日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

exit through the gift shop

2011-08-06 | Weblog
ひゃあ 痛烈な皮肉っていうのはこういうことを言うんですな。


exit through the gift shop




BANKSY(バンクシー)初監督作品みてきました。
そうだよねBANKSYですもの一筋縄ではいかないよね。

BANKSYはプロフィールも素顔も公表してない覆面アーティスト。





勝手に大英博物館に自分の作品を展示してみたり
これまた勝手にパリス ヒルトンのCDを作り店頭の本物と入れ替えちゃったり。
ご迷惑でゲリラ的なお騒がせなアーティスト。
その反面、ガザ地区のパレスチナ側の壁に平和へのメッセージをこめた作品を残してみたり。




痛烈な皮肉と風刺を通して見るものに本質に迫るメッセージを投げかける作品です。




単なる迷惑な落書きに過ぎなかったグラフィティーやストリートアートというものに
価値をつけた張本人でもあります。
ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーを始め世界のセレブに愛される時代の寵児。


で、映画の内容ですが
主人公はバンクシーではなく彼や他のストリートアーティストと
作品をフィルムに残していたティエリー。

初めはティエリーが撮るバンクシーやストリートアートの記録だったはずなのに
実はティエリーという人間のドキュメンタリーだったというオチ。
しかも嫌味たっぷりにね。
壮大で悪のりしたイタズラとでも言うべきか。
その実、ユーモラスに辛辣にアートや物事の価値に疑問を投げかける魅力的なドキュメンタリー。
バンクシーの作品に共通する魅力が凝縮されたフィルムです。


あたしが思うバンクシーの魅力って「遠山の金さん」。

悪党どもや腐りきった体制に片肌ぬいで桜吹雪をみせながら
バッサバッサとチャンバラをする爽快感。

遊び人の金さんは実は奉行と言う実力者だったという二面性。



バンクシーも同じで

皮肉にこめられた爽快感
作品は雄弁にそれを語る。

ゲリラ的でストリートアートというやくざでやんちゃな一面
と作品にこめられたメッセージ性の強さと真っ当性

ほらほらバンクシーって遠山の金さんでしょ

桜吹雪の彫り物はないだろうけど多分、タトゥーのひとつぐらいは入ってそうだし。


そうそう物議を醸すバンクシー作品ですが
本物のモナリザにイタズラガキするような馬鹿な人間ではないのだよ。
岡本太郎の絵に落書きしちゃった低俗な人間もいたけど。
アートとユーモアを理解出来ない人間がしたり顔でアートを語るあつかましさ。
幼稚ないたずらをアートという言葉で正当化したずうずうしさ。
アーティストの風上にもおけない。
人の褌で相撲をとるようなもの力量もセンスもないのに何につけあがるんだろう
人の褌をつかうのならバンクシーのようなセンスと力量をもってして徹底的におやりなさい。
避難ではなく賛辞をうけるレベルでね。


カメラを持つことなく人のフィルムのみでここまでのドキュメントを作る男 バンクシー。
バンクシーに感じるカタルシスです。










何よりも

2011-08-06 | トラットリア
何よりの気分転換!
有意義な飲み会。


何よりも有難いのは
心強い頼れる仕事のお手本が目の前にいること。


何よりも効くのは
下手な美容液より豚足





予告通り、アウェイでのお食事会。
お食事会いや案の定の大酒飲み会となりました。
豚足、豚耳、豚しっぽ。

家で報告したら、なんだか「先端」ばかり食べて来たねといわれる。
先っぽ三昧。







何よりも美味いものは
ディープな店にある。