Every man faces seven enemiesin his lifetime,
sickness ,hunger, betrayal, envy, greed , old age,
and then death......
人は生まれてから七つの敵に会う。
病気、飢え、裏切り、嫉妬、欲、老衰
それから死・・・。
手塚治虫 「ブッタ」 第3巻 3章 奔流より
All that is will not stand still for a moment.
Always moving, changing.......
It's called impermanence.
この世にあるものは、一秒もとまってはいない。
常に動く・・・変わる。
これを無常というのだ・・・・。
手塚治虫 「ブッダ」 第13巻 11章 陥穽より
本日、国立博物館 ブッダ展へ行く。
手塚治虫原作のブッダと日本に伝来される仏陀との比較展覧会です。
漫画と仏像のキセキノコラボ。
すがれるものなら何にでも。
藁でもすがる。
「溺れる者は藁をも掴む 」
そう、ブッタにも。
今回のブッタ展で日本古来の半跏思惟像に出逢う。
日本の漫画の神様と言われた手塚治虫の作品「ブッタ」の原画とその時代背景を写し取った仏像彫刻にも。
手塚治虫の「ブッダ」と表現された「仏陀」。
フィクションでありこじつけでないもの。
想像と現実の混沌。
ニルヴァーナの世界です。
この展示会にはまさしく複雑な思いがこみ上げる。
無常
死
神
無心
どれもかき乱され、答えを求めて求めきれないもの。
それがテーマなのですから。
手塚治虫のブッタはまさしく人としてのブッタのからそれを求め
仏の像からは理解を超えたものの英知としてのそれらを見ることができます。
まさしく今、みるからこそ思うところが大きい展覧会となりました。
あたしは溺れているのか?
藁をも掴むようなブッタ展となる。
漫画の神様ですら求めて求めきれぬ答えです。
七つの敵にあってしまった人はもう八つ目の敵にあわなくてすむのでしょうか。
地が震え、動くことも必然。
これも無常というのでしょうか。
ブッタでもなくてもいい。
答えが欲しい。
心を痛めている人を見るたびに思わずそう「何か」に問いかける。
神?
自然?
叡智?
必要ならばあたしは祈る。
国宝 善無畏像・慧文大師像のように。
上野 国立博物館 会期 6月26日まで。
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