日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

そうだ、銭湯に行こう。  -伊勢丹の湯-

2016-05-02 | ギャラリー
そうだ、銭湯に行こう。
スーパーじゃない銭湯の方へ行きたい。
湯けむりで視界がぼやけていて、その湯気が天井で水滴になって、ぴたーんと落ちてくるようなところ。
床はつるつるのタイルで、黄色いケロヨンの洗面器、そして視線の先には絶景の青い富士山。



正しい、銭湯の図。


もちろんお湯は熱め。 



スーパー銭湯もいいのだが、家のお風呂に入るこころもちで、出かける銭湯の特別さは設備とサービスが整っているはずのスーパー銭湯より近所の銭湯の方がディープな感じがするのはあたしだけではあるまい。
日常に近いところにあるからこそ、そのスペシャル感が半端ないのである、多分。

銭湯は娯楽
今も昔も。

細切れで、全く特別感を感じないこのGW。
出かける予定は特別になく、家でまったりすごすのも惜しい貴重な時間をどうすごすのかを考えている。
買物いくのもね、欲しいものないし、本を読むには勿体なさすぎるまとまったこの時間。
見たい映画はなく、混んでいるところにわざわざ行くのもどうかと思われる。
特に見たい展覧会もないとなれば、
夕方のまだ明るいうちに一番風呂を狙って、出かけたい。
明るいうちに入るお風呂の、退廃感と優越感は昼間からビールの比ではないことですし。
それは横尾忠則の描いた東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のポスターが雄弁に語る。
日の高いうちに入る銭湯には横尾忠則のもつパンチ力に匹敵するもの。


昼間のスーパー銭湯ではなく
旅行先の朝の温泉でもなく
まだ明るさの残る、暮れなずむ街場の銭湯。


しかし、銭湯をアピールするのにアヴァンギャルドすぎるような気がしないでも横尾忠則を起用するあたりに東京都の銭湯に対する心意気を感じるのである。











そうだ、銭湯に行こう。


伊勢丹新宿店 2F 解放区にも銭湯が出現中。
スーパー銭湯にいくのなら、GWにはスーパーすぎる銭湯も面白い。