4月に入り、新入生や新人を迎えた大学や職場では新人歓迎会が催されていることであろう。
先週の4月4日の朝日新聞声欄に、新入生歓迎会を皮切りにサークルや学科の友人との飲み会の多さに辟易としているという趣旨の、「お酒なしでも交流できぬか」と題する大学生からの投書があった。
この投書を以下に要約してみよう。
飲み会のほとんどが飲み放題で意識がなくなるまで飲んだり、「一気」コールで盛り上がったり、朝までハシゴ…。大学生は未成年者も多いのに当たり前のように飲んでいる。自分は全く飲めないのに、勧められたりして飲まざるを得ない状況になってしまうことも多く苦痛である。金銭的にも痛い。しかし、断れば付き合いが悪いと思われるのでなるべく行っている。社会人も含めて酒なしでは深い交流関係が持てないのは寂しいことだ。
この大学生の投書を読んだ私見の結論を端的に述べよう。 嫌な飲み会に行く必要などまったくない。進んでパスしよう。
本ブログの“酒”カテゴリーのバックナンバーで再三述べてきているので読者の皆さんは既にご存知であろうが、私は自称“飲兵衛”を宣言する程の相当の飲兵衛である。
行きましたよ、行きました。自慢じゃないけど娘18の頃から(ごめんなさい、見逃して下さい。)新入生歓迎会、新人歓迎会、ありとあらゆる飲み会に顔を出しては、駆けつけ三杯から始まり朝になるまでハシゴ…、率先して主体的にとことん飲んだくれましたよ。
そんな私にも、この投書者の大学生とはまったく逆の立場から嫌な飲み会というものがある。
既にバックナンバー「飲兵衛はつらい?!」においても述べているが、私のような飲兵衛にとっては、自分のペースで飲めない飲み会というものほどつらいものはない。自分を押し殺して、飲むスピードをゆっくり目に、飲む量を少なめに周りに合わせなければいけない飲み会というのがたまにあるのだが、これは飲兵衛にとっては究極のストレスが溜まる飲み方である。
大勢で飲む場合は大抵飲めない人から順に帰っていって、会が進むにつれ自然淘汰され、“飲んだくれ”仲間だけが残るので、結構最後まで楽しめる。 ところが、さほど親しくない少人数の飲み会においては、上記のような“究極ストレス飲み会”となることが少なくない。過去において何度か経験があるのだが、これは本当につらい。 今となってはそれを十二分に悟っているため、その種の飲み会は口実をつけて必ずお断りすることに決めていて、まかり間違っても参加しない。
そしてもう一点、この大学生の投書で気になるのは「飲み会」の位置づけである。
失礼ながら、大学生と言うとまだまだ人生経験が浅い人達の集まりであるため、飲み会を断れば付き合いが悪いと思われる、という貧弱な発想もやむを得ないのかもしれない。
だが、「飲み会」というのは元々信頼関係がある者同士で設けるべき会であり、「飲み会」によって深い交流関係を作るという性質のものではない、と私は捉えている。「飲み会」とは酒を飲んで一定時間皆で馬鹿になることを楽しむ会なのだ。そのように醜態をとことんさらす全人格的付き合いである会合において、見知らぬ人や付き合いの浅い人と場を共有するのは元々極めて危険である。信頼関係があるからこそ皆で馬鹿になり切れ、美味しい酒が楽しめるというところが「飲み会」の使命であるのだ。
そういう意味ではこの投書者のおっしゃるように、まずはお酒のない別の場で人と人との深い交流関係をもち、人間同士の信頼関係を築くことが先決問題であろう。
下戸であれ、飲兵衛であれ、嫌な飲み会には行かぬが一番である。
先週の4月4日の朝日新聞声欄に、新入生歓迎会を皮切りにサークルや学科の友人との飲み会の多さに辟易としているという趣旨の、「お酒なしでも交流できぬか」と題する大学生からの投書があった。
この投書を以下に要約してみよう。
飲み会のほとんどが飲み放題で意識がなくなるまで飲んだり、「一気」コールで盛り上がったり、朝までハシゴ…。大学生は未成年者も多いのに当たり前のように飲んでいる。自分は全く飲めないのに、勧められたりして飲まざるを得ない状況になってしまうことも多く苦痛である。金銭的にも痛い。しかし、断れば付き合いが悪いと思われるのでなるべく行っている。社会人も含めて酒なしでは深い交流関係が持てないのは寂しいことだ。
この大学生の投書を読んだ私見の結論を端的に述べよう。 嫌な飲み会に行く必要などまったくない。進んでパスしよう。
本ブログの“酒”カテゴリーのバックナンバーで再三述べてきているので読者の皆さんは既にご存知であろうが、私は自称“飲兵衛”を宣言する程の相当の飲兵衛である。
行きましたよ、行きました。自慢じゃないけど娘18の頃から(ごめんなさい、見逃して下さい。)新入生歓迎会、新人歓迎会、ありとあらゆる飲み会に顔を出しては、駆けつけ三杯から始まり朝になるまでハシゴ…、率先して主体的にとことん飲んだくれましたよ。
