赤に 飛び込む

東福寺の紅葉 紅

　　


伏見稲荷の鳥居　　朱


　　



小さな鳥居　願掛け鳥居も同じ色


　


狐の前掛け　　　　赤




伏見稲荷大社の絵馬は馬でなく　白狐





そういえば大阪の〆は　　　赤


　　


のち　白。　　　　　　


お稲荷様と同じカラーリングなのでした。

そうだ 東福寺、行こう

JR 東海の「そうだ 京都、行こう」
コピーも写真も秀逸で本当に京都に行こう！と思わせる。
桜だったり、紅葉だったりと日本の美しい四季のお手本であるからだ。

今回の週末旅は京都、大阪と駆け足で巡る。
きっとこの週末がギリギリ、紅葉の季節。
もうカリカリの赤い絨毯でも、それはそれで目を見張る東福寺のもみじ。
赤い紅葉は日本が世界に誇れる美しさ。
世界でも赤く色づく景色は珍しく、紅葉を見慣れたはずの人でも
季節の盛りをすぎた名残でも思わず感嘆の声が出る。

紅葉で有名なスポットは数あれど、
京都人もイチオシのこの場所は格段であった。
鬼平のエンドロールの紅葉の風景はここであったかと月曜日に気がついて、さらにその有り難みが増す。


春よりの秋を選んだお寺 東福寺




「東福寺の境内は千松林といい松の木が植わり渓谷には桜の木があった。
桜を愛するあまり多くの桜の木を植えれば、後世かならず遊興の場となるからと伐採した。
通天橋を架け楓の樹林になったが明治初年には楓も修行のさまたげに なるからと伐採した記録があります。」




そうだ 東福寺、行こう。

　　

知の巨人の本棚

床から高い天井まで広がる大書架

圧巻の本棚





見上げても、見渡しても書物が重なり
知の巨人の頭の中にいるようで感慨深い
整然と静かにそれでいて圧倒的な存在感と有無を言わさぬ説得力をもつこの書架は
司馬遼太郎の筆致のそれと同じだ。

司馬遼太郎記念館へ行った。





司馬遼太郎の著作はあたしにとってはいつでも硬質で
理路整然としすぎているからなかなか自分から手に取る機会がなかったのだけど
あの大書架をみて納得した。
徹底的に調べ上げ、言葉を尽くしえがかれた世界は日本人のなんたるかをあぶり出し、
それでいてコスモポリタンとしての広量さや人間の寛容さを描いていいたのだと思ったのだ。
合理的で具体的、一点の信念を持ち歴史を紐解く作家　司馬遼太郎。

司馬遼太郎のスケールの大きさを表現しきったあの大書架。
これをつくった安藤忠雄のすごさも堪能できる司馬遼太郎記念館。
本の海に溺れ、本に埋もれるような感覚なんて、そう味わえるものではなく、
ましてや知の巨人の本棚なんてそうそう覗けるものではない。
飽くことなく、倦むことなく大書架を眺め最後に本を一冊、買った。


知の巨人の知の片鱗、単行本一冊。

　　

今夜のネコは

今夜は大阪。
念願かなって法善寺にてネコを追い回す。






違うからー、猫じゃないからー、やっぱネコだけど。
おみくじは『中吉』で
諸事望み事叶い喜び多し
旅行利得あり
ふわふわのお好み焼きを食べ、デザートはもちろん夫婦善哉と５５１蓬莱の肉まん


今日もしっかり、やりきった１００００歩越え。

そうだ 京都、

そうだ 京都、




来ている！
飲みに行きたかったあの店は満席で
忘年会のシーズンであることを感じさせ、思い起こさせ、
今年もあと少しなんだと感慨をもって京都の街に佇んだ。


今回旅本はこちら。
西加奈子 『通天閣』





読み始め、明日は本場の通天閣。
物語はどこへ向う？

酒、讃(ほ)むる歌

賢(さか)しみと物言うよりは酒飲みて酔ひ泣きするし優りたるらし

万葉集より和歌を一首。













師走になりお酒の席が続いている。
楽しかったり、飲みすぎたり、ホロリとしたり、帰りたかったり。
最近、しみじみと美味しいモノの有難さが身に染みる。


どんなにつまらん席でも美味なるご馳走なら我慢できるが
つまらん席で干からびた肴、薬品のような酒をだんと勢い良く供されると
しらけちゃってねー。
マズイ、マズイ、ツマラナイは地獄以外、何ものでもない。
せめてもビールと表記されているのなら発泡酒を出すのはさけて頂きたい！
お刺身とカラアゲとお鍋の三つ巴以外にネタはないのか！
飲みの席でぐにゃぐにゃと自分の世界に閉じこもって、携帯を眺め続けるのはやめたまえ！




