先だって、知人から突拍子もない相談を受けた。
何でも、大学生の未成年の娘さんが風俗(キャバクラ)でアルバイトをしたいと言うのだがどう思うか、とのことである。
私の答えは迷うことなく即答で「NO!」なのではあるが、なぜ親の立場としては答えが明白であろうはずのそういう類の相談を、あえて知人は私に持ち出したのかが興味深い。
知人の相談によると、都会で一人暮らしで大学に通う娘さんは既に複数のアルバイトに励んでいるのだが、風俗(娘さんの場合はキャバクラ希望らしいのだが)は普通のアルバイトと比べて時給が飛び抜けて高いので、短時間で大金が稼げて効率がよい、とのことである。しかも今時風俗は大学生にとって一般的なアルバイトであり、周囲の女の子皆が風俗のアルバイトをしていて、娘さんの大学で風俗にかかわっていないのは自分を入れて3人しかおらず出遅れている。加えて、遊楽費等の出費もかさむためそれを親には迷惑をかけずに自分で稼ぎたい。とにかく体験入店だけでも早くしたい、とのことであった。
今回相談を受けた知人とは、ご自身は今までの人生においてそういう世界とは一切縁のないお嬢さんタイプの人物である。娘さんの自立心は認めるものの、話の信憑性等に関して自身では判断できないため、長い独身時代に多業種の仕事を経験しつつ、したたかに生きてきている“海千山千”の私に相談を持ちかけたというのが事の次第である。
この場合の「風俗」とは当然ながら「性風俗」である。すなわち、性的サービスを提供する業務が「風俗業」である。
知人は、私が30歳代の学生時代にラウンジコンパニオンやパーティコンパニオンを経験していることを引き合いに出して相談する。そこで私は知人に説明した。私が経験した上記コンパニオンの仕事も確かに酒の席で女であることを売り物にしつつ媚を売る仕事ではあるが、“着席”しないことが特徴である点を強調した。“着席”するかしないかには雲泥の差がある。すなわち、体に触れられるか触れられないかの差があることを強調した。(すなわち、私が経験したコンパニオンとはあくまでも“観賞用”なのである。) キャバクラという所は私はまったく未知の世界であるが、おそらく“キャバクラ嬢”とは客席に着席して客に体を触れられることが前提の業務なのであろう。(違いますか?ご存知の殿方、是非お教え下さればと思います。)
そこでまずは、まだ未成年で将来のある大事な娘さんが、見ず知らずの男性に夜な夜な最低限体を触られることを想像してみるように知人に促した。
知人の娘さんの年齢的な要因も大いに考慮するべきことも指摘した。まだ未成年で人生経験が浅く、判断能力や責任能力もまだまだ未完成状態であろう。
私は元々職業差別意識はない部類の人間である。風俗であれ何であれその道のプロとして成功しようという意欲が本気であるのならば、ことこん全力でぶつかればよいと思っている。 知人の娘さんの場合、大学卒業後はそれなりの“真っ当な”道に就職する予定とのことで、風俗はあくまでも学生時代のみのアルバイトの位置付けにしたいとのことである。 例えば年齢は若くとも既に複眼的視野を十分に育てていて、事象の客観視や使い分けが自在に出来る能力が備わっているというのならば話は別である。だが、判断能力もないのに甘っちょろくいい加減な意識で風俗の道に足を踏み入れるのは危険性が高過ぎるし、世の中それ程甘くもない点も知人に釘をさした。
いやはや、一体今時の若い学生は何を考えているのやら。 片や、それを認めている、あるいは見て見ぬ振りをしている、または気付きもしないで放置している保護者の思考回路もアンビリーバブルな世界である。
学生がアルバイトをする事自体は有意義であり私は賛成である。学業の合間に職業経験を積んだり、自分で収入を得ることを経験する事は若かりし頃の貴重な体験となろう。
「風俗」ねえ。 その種(誰でもいいから触られたい等?)の特殊な嗜好のある女性(男性も?)には適した楽しい職業であるのかもしれない。 が、若年者が小遣稼ぎを目的に安易に足を踏み入れる場であるのかどうか…。
社会の荒廃、閉塞化が急激に進んでいる今の時代背景には、こんな女子学生のアルバイト事情も影を潜めていそうである。
何でも、大学生の未成年の娘さんが風俗(キャバクラ)でアルバイトをしたいと言うのだがどう思うか、とのことである。
私の答えは迷うことなく即答で「NO!」なのではあるが、なぜ親の立場としては答えが明白であろうはずのそういう類の相談を、あえて知人は私に持ち出したのかが興味深い。
