原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

悪人のままではいつまでも幸せになれない ー vol.2 ー

2020年08月07日 | 人間関係
 先程、「原左都子エッセイ集」の編集画面を確認していて、2019.11.25公開の表題のエッセイを発見した。


 
 早速その後半部分のみを、以下に再掲載させていただこう。

 さて、郷里の実母より掛かってきた電話の内容だが。
 とりあえず私が母の誕生日祝いに贈った「菓子折」に関するお礼を述べた。 そこまでは問題無いのだが、必ず母が付け加えるのが、「米国の長女からは現金ウン万円が通帳に振り込まれたよ!  あの娘はいつもまとまった現金をくれるんだけど、これが嬉しくて~~ 」   
 この実母の愚かさ加減にいつも辟易とさせられる私だ。  これ、誰が聞いたって「アンタからはいつまでも菓子折しか届かないねえ~~」だろ??
 この実母と姉との関係に関しては以前にも幾度が述べているが、姉の歪んだ性質のために幾つになろうが何処で暮らそうが、ただ一人として信頼出来る友に恵まれずにいる。 それを不憫に思っている実母が90歳近い年齢に至って尚、嫌々ながら電話にて米国の姉の話の聞き役を務めている。  
 時にはその内容が気に入らないと「また姉が無理難題を吹きかけてきた!」等々とすぐに私に泣きつく。  一昨年など「姉がこの施設まで来ると言ってきた。 あんな非常識な奴にここに来られては私の恥だ! 妹のアンタが何とかしてくれ!!」と何の関係も無い私を巻き込む。
 そのくせ、こと姉が「おカネ」を送ってきたとなると手のひら返して「あの子はいい子だ~」などとヘラヘラし始め、上記失言を私に平然とほざく始末だ。
 決して実母がおカネに困っている訳ではない。 (子育てをずっと祖母に任せ)定年まで公務員を続けた関係で十分な年金を受け取っているし、資産も蓄積している。 その年金から現在の住まいである「高齢者自立支援施設」入居料を毎月支払ってお釣りがある身にして、何でこうも強突く張りなのか?! 
  心豊かな余生を暮らせばよいものを、カネが届くとこのざまだ。 母がこんなだから、私は若くして郷里を捨て親を捨てて上京し独立するとの選択を強行した。 (父にも問題があったが、既に60代の若さで他界しているため父に関しては時効が成立している。)
 下の娘(私の事だが)を捕まえては、いつまでも失言を繰り返す我が実母。
 今後、私はこの愚かな実母との関係を如何に続けるべきなのか?
 悪人のままではいつまでも幸せになれないよ。 と言ってやりたいものだが…

 (以上、本エッセイ集バックナンバーより後半部分のみを再掲載したもの。)



 話題を、現時点に戻そう。

 昨夕も、郷里の高齢者自立支援施設に暮らす実母から電話があった。
 上記記述の通り、私にとって実母の電話とは鬱陶しいのみで何らの実りも無い。 それ故、出るのは3度に1回程度にして、後は居留守を使い無視している。

 昨夕もちょうど夕飯準備中でもあり、完全無視を決め込んだ。
 いつもならば、2度かけて私が出ないと諦めるようだが。 昨夕に限っては、その後、固定、携帯と何度も繰り返し電話を掛けて来るではないか!

 もしも万が一生命にかかわるような状況だった場合、実母の保証人としての責任があるため、夕飯の支度にある程度段取りがついた後にこちらから実母へ電話をしてやった。
 「何度も電話が掛かってきたようだけど、どうかしたの?? ちょうど夕食の支度中で出るられなかったのよ。」
 そうしたところ、実母が電話口で「ごめん。ごめん。」と謝る。
 「特別用はなかったのだけど、東京のコロナ感染が心配で、心配で…」

 (用が無いなら電話してくるな!)と言いたいところだが、ここは少し大人になって「大丈夫だよ、十分に気をつけているから。 それより過疎地のそちらこそ今コロナ感染が激増しているじゃないの?」
 母が「その通りで、いつまでも一歩も外出出来ずに不便で困っている。……」と言うため、「何か必要なものがあれば送るよ。」と応えると、「特に無いからいい。 それよりも〇ちゃん(娘のこと)のことを十分に気をつけてあげて。」との返事だ。  (親子関係とは言えども、医学専門家の私に対するアドバイスとしては大いにズレてるなあ。)😖 と違和感を抱きつつも。 
 「貴方も施設長さんの指示に従って、気をつけて暮らすのよ。」と言うと、「ありがとう。」と言って、今回は特段私に喧嘩を売らずに素直に電話を切った。

 どうやら昨夕の場合、私側から電話をかけ直したのが功を奏した様子だ。
 悪人も“少しの親切”で悪人気質が抜けるようだ。😷 
 まあ要するに、“大した悪人ではない”のが実態ということを、私も分かっちゃいるが。

 “手のひらで転がせる”程度の我が実母の“悪人ぶり”を、今後は大目に見てやるか、との気分になった昨夜の電話だった。

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