り。
いやあ寝正月にもほどがあるってもんで、しぶしぶ出かけてきました両国へ。
予定では昨日も出かけるはずだったんですがね、一日中50歩も歩くことなく食べて飲んで、一人酒池肉林。
実家で呑んだくれたら怒られること必至(しかも周りは呑まないときている)で、さすが相方の実家で呑んだくれるわけにはいかず、家人は仕事で、友達を呼び出したら酒海肉大陸での賑わいに至ることにビビって、孤独の闇に一筋の光(ビール2缶!)で手をうつ、一人酒宴。

大江戸グルメと北斎

年の始めからくされ具合がハンパないですが・・・・・・
一人酒池肉林しすぎて社会復帰が危ういと危機感を持って外にでる。



いやあちょっと出かけただけでこの前置き、長い、長すぎるから!
途中にぶっこんでみましたけど。お気づきでしょうか?
すみだ北斎美術館にて 「大江戸グルメと北斎」展。



なけなしの気合と根性を振り絞って、今年最初の美術鑑賞。
いやあこうなると一人酒池肉林の宴も一気に高尚になってまいりまして、世間体を通り越して、カタがつくわけ。

「お正月、どう過ごされたんですか?」
(飲みまくり寝正月からの〜)両国に北斎の浮世絵を見に行きましたわ。おほほ」


ほらご覧、括弧の中の言葉をのみこんで「おほほ」という高笑いをくっつける会話ができるんだなあ、いやあ目出度い。
これで一人昼酒にも大義名分がつく正月!

どんな展示だったかといえば

浮世絵だけではなく、江戸時代の料理を再現したレプリカや当時のレシピ本などもまじえ、現在の食文化のルーツである江戸時代の食の在り方をご紹介します。大江戸グルメを心ゆくまでご堪能ください。

と美術館のご案内をコピペしたところで

切り口が面白く、なかなか興味深く見てきたのだけど、さすが「江戸のグルメ」を冠するだけあり、見てるだけなのに腹がへるわけですよ。
するとどうでしょう、美術館から両国駅に向かう道すがら見かけたギャラリーみたいな店がまさかのカフェで展示とコラボをしておりさっきまで食品サンプルでこれでもかーとみせつけられた再現レシピを味わうことができるというではないか!
江戸グルメをツマミに飲めるのだという。

真っ昼間、一人というネガティブワードに、後ろめたさを微塵も感じさせない美術鑑賞からの実食+酒への構成。
素晴らしい!
江戸グルメの繁栄の背景を解説し、江戸の食材やレシピ、人気料理を紹介してからの酒。






正月に伝統的おせちや雑煮も食することなく肉だの寿司だとの浮かれていたところに伝統の系譜ともいうべき江戸グルメが投下されました。
個人的には江戸の高級料亭グルメ巡りができる歌川広重の「東都高名会席尽」が好き。




浮世絵もこいう切り口でみてみると非常に興味深いものでありますのよ おほほ。




追記
帰りがけのぞいた持ち帰り寿司屋のケース、真ん中あたりのいいところに「助六」がいてハッとする。
高名会席じゃないこんなところでお会いするとは、あらまあ。






コメント
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