日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

こんな便りが届いたなら

2012-10-27 | ホーム
いつもポストにたっぷり入っているDM。

楽しみにしているものもあればどうでもいいものあり。


楽しみ:ゴミ=1:9



ほぼゴミであるDMでありますが
楽しみにしているのは千駄ヶ谷 SHIZENからのお便り
ちゃんと手書きで一言が添えられて、それはそれは個性的な作家さんの作品の案内が届く。

こんなDMが届きました。



10月27日~11月1日 正島克哉展@SHIZEN
食事の情景が想像できたらその器は間違いない。
あたしもこのお料理を食べたい!


温かいおかずが美味しくなるこの季節を待っていた。
土鍋、直火OKの器も木枯らし季節の前に取り揃う。
多くを語らない作家から生まれる作品は
端正で暖かくて生活を楽しむことを約束してくれそうな耐熱の器。
その作品は雄弁で作家さんの温厚さと実直さをも醸し出す。
丁寧に大切に作られた器たちは
先日、頂いたあの深い色の塗りものの吸椀にもあうだろう。

黒釉の小さな土鍋を取り寄せたばかりなに黒い片手の陶の鍋と平パンを購入。
焼いた葱と焦げ目のついた焼豆腐とつきこんと牛肉のすき焼き風を浅い陶のフライパン 平パンで。
黒いどんぶり大の土鍋はあつあつのチキンラーメンをそのまま食卓へ。

シンプルな器だからこそ料理が映える。



良い買い物をして恍惚となる。
心からいい買い物をしたと納得できるときだけに感じるあの高揚感と満足感。
そうそう味わえるものではなく、
期待しすぎると足元をすくわれてロクな買い物をしかねない。


あまりの幸福感と期待感に酔いすぎて休憩を欲す。
SHIZEN近くのカフェでランチをかねて一休み。


ランチはなかなか美味しかったのだがペラペラの業務用の白い器で
おしゃれな空間だけに白けてしまった。
毒喰わば皿まで
ウマシものは皿までウマイ。


いいものを見て、触れ、心動かされた後、
どうでもいいものをみると本物の真価がわかる。
その差は歴然なんだ。
新米の季節がめぐり、ぴかぴか白米を食べるといつもの白メシが霞むがごとく。



出汁で炊く、キノコゴハンを熱したあの片手の土鍋に盛り付け醤油をたらす。
じゅ
ホントに美味しい器は働きモノ。
想像の食卓ですらきっちり美味なる料理を仕上げてくれる。
冬の洋服を買うのもいいけど、冬支度に鍋をかうのもいい。



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グリーンディッシュのカンノーリ

2012-10-27 | ホーム
お散歩に行ってきた。

頑張って歩いた自分へのご褒美と相方へのおみやげは
DEAN&DELUCAのカンノーリ。



ガラスのケースの中に積み上げられたカンノーリがあまりにおいしそうで
久しぶりにスイーツを買ってみる。



カンノーリ
イタリア シチリアの郷土菓子。
さくさくの筒型のパイのなかにふんわり軽いリコッタクリームをたっぷりと。
凝ったお菓子ではないけどこういうのって間違いなく美味しい。
クリーム好きにはたまらないお菓子なのである。

苦目のエスプレッソと共に頂きたいのだが、コーヒーが苦手なあたしはどうしたらいいのでしょう?
リコッタクリームとミルクティーではしつこい。
緑茶では興ざめ
お水ではつれなかろう。
苦肉の策、苦いものつながりでカンパリソーダぐらいしか思い浮かばないのだが。




ぱくり




うめえ。
苦いものつながりでビールも可
ウィスキーにもあうと確信した。
スイーツでも飲んでやろうと酒のみ女子!がほくそ笑む。


白いクリームと真っ赤なドレンチェリーが可愛らしいカンノーリを食べるには
お供の飲み物を考えちゃうが、見てくれも愛でてやらねばと取り出したのは
オランダからやってきたグリーン ディッシュ。


Jeanine Keizer (ジャニーン・ケイザー)の作品であるグリーン ディッシュは
彼女が蚤の市などで集めた食器にグリーンの釉薬を施したもの。
一点、一点まさに出会いの食器たち。
グリーンの釉薬の下からは元の模様がすけてみえる。
最近のIKEAの食器から100年前の古い食器まで色々なグリーンに染まる。
生まれも育ちもカタチも違ういろんな食器が
いろんなグリーンに染め上って生まれ変わる。

青が強い緑
黄色の緑
茶色の緑
翡翠の緑
葉っぱの緑

グリーンディッシュのカンノーリ







この色づかい、美しすぎる。




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