日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

たっぷりフリルのヒミツ

2016-06-16 | ドレステリア
「たっぷり」という言葉は幸福と手を組んでいる。
たっぷりとかかったカレー
たっぷりのボーナス
たっぷりとついた贅肉。
贅肉はうれしく思えないけど、贅を極めたんであろう肉なんだから、時に幸せな気分にさせてくれる。
インドでは、ふくよかさが富の象徴でもあるように。
たっぷりの料理、
たっぷりの愛情
ストイックに生きたいのに、どこかで常に行き惑うから中途半端になるのだろう。
たっぷりとあればね。
相手をうけとめるたっぷりとした余裕
テストに受かるためたっぷりとした努力
そして、雨



傘を持たずにでかけて、その雨がたっぷりと裾をぬらす。
フリルも三段になってこれまた重量感がたっぷりなスカート
フリル3段でさらに雨のダメオシ。
CLANEの重いタイトスカート。
風にまうかろやかなスカートもいいのだか、重厚感たっぷりなタイトスカートというのもいいのではと思って、仕事用。
久しぶりに黒のタイトスカート。
黒のタイトスカートとくれば、黙らっしゃい的な重厚感と迫力がものをいう様な気がするけど、このスカートの場合、たっぷりのフリルは幸福感とむすびついていて欲しいのよう。
だってこれから、仕事終わって・・・・・出かけるのだから。
予約もしてあるのよ。
予約までして、才色兼備な一張羅をひっぱりだして、出かける先は













歯医者。
キライすぎて、久しぶりすぎて、一張羅でも着こんで出かけないと、だどりつけない精神状態。
普段乗り間違えることなんて考えられない、電車を乗り間違えるし、遅刻はするし、意図的でないにしても歯医者への道のりが遠すぎる。
もう、遅いから診察はムリですと断られたなら、それはそれで仕方がないとグズグズと言ってみれば、たっぷりの笑顔で、「大丈夫ですよー」と言われ、ますます縮こまるばかり。
たっぷりフリルの、重厚感のその実は、歯医者へ行きたくない重い足取りだったというわけ。
帰りは足を鳴らして、フリルを蹴散らして家に帰ったのでした。
こんなに歯医者が嫌いだったということは、フリルに押し込んで公然の秘密として封印させていただきます。



コメント
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