そんな私にも、この投書者の大学生とはまったく逆の立場から嫌な飲み会というものがある。
既にバックナンバー「飲兵衛はつらい?!」においても述べているが、私のような飲兵衛にとっては、自分のペースで飲めない飲み会というものほどつらいものはない。自分を押し殺して、飲むスピードをゆっくり目に、飲む量を少なめに周りに合わせなければいけない飲み会というのがたまにあるのだが、これは飲兵衛にとっては究極のストレスが溜まる飲み方である。
大勢で飲む場合は大抵飲めない人から順に帰っていって、会が進むにつれ自然淘汰され、“飲んだくれ”仲間だけが残るので、結構最後まで楽しめる。 ところが、さほど親しくない少人数の飲み会においては、上記のような“究極ストレス飲み会”となることが少なくない。過去において何度か経験があるのだが、これは本当につらい。 今となってはそれを十二分に悟っているため、その種の飲み会は口実をつけて必ずお断りすることに決めていて、まかり間違っても参加しない。
そしてもう一点、この大学生の投書で気になるのは「飲み会」の位置づけである。
失礼ながら、大学生と言うとまだまだ人生経験が浅い人達の集まりであるため、飲み会を断れば付き合いが悪いと思われる、という貧弱な発想もやむを得ないのかもしれない。
だが、「飲み会」というのは元々信頼関係がある者同士で設けるべき会であり、「飲み会」によって深い交流関係を作るという性質のものではない、と私は捉えている。「飲み会」とは酒を飲んで一定時間皆で馬鹿になることを楽しむ会なのだ。そのように醜態をとことんさらす全人格的付き合いである会合において、見知らぬ人や付き合いの浅い人と場を共有するのは元々極めて危険である。信頼関係があるからこそ皆で馬鹿になり切れ、美味しい酒が楽しめるというところが「飲み会」の使命であるのだ。
そういう意味ではこの投書者のおっしゃるように、まずはお酒のない別の場で人と人との深い交流関係をもち、人間同士の信頼関係を築くことが先決問題であろう。
下戸であれ、飲兵衛であれ、嫌な飲み会には行かぬが一番である。
私も最近こそ酒量を加減するようになりましたが、正真正銘の呑み助です。
酒は楽しく美味しく飲む事を基本理念に掲げており、この理念だけは絶対に崩さぬように心掛けております。
人に酒を注がない。
人それぞれ自分の飲み方、ペースが有ります。
それを崩すような振る舞いはいけません、ましてや飲めない人には無理強いせず、代わりに食べる事や雑談する事を勧める、逆に自分が注がれそうになったら逃げます、自分の酒は自分で注ぐ。
仕事の話や愚痴、人の悪口、世の中への不満、これらの話題を酒の席に持ち込まない、酒が不味くなるだけです。
極め付けは自分が酔って来たと自覚したら飲むのをやめて家に帰って寝る。
いちばんつまらないヨッパライのタイプですが、人を巻き込まないで酒を楽しめるのがヨッパライと私は思います。
嫌な飲み会には行かぬが一番、大賛成です。
今の時代、飲兵衛はたたかれます。世間に迷惑をかけない範囲でお酒を楽しめればいいと思っていても、残念ながら、飲兵衛の存在自体が疎ましく思われる時代へ突入しております。
そんな私も人生経験を積み重ねるごとに、飲兵衛なりにお酒の飲み方を心得てきております。
飲兵衛が市民権を得ない時代にますます突入していますが、少なくとも世間に迷惑はかけず、同時に楽しいお酒を享受し続けたいと考えております!
酒好きにとって、いやむしろ、酒好きこそ辛いのが付き合い酒(飲み会)ですよね。
私は、ビールをこよなく愛するが故に、ビールの注ぎ合いというのが大嫌いです。
半分くらい飲んだらすぐジョボジョボ~と注がれる。あれが一番頭にきますね。
でも付き合いの席上、露骨にそうも言えず、さりとてビールは美味しく飲みたい。
ということで、結局注がれる前に飲み干してしまえ、という荒業で(笑)結構な勢いで飲み進むはめになってしまいます。
やはり気の置けない連中と、下らない馬鹿話を肴に飲むっていうのが一番ですね。
コメントまでお書き下さり、本当にうれしく思います!
そうですか。まっくさんはビールにこだわりを持っていらっしゃるのですね。
そんなまっくさんが飲んでる途中でビールを注がれてしまう苦悩が何だか痛いほど通じます。
私は酒なら何でもいい種の飲兵衛なのですが、それでも自分のペースで飲みたい思いはとても強いのです。だからといって、女が手酌というのも皆さんびっくりしますし…。
でも、今の私は必ず手酌ですし、それを認めてくれない人とは一切飲まないことに決めています!
まっくさん、また是非お越し下さい!!
