友人の買い物より。
とてもセンスがよいのです。
あたしのアンテナには引っ掛かってこなかった品々。
見たことも気になったことも無かったものなのに・・じっくりみてみるとそれこそ一流品なのですよ。
さりげなく、おしゃれで推敲されたデザイン。
モノを作ることに長けた「ブランド」という証。
とんでもなく目立つ!というデザインをモットーとしているあたしには探せないモノ。
初めてこれを見たとき・・・なんじゃこりゃと思いました。
シンプルなガラスなのに・・面白いカタチ。
そうMOMAのコレクションにもなっているイッタラ社のアールトベース。
こんなかたちのフラワーベースは見たことがありませんでした。
丸いか、四角に見慣れたあたしには理解できなかったのよ。
イッタラなんていうブランドがあること自体、知らなかった数年前。
友人がものすごく真剣に迷っていたのが印象的でした。
大きさ、色を真剣に吟味してましたから。
だからあたしによってはイッタラのアールトベースというよりは友人宅のフラワーベースといったほうが身近。
そして、改めてこのカタチの凄さに気が付きました。
デザイナーはアルヴァー・アールト。
1937年のパリ万国博覧会に出品された名作なのです。
湖の形をデザインしたとされるこの形。
一度見たら絶対、忘れないインパクトをもつ。
この形をみればすぐに「Aalto」だとわかるのです。
かたちをかえていく幻の湖のカタチ。
2006年はアールトベースが誕生して70周年。
それを記念してアニバーサリープロダクツが発売されておりました。
ガラスのベースには色違い、サイズ違いでボウルも。
ウッド素材のプレート。
そしてステンレスのクッキーの型。
ゴム素材の製氷皿までありました。
素材、大きさ、用途が変わっても変わらないこの輪郭。
面白いなあ。
いやあ、実に面白い!!!
氷とクッキーがね・・・・このカタチになるなんて考えるとアイデアが広がっていきます。
inspire
活力となるような思想・感情などを人の心に吹き込むこと。鼓吹。鼓舞。
一流とされるデザインにはそれだけ人を動かし、イメージを膨らませる力をもっているのですね。
イメージの素
クッキー型が840円
製氷皿が1365円
これでねキャンドルをつくってみようかと。
偉大なるデザインのおこぼれに与ってみます。
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