知人の相談によると、都会で一人暮らしで大学に通う娘さんは既に複数のアルバイトに励んでいるのだが、風俗(娘さんの場合はキャバクラ希望らしいのだが)は普通のアルバイトと比べて時給が飛び抜けて高いので、短時間で大金が稼げて効率がよい、とのことである。しかも今時風俗は大学生にとって一般的なアルバイトであり、周囲の女の子皆が風俗のアルバイトをしていて、娘さんの大学で風俗にかかわっていないのは自分を入れて3人しかおらず出遅れている。加えて、遊楽費等の出費もかさむためそれを親には迷惑をかけずに自分で稼ぎたい。とにかく体験入店だけでも早くしたい、とのことであった。
今回相談を受けた知人とは、ご自身は今までの人生においてそういう世界とは一切縁のないお嬢さんタイプの人物である。娘さんの自立心は認めるものの、話の信憑性等に関して自身では判断できないため、長い独身時代に多業種の仕事を経験しつつ、したたかに生きてきている“海千山千”の私に相談を持ちかけたというのが事の次第である。
この場合の「風俗」とは当然ながら「性風俗」である。すなわち、性的サービスを提供する業務が「風俗業」である。
知人は、私が30歳代の学生時代にラウンジコンパニオンやパーティコンパニオンを経験していることを引き合いに出して相談する。そこで私は知人に説明した。私が経験した上記コンパニオンの仕事も確かに酒の席で女であることを売り物にしつつ媚を売る仕事ではあるが、“着席”しないことが特徴である点を強調した。“着席”するかしないかには雲泥の差がある。すなわち、体に触れられるか触れられないかの差があることを強調した。(すなわち、私が経験したコンパニオンとはあくまでも“観賞用”なのである。) キャバクラという所は私はまったく未知の世界であるが、おそらく“キャバクラ嬢”とは客席に着席して客に体を触れられることが前提の業務なのであろう。(違いますか?ご存知の殿方、是非お教え下さればと思います。)
そこでまずは、まだ未成年で将来のある大事な娘さんが、見ず知らずの男性に夜な夜な最低限体を触られることを想像してみるように知人に促した。
知人の娘さんの年齢的な要因も大いに考慮するべきことも指摘した。まだ未成年で人生経験が浅く、判断能力や責任能力もまだまだ未完成状態であろう。
私は元々職業差別意識はない部類の人間である。風俗であれ何であれその道のプロとして成功しようという意欲が本気であるのならば、ことこん全力でぶつかればよいと思っている。 知人の娘さんの場合、大学卒業後はそれなりの“真っ当な”道に就職する予定とのことで、風俗はあくまでも学生時代のみのアルバイトの位置付けにしたいとのことである。 例えば年齢は若くとも既に複眼的視野を十分に育てていて、事象の客観視や使い分けが自在に出来る能力が備わっているというのならば話は別である。だが、判断能力もないのに甘っちょろくいい加減な意識で風俗の道に足を踏み入れるのは危険性が高過ぎるし、世の中それ程甘くもない点も知人に釘をさした。
いやはや、一体今時の若い学生は何を考えているのやら。 片や、それを認めている、あるいは見て見ぬ振りをしている、または気付きもしないで放置している保護者の思考回路もアンビリーバブルな世界である。
学生がアルバイトをする事自体は有意義であり私は賛成である。学業の合間に職業経験を積んだり、自分で収入を得ることを経験する事は若かりし頃の貴重な体験となろう。
「風俗」ねえ。 その種(誰でもいいから触られたい等?)の特殊な嗜好のある女性(男性も?)には適した楽しい職業であるのかもしれない。 が、若年者が小遣稼ぎを目的に安易に足を踏み入れる場であるのかどうか…。
社会の荒廃、閉塞化が急激に進んでいる今の時代背景には、こんな女子学生のアルバイト事情も影を潜めていそうである。
その人はそれだけ追い詰められているのでしょうか。
そうだとしたら、親に相談するなり対応策を講じるべきだと思います。
突然のコメントにて失礼致します。
汗を流して、割に合わない賃金で仕事をこなす。
古臭い話ですけど、これこそ金の有り難味と重みを感じる事の出来る世界は他に無いと思います。
そして、安易に金が入る職業の裏にはそれ相応の闇が控えているのが現実です。
社会を知らぬうちから、株、風俗、法に触れる商品の取引で安易に金が入る事を知ってしまうとつぶしが利かなくなってしまうんです。
その世界から抜けられなくなってしまうんです。
どん底に落ちた時、自力の持てない物の結果は哀れです。
学生のうちの一時だから、そう思って入った世界から抜け出せなくなり、這い上がれないままの闇に消えていった人間を私は知っています。
将来的にも後悔しない職業が、ベターです。
最近の二十歳前後の女性は、キャバクラ程度では、抵抗がなくなってきたそうですが、女性のプライドを捨てていますよね!
女性が性に関係する仕事を選択する内は、男女機会均等法は、絵に描いた餅なんでしょうね!