飲み会と 合コンを混同している方々も 非常に多いです
今日も良いお話を ありがとう御座いました
私の拙い記事をお読みいただき晴れ晴れして下さって恐縮です。
飲み会と合コンの定義の違いを私も十分には把握しておりませんが、いずれにしましても、本文中に書きましたように、飲む会合というのは基本的には信頼関係のある者同士で設けるものだと思います。
そして、飲む量やペースは人それぞれなのだから、肝心なのは人の飲み方に干渉しないのが鉄則と考えます。
結構いるんですよ。食べながら飲まないと体に悪い云々説教し始める奴が…。一般論としては正論かもしれないけど、それも人それぞれ。こういうお節介がいるだけで場をぶち壊されますね。
付き合いが浅くても、これを心得ているメンバーとは結構楽しく飲めるものです。
軽トラ億万さん、またお越し下さいね!!
少々意地悪に言ってしまえば、そういう人は相手においしくビールを飲んでもらおうなんて気持ちは全然なく、ただ自分がよく気がつくことをアピールしたいだけなんじゃないの?なんて思いますよ。あるいは支配欲?
よく気がつく若い女の子に嫉妬しているオバサンめなんて言うなかれです。
若い人はそんなことはしないです。だから好き。
ひょっとしたらそうやって好き勝手しておいて気配りと言い張ることが、実は失礼だと知っているのでできないのかもしれないですね。それでいてやれ注がないのも飲まないのも気が利かないと言われたら立つ瀬がない。利口な子ほどつらいと思います。
でも、回を重ねるにつれて不適切なふるまいをする人は次第に呼ばれなくなりますから、立つ瀬ない立場も一時的なものなのでしょうね。
一方、私的な飲み会には呼ばれなくなって自分の問題点が分からない不適切なやつは、いずれ冠婚葬祭や公的な場で大失敗をやらかしてしまうんでしょうね。
やっぱり原さんがいつもおっしゃっている通り、人のつながりを大事にして思いやりを持とう、という結論になだれ込んでいっちゃいました。
量さんが来て下さらないコメント欄は、グラスの口に塩を塗り忘れたソルティドッグのようでしたよ。
そうなんです。ずっと昔って、女は酒宴でも飲まずにお酌をすることを期待されていたものです。
私はとにかく自分がマイペースで飲みたい人間なので、それを期待されていることを重々承知しながらも人んいお酌することはなるべく避けるようにしています。
それを何度か職場の男性にとがめられたことがあります。一番印象的なのは、比較的近年の職場の飲み会での話ですが、自然科学分野で日本でも著名な某大学教授から、「あなたは新入りなんだから座ってないで継いで歩くのが礼儀だ。」ととがめられたことがあります。私はとっさに、セクハラとして訴えてもいいレベルの発言と感じましたが、酒の席での“常識”の捉え方にあまりにも開きがあることに唖然としたものです。それ以降はこの職場の飲み会には誰に誘われようが一切出ないことを固く決心しました。
現在では、こういう発言がセクハラ行為であることを認識している人が多く、こんな目には合いませんが…。
量さんのコメントで思い出しましたので、ちょっと書かせていただきました。
量さん、また時間があったら来て下さいね!待ってま~す!
自分は酒はあまり強くない(というか本当は飲んではいけない、本来アルコール禁忌の中枢神経に作用する薬を商品名ベースで6種類飲んでいる。一般名ベースでも4種類)のですが、飲み会自体は嫌いではありません。
その代わり飲むペースが挙げずにすむという理由で、焼酎の水割りないしはお湯割り(しかも「本格」ではなく、果実酒やカクテルベースに使うホワイトリカーI類に限る)を時間をかけてゆっくり飲むことでなんとか場をつないでいます。
ビールとかだと「おせっかいにも」ついで回る人がいるので閉口しますね。こちらも飲みかけに注いでもらうのはどうも…と思ってしまうので、つい空けてしまったりしますし(つい愛想をふりまいてしまうんだよねぇ、魚座生まれのよくない癖だ…)。
そういう意味では手酌でほっとかれていた方が安心できます。
やったりとったりしたい人を否定はしません。でも、自分は巻き込まないでね、というのは偽りのない本音です。
知っている人なら「あいつはあ~言う奴だから」ってことで理解しているのですが、そうでない人だと結構辛いですね。
そういう意味で、飲みは信頼できる人と行くに限る、というご意見には賛成です。
問題はその信頼に足る人がどれだけいるかだな…
私も長かりし独身時代には、飲み仲間には何不自由ない身でした。
周りはみんな、同じ位飲める飲兵衛ばかりで、夜な夜なと言ってもいいほど美味しいお酒を堪能していました。
今ははっきり言って、私もお酒を美味しく飲める相手に不自由しています。だからこそ、こういう記事を書いて鬱憤を晴らしているとも言えます。
お酒って、いい加減に飲んでも体を壊すだけで何のメリットもありません。
特にごまめさんのように薬剤とのからみがある方にとっては深刻な話ですよね。
だからこそ、飲み方や飲み仲間って本当に大事だと思います。
それにしても、ごまめさんって愛想を振りまく人だったんですか?!! それは初耳で興味津々ですね!