日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

実は豪快じゃなく、繊細

2012-10-20 | ギャラリー
映画『南極料理人』をみる。



むさい男所帯で出されるゴハンの美味しそうなこと。
男 8人が暮らす極寒、南極ドームふじ基地。

好きかって振舞う個性的な面々が揃えば色んなことがあるさ。
狭い基地、登らぬ太陽、見渡す限りの白銀。
気分転換のパチンコにも行けない、風邪もひけない(寒すぎてウィルスもいない)この状況。
やっぱり楽しみと張り合いは食卓から。
食事ってエンターテイメントということを確認しました。


ね、


なんの変哲のないラーメンですら娯楽なのである。




美味しそうな料理をたいらげる男たちがこの映画の味を決め
そして、南極料理人 西村に扮する堺雅人の演技がこの作品の味を深める。
言いたいことは言葉でなく表情がしゃべりだす。
真っ直ぐの視線の先には日々の料理。




男の人が料理をつくる姿が正しく描かれていてきゅんとなる
男の人の料理する姿って間違いなくこんな感じ。
家でお母さんが台所にたって料理をするのとは次元が違うんだよね。
まるで楽しんでプラモデルを作る子どもだと思うのだ。

出来上がりを想像して
的確なプロセスを踏み、
理想に近づけるためのコダワリを投入して
時に散財もし丁寧に作るプラモデル。

プラモデルを料理におきかえてもう一度。


出来上がりを想像して
的確なプロセスを踏み、
理想に近づけるためのコダワリを投入して
時に散財もして丁寧に作る料理。

ほらね。
男の料理って実は豪快じゃない。
もしかしたら時間においまくられて作っている主婦の方が豪快に料理をつくる。
やっぱり男をあげるのには料理だよね~料理。
女もだけどね~。





コメント
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