原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

自分が迷惑な存在であるとの事実を自覚できない奴

2022年12月23日 | 人間関係
 現在の原左都子にとって、今一番困惑しているのが表題の件だ。

 
 高齢者介護施設にて暮らしている我が義母が、かなり以前より認知症状及び難聴を抱えていてほぼ恍惚状態である事実に関しては、バックナンバーにて幾度となく述べている。

 その義母が、現在またこの私に難題を投げかけて来ていて困惑している。

 それは、左膝を複雑骨折して手術を施し全治3か月の身との事情を抱える私に対し。
 義母が今どうしても会いたいから施設へ来て欲しい、としつこく嘆願してくる事実だ。

 亭主を通して、全治3か月の身であることは重々伝えてある。
 それにもかかわらず義母が何故今すぐ私に会いたいのかの理由を、私はお見通しだ。
 それは、義理母なりの“義理の心遣い”なのだが。
 要するに、大怪我との災難に遭っている私を一日も早くねぎらってあげたいとの心理状態にがんじがらめになっているのだ。
 これ困ったことに、義母とは昔からその心理状態を引きずっている人物だ。

 とにかく現在未だ普通の歩行が困難であり、平地ならば松葉杖で何とかゆっくり歩けるものの。 一段でも階段があると歩行を遮られるとの厳しい状況である事実を何度伝えても。
 電話口で、どうしても高齢者施設まで来て欲しい、と言って聴かない。

 昨日はこちらが根を上げて亭主に伝えた。「もうアンタの母親が鬱陶しくて、このまま年を越す気分になれない。 いっそ年内に一度、タクシー利用で一度アンタの母親に会いに一人で施設へ行ってくるわ。」

 それに同意するこれまた軟弱な亭主だが…

 ただ詳細を考慮すると、やはりこの身で施設を訪問するのは施設のスタッフの皆様に対して失礼な行為だと考える。
 そうでなくとて認知症等々手がかかる高齢者相手に日々多忙を極めているスタッフの皆さんは、年末の多忙な時期に猫の手も借りたい思いであろうに。 こんな不具合者が松葉杖ついて訪問したならば、目障りであろう。
 しかもコロナ禍がまたもや猛威を振るい始めているこの時期だ。
 今は、訪問を遠慮するべきと考えるのが常識であろう。


 結果としては 12月31日大晦日の日に、我が一人娘も連れて一家3人で義母が暮らす高齢者施設を訪問することとした。

 本音を言えば、大晦日の日は一人娘を我が家へ呼んで一家3人でゆっくり寛ぐ予定でいた。
 その前に、3人で少し早めに高齢者施設を訪れて義母に面会する段取りとした。
 幸いなことに、施設の方も“コロナ対策”で外部からの面会の時間を短時間に限っている。



 怪我や病気とは、それを患っている本人にとっては外部者が思うよりも実際、苦痛や苦労が多いものだ。
 その辺に配慮してもらって、外部者はそっと放っておいてくれるのが一番有難いのが本音だが…

 何分、義母はそんな判断や気遣いも不能なほどに年老いてしまっている。
 不具合を抱える我が身にして、年末に仕事が増えたのもやむを得ないと考える他ない… 😫 😭 


この記事についてブログを書く
« 外交機会を模索した跡が無い... | TOP | 松葉杖歩行での電車利用にて... »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 人間関係