日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

着物一考

2005-12-30 | ドレステリア

映画「SAYURI」を観てきました。
映像が綺麗でよかったです。(感想は月並みですが・・)
観終わった後、漆黒のリキッドアイライナーがほしくなりました。(どんな感想なんだか・・)どういう意味かは、映像をご覧になってください。

主演女優はチャン ツィイー。
チャン ツィイーといえば「HERO」や「LOVERS」の印象が強くて、
いつ、華麗なる回し蹴りがでるのか・・・と言うカンジがしちゃって、着物でおしとやかな雰囲気になじめませんでした。
もちろんきれいな女優さんなので着物姿も違和感は全くありませんが・・。

それより意外とはまり役だったのが桃井かおり。
すごくらしいかんじがでてて観てて気持ちよかったです。
自分の持っているイメージとぴったんこだったようで。

着物が着たい!(映画と時節柄のせいか?!)

そろそろ年末に向けて雑誌等でも着物の写真を多くみかけるようになってきました。
やはり日本の伝統衣装としても着物は日本人をうつくしく見せてくれるような気がします。やっぱりいいなあ着物姿。すごくあでやかで人目を引きますよね。
そういう意味で今回の映画は着物(衣装に)ついては残念でした。
ハリウッド的着物の感が否めないので、着物と似て非なるものという印象です。
映像が綺麗な分、違和感が大きくてちょと個人的にはがっかり。かな・・
同じような顔の雰囲気をもつ東洋人でもいまいち着こなせないものなのか謎だ。

着物ってなかなか着る機会がないので出来るだけ機会を逃さないにするんだけど、結構めんどくさい。
時間お金準備がかかる。着る度にこんなんかかってたらやっぱり着なくなっちゃいますよね。

着物に興味を持っている人も多いらしく一時期より情報も多くあるし、着物自体も安く買えるようになってきました。洋服を買うのと同じぐらいの金額で買えるようになったしね。
最近ではアンティークのきものばやりでお店もふえてきているようです。

個人的には皆とおなじような格好をするのが嫌で成人式には出席もせず、振袖もきませんでした。着物を着たくないというよりは気に入るものがなかったというのが一因ですが、わざわざこの日の為だけに大枚をはたく心境がわからなかったもので・・
そのかわり、すこしづつ着物をそろえていく楽しみを手に入れました。
その頃はアンティークの着物=古着は見向きもされてなくてホント安かったです。
着物一枚1000~高くて3000円ぐらいかな。
今では同じようなものをかっても10000円前後しますからね。
ブームってコワイ!
その時買った着物は今でも大切に着ています。
皆もついている値札に惑わされる事なく個性と品質をみて買い物をしてください。
古着ゆえに生地が傷んでいたり、汚れているものもありますから、細心の注意を!
ただ、ついてる場所によってはまったく人目に触れないところだったり、気にならないところだったりするので、出来れば着物について多少の知識があるといいですよね。
この機会を利用しておばあちゃんと買い物にいくのも楽しいかもね。
着物に知識のある人と行くに越した事はありませんので。

そろそろアンティーク(古着)着物を卒業してお誂え着物に挑戦したいかな。
どんなのがいいかな・・
粋にシックで行くか、華やかに行くか・・
柄は・・色合わせは・形が同じものゆえに細かいところで差がつきます。
男の人がスーツやYシャツをオーダーするのに近いのかな。
ボタンの数、糸の色・襟やポケットの形 ・カフスや折り返しの幅・・よくもまあ事細かにとおもっていたけど、基本の型がかわらないからこそのおしゃれの醍醐味なのですね。

来年の会社の新年会は着物で行こうかな。
着物礼賛!!
来年はおしとやかにガツガツせずを目標にしよう。
ついでに着物を誂えよう!!
(↑物欲を抑えよう!!!!!)この時点でアウトのような気がします。トホホ

最後に今年の寒い冬を乗り切るための着物情報。
アンティーク着物に興味を持ち始めた頃、呉服屋の方がアドバイスをくれました。
メモをしといたので皆様にも選ぶ際のご参考に・・

≪羽織の選び方・着方   羽織の美≫
羽織は礼装には失礼。
羽織はみるからに軽やかに羽織るもの。
着物との調和は難しいが、これだけ注意すればだいたい大丈夫である。

まず、色彩的に着物と反対の色を選ぶこと。
柄も反対の感じに、小紋風の柄には大柄を、大柄の着物には小紋風かあるいはそれを抑える明るい一色のものか黒い羽織がよい。

羽織を用いるときは帯の結び目を低めにする事。
背から裾へかけて、着物との間がふわふわと開きすぎてもよくない。
丈が長すぎるのも田舎じみてよくない。
袂がそろわぬのも借着の感じがして寂しい

さあ、参考になりましたでしょうか?

 


 






 


 

コメント
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