日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

部屋には二羽の(にわ)鳥

2016-07-20 | ホーム
家の中でかさかさと音をたててドライフラワーがよい感じで出来上がっている。
「出来上がる」という表現が正しいかといわれれば?マークが飛んでいくけど、
大ぶりな枝物、砂漠のアーティチョークみたいなやつを買ってきては、あえて水を与えずにドライフラワーにしていく。
花は水分がぬけると軽くなって、かさかさと音をたてる。
もちろんしっとりと瑞々しい植物の癒しとは別次元のものだけど、切り花の朽ちていく淋しさより味わいを優先させた勝手にドライフラワーは部屋の良いアクセントになるのだ。

色の抜けてしまったアジサイ
カリカリになったユーカリ
おもちゃのような小さなパイナップル
ドライフラワーになりそうなものを放り込んで時間の移ろいを愉しむ。

となりには積み上がった本の山。本が増えて増えて仕方ないこの状況に、少しでも希望の光ならぬ、スペースを。
不安定なバランスで積み上がりまくった本はそれでいて、絶妙なバランスでオブジェのように山を形成している。
そしてとなりにも二山目。
なんとか連山、なんちゃら山脈ができる前になんとかしないと。
いつも買う本屋のブックカバーの茶色、枯れ木も山の賑わいの様だと思うけど、キリがないから多少は厳選していかねば。
それとも潤いのある瑞々しい、ブックカバーに変えれば何かが変わるのか?
読みたい本がなく、じゃ、これでと、手に取ったマーク ・トウェインのハックルベリーフィンの冒険は上質な水色の紙に青い文字であった。
でも、家で大事にとっておく本ではなかったから、「枯れ木も山」に積み上げてある。

活字は生活の潤いである。
花や植物は生活の瑞々しさである。
ドライフラワーと処分しなければならない本の山がある部屋に住んでいるけど。

ここ一ヶ月ほど、諸事情により夏の日差しが差し込んで来ないという状況におかれており、これはラッキーなことかもしれないけど、空気の淀みも解消されないというオマケもついてきており、ドライフラワーを有難がる状況ではなくなっている。
ドライフラワーに感じる荒み感 、ぱねえ。
大振りでワサワサでバシッとした瑞々しい植物を!
潤いを!
水分を!
荒野をオアシスに!

ガラスの鳥 二羽。
ガラスの鳥のウォーターキーパー。
水は入れてないけど、ドライフラワーをつっこんでいるベースに抱き合わせて突っ込んでみる。
ガラスの質感でせめてもの涼を。

涼を!
清々しさを!
瑞々しさを!
水を!
水の前にはビールを!










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 横振り刺繍で青い一輪の花の... | トップ | 本で旅をする »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ホーム」カテゴリの最新記事