原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

高齢独居者がここ20年で倍増しているらしい。

2024年04月07日 | 自己実現
 冒頭より、2024.04.06付朝日新聞一面記事より引用しよう。


 厚労省の国民生活基礎調査によると、65歳以上の一人暮らし世帯は2022年に全国で873万。 01年の倍以上に増えた。 未婚化の進んだ世代が老後を迎え、今後もさらに増えるとみられる。
 高齢夫婦世帯でも、一人が体調を崩して入院すれば、もう一人も日常で頼れる人がいないという意味で「身寄り問題」が生じることもある。 親族がいても、疎遠で頼れない人も少なくない。 (中略)
 これまで家族が中心になって担ってきた役割を、果たす人がいないことが問題となっている。 (中略)
 東京都立病院機構によると、データがある13病院で、死亡届を出す身内がおらず病院長の名前で届けた件数が毎年100件近い。 13病院で亡くなった患者は年約3500~3900人で、その約2~3%にあたる。 親族に死亡届だけは出してもらえる例もあり、最期に身寄りの支援の無い人はもっと多い可能性が高い。

 (以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)



 話題を我が家に移そう。

 我が家の場合、一人娘が一昨年の春に家を出て一人暮らしを始めて以降2年が経過する。
 30代に突入しているその一人娘に、今のところ(いや、今後もずっとか??)結婚の意思がまるでなく、おそらく一生涯独り身で生きていくつもりなのだと、親としては想像・把握している。

 それはそれでよいし、親側としても今後娘に心身共々依存するつもりもない。
 とりあえず 夫婦のどちらかが身体に異常が生じたり、その結果この世を去ることになった場合でも、現役社会人として頑張っている娘の世話になどなるつもりは全く無く、二人でその処理を滞りなく成すつもりでいる。


 亭主が先に死ぬ場合は、たぶん大丈夫だ。 この私が落ち度なくすべてを片付けられる自信はある。 (両人共々100歳近くまで生きてしまった場合は、ちと不明だが…)

 我が家の場合は、既に葬儀場を家の近くに確保してその会員となっているため、その葬儀場にて滞りなく葬儀を実施して。 
 永代供養の申し込みもその葬儀場に予約してあるため、その段取りも上手くいくであろう。

 私が先に死ぬ場合も、亭主がある程度元気であればそれを実行してくれるであろうことの想像はつく。

 ただ、夫婦のうち一人が先に他界して後一人に残ったどちらかが死ぬ際には、どうしても一人娘の手を煩わせねばならない。
 それが心苦しいと、今からつくづく思ってしまう。

 夫婦の二人共々、ある程度若い頃に死に至るのであれば娘も若いし、それらの作業を滞りなくこなせる能力はあろう。
 ところが上記心配の如く、親の二人が100歳近く頃まで生き延びてしまった場合が懸念材料だ。


 我が家の場合は そもそも晩婚・高齢出産だったため、一人娘と40歳程の年齢差があり。
 親二人が100歳まで生きたとて、未だ娘は60歳程。 今現在の親たちよりも若い年齢だ!
 それを考えた場合、ラッキーと言えるのかもしれないが。

 それにしても やはり親の死後の処理を、なるべく娘に依存したくはないものだ。 


 ただ、高齢者域に達した今思うに。

 我々夫婦は、随分と早い時期に自分達の「死に支度(葬儀場と永代供養の確保)」に取り組みその段取りを手際よく整えたものだと、自分達のその実行力を今になって褒めたい気がする!😜 😁 
 

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