女性は、プライドを持って、安易に大金をもらえる職業をキャンセルして欲しい。
私は「キャバクラ」なる場所にいった経験はありません。しかし電車の中で隣の方が読むスポーツ紙などによれば、それはもう見るに耐えない内容であります。
親に相談したと言う娘さんは周囲の友人達の言葉を鵜呑みにしていると考えたほうが良いのかも知れません。即ち、「座っているだけで高額の所得が得られる。」と、悪く考えるなら悪の道に引き込もうとしているのかもしれません。
大学生の分別がそこまでになっている事実に驚くと共に週刊誌などに書かれている「女子大生と云々」と言う記事の「Reliabiliy」は高くなりました。無条件で「NO」と言わざるを得ません。
自分からは「もっと自分を大切にしたら」と伝えたいと思います。
そりゃそうですよね。良識的に判断して誰が考えてもこれは「NO!」ですね。
NetKingさん、この相談例の場合、さほど“追い詰められている”訳でもないのです。私の知人である親御さんが風俗の世界について全く知識がないため相談を受けたのですが、基本的に親子共に「風俗」の怖さを認識しておらず、“高給”のみに釣られてしまっている様子です。
無手勝さん、「風俗」の仕事は労働としては“重肉体労働”のようですね。それで結構続かない人もいるようですが…。いずれにしても、人生経験を積まないうちに安易に金が手に入る道に引きずり込まれてしまうと、後々の更正が困難なことでしょう。
ドカドンさん、性を売り物にするとは全く動物的で人間としてのプライドがないですね。一時のお金のためとはいえ、一生取り返しがつかない大事なものを犠牲にする行為であることに気付いて欲しいものですね。
isseiさん、単に“高給”に釣られているだけの場合も多いのでしょうが、内容を承知の上で風俗世界に足を踏み入れる堕落した若者もいるようですよ。若年者の分別のなくなり方は我々の想像をはるかに超えているようです。保護者や周囲の大人や教育制度にも責任はあるでしょう。
池添さん、「自分を大切にする」という言葉の意味さえ勘違いしているのかもしれませんね。“高給”を手に入れて遊楽に走ることが彼女達にとってはより大切なのかもしれません。倫理観の欠如の時代を痛感させられます。
あと「No」と言い切れないのは、自分が行ったことあるのと、社会化するほど当たり前になっているからでしょうか?
でも正直、キャバクラ=風俗と考えたことは今までありませんでした(^_^;)でもその入口であることは間違いありませんね(反省)
自分の場合は、若い子と話せる場として何度か(も?)行ったことあります。当然世代ギャップがありますので考え方や流行を知る良い機会なのです。普通の女の子と話せる機会なんて、
そんなにありません。結構緊張しながら話を聞いています。
しかしほとんどの客はプチ風俗としてきてるだろうし、おさわりだってありますね。
一番心配なのは、彼女たちが金銭感覚がなくなることです。社会に出たら混乱してしまいます。結局その道に戻ることになることです。
やっぱり「No」であるべきですね
おそらく店舗間格差も激しいのでしょうね。
でもさんさんがおっしゃるように、風俗の入り口であるとには間違いないでしょう。
さんさんもやはり「NO」とのことで安心させていただきましたが、風俗を利用し恩恵を被っている男性には風俗肯定派も存在します。
ただ、風俗を成り立たせているバックグラウンドにまで思いを馳せた場合、女性の犠牲の上に成り立っていることは否めません。
風俗の女性達の100%が真にその仕事にプライドを持ち“達成感”を感じているのならばいいのですが、そうではなく、この相談の例のように安易にお金に釣られた素人が深い思慮もなく誘い込まれ、犠牲になっている実態です。
こんな世間知らずの若年者の犠牲を承知の上で、それでも自己の一時の快楽のみを追求するために風俗に通うのは犯罪に近いと私は思います。
男女間の快楽は真っ当な恋愛により達成して欲しいものです。
で、さんさんはキャバクラで“おさわり”はなさらなかったのですね??(失礼しました。)
相談者にそういってあげて下さい。
何故、だめなものはだめ!と説明出来ない親になっているのでしょうかねぇ~~。
ここの所を親に自覚させなければ・・・
世間を知らない親ですね。夫に相談したのかしら?
親に相談した娘さんは可愛いものです。
内緒でやっている子が多いのに・・・
所で、土曜日横浜で「小金沢健人展」を観に行って来たのですが、
インドの映像があって、左都さんのブログを思い出しながら
鑑賞してきました。
(知人さん、この記事も読みましたか?記事に取り上げて、失礼だったらごめんなさいね。 皆さんからいただいたコメントも参考にして下さいね。)
この知人は、風俗の世界などと何の縁もない暮らしをしている方で、“風俗”とはどういう世界なのかを実感として掴めていないものと察しました。
おそらく、娘さんから、「座ってお客さんとお話しするだけだから、大丈夫だよ…」等の形で話を持ちかけられたのではないか?と思います。
そして、旧友の私が独り身でしたたかにコンパニオン等をしつつ、学業に励み“立派に”修士を取得し、その後高校教諭として就職した例を身近に知っているため、危機感がないものとも察します。
娘さんと私とでは、年齢や世間ズレ、海千山千の度合い、物事に対する視点の置き方等が全く異なる事を伝え、“風俗”の危険性を再認識してもらいました。
梅さん、インドの記事も読んで下さっていたのですね!
この度、急に舞い込んできたインド旅行だったのですが、味わい深い旅でした。
若い頃から何度も海外旅行に行っている私ですが、年齢を重ねた後に行く旅は、若い頃とは違った風情があっていいものですね。