忘年会の席、オオバコ居酒屋の飲み放題で日本酒をオーダーしたらピッチャーでだされて
ぜーこ、ぜーこしちゃうぐらいストレスが溜まって瀕死の重体。
ピッチャーにするなら一升瓶にしろと叫びたい。


というわけで昨日は世界の中心で愛を叫ぶのではなく
座敷の中心で文句を叫ぶ！感じの悪い人となっていたのでした。
そして、本日はリベンジ。万葉集に大伴旅人の酒を讃むる歌、酒讃歌という和歌を肴に
ウハウハの晩酌。



賢(さか)しみと物言うよりは酒飲みて酔ひ泣きするし優りたるらし
(コジャレた上辺だけの会話より酔って泣くぐらいの方のヤツの方が好感を持てるよ思うよオレは。)


さすが酒を愛する人の言葉は重いねえ、納得だねえとさめざめと愚痴に突入した。
まだまだ、酒飲みの入り口にも及ばないよ、あたしは！

MARIHA(マリハ） 花びらのドレス

星の夢
春の夜
虹
彩雲
花
　　　　　　　　　　　　　　ＭＡＲＩＨＡ　


詩的な名前をもつドレス
MARIHA(マリハ)のドレス。
ジュエリーからはじまったMARIHAのドレスはアクセサリーを愉しむためのドレスだから
どれもプレシャスだ。
優雅で上品で、ちょっと高価。
たっぷりとしたドレープや素材のしなやかさ
カッティングの妙も加わって女っぷりを確かにあげる一枚のドレス。
硬質で潔いコムデギャルソンのブラックワンピースの対極を選ぶ。
軽やかで柔らかなMARIHAの花びらのドレス。




　　　　　　　　　　　　　　


このドレスを見かけてどこかで見たことがあるなと思ったら
蒼井優が着ている午後の紅茶 ワンピース 、あの青い衣装を思い出した。
制作衣装だからマリハのこのワンピースではないはわかっているけど

蒼井優 午後の紅茶 衣装

青色といいケープのようなデザインといい、まさしくこれですねー。
ちょっとイメージ違いなところもあるがバストアップにしてパンジェンシーをつぶやけば
蒼井優の衣装に見えなくもない・・・・。




ロング丈でＣＭ衣装とは完全なる別物ですが、花びらのドレスと名付けられた青いワンピース。
ロングのワンピースは探しても、なかなか見つかるものではないので、気に入ったものが見つかったら、それは買い！
ここぞという時に着るのもいいがタートルネックとニットのタイツでもったりと着たい。


日常にドレス。
ペットボトルの午後の紅茶を片手にマリハのドレス。
街が浮き間ってくるこの季節にこそ平常運転。
なんの予定もない日、クリスマスなんてくそくらえと思った時の日常着。
どうだこのプレシャス感と胸をはって、自分を上げる。
今日も無理やり自家発電中。

ニットを着たフラミンゴ

今シーズン一番の冷え込みが着実に更新している今日この頃。
流石に寒さに慣れ出してコートを着る機会を逸し続けている。
寒さに耐える必要なんか皆無なのに、今年も頑張っていくぜ！
寒さに立ち向かう宣言！



それでもこの寒さになると『長靴を履いたネコ』
なんとも好きな言葉である。
寒さなんてまったく関係ないし、猫が4本足に小さな長靴をなんて滑稽でしかないけど
絵本の中、マントを羽織り、帽子をかぶり、長靴をはいて颯爽と冬の寒い朝をつっきる猫を想像する。


夏のアスファルトも大変だろうけど、冬のアスファルトだって過酷だと思う。
肉球がしもやけになったら大変、大変。
寒くなったら長靴でもはかなきゃね。




猫が長靴で長靴をはいたネコなら
フラミンゴはセーターを着るのである。


ニットを着たフラミンゴ
sophie dalla rosa







手編みのニットを着たフラミンゴ。
あたしのセーターよりいいものを着てやしないかい？
冬小物がフル回転で、モコモコニットが恋しくなってさあ、これからが冬本番。
そりゃ、フラミンゴもニットを着るわね。