原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

東京都が隠蔽する新型コロナ “膨大な隠れ感染者数” の実態

2021年08月25日 | 時事論評
 冒頭から、今朝見たネット情報を引用しよう。


 東京に多数の“隠れ感染者”がいることが、内部から指摘された。
 20日、東京では新たに5405人の感染者が確認されたと発表されたが、その一方、東京都モニタリング会議で、国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長が「検査が必要な人に迅速に対応できていない恐れがあり、把握されていない多数の感染者が存在する可能性がある」と述べた。
 検査が足りないために数字として表れないだけで、東京の新規感染者はもっといるのではないかというのは以前から指摘されていたが、それにお墨付きが与えられてしまったかたちだ。 実際、現在の新規感染者数は1万人を超えているとの見方もある。
 ところが、それでもこの国では、国民の命の安全を守ることもそっちのけで24日からパラリンピックを開催しようというのだ。
 パラをめぐっては、組織委員会が競技会場で重度の怪我人や病人が出たときに救急搬送の受け入れ協力を墨田区の都立墨東病院に要請していたが、病院側は「救命救急センターは本来、突発、不測の重症患者に備えるものであり、予定された行事のバックアップをするものではない」とし、コロナ対応を優先させるために要請を断っていたことが判明。あまりも当然の判断であり、さらに言えば、このような厳しい医療体制状況のなかでパラを開催することは選手たちをも危険に晒すことになるだろう。
 だが、それでも菅政権も組織委も東京都も、パラを中止する気がないらしい。いや、それどころか、小池百合子都知事はパラの開催、そしてパラ観戦への子ども動員に対し、尋常ではない執念を日々強めている。
 たとえば、昨日の会見で「最大の危機を迎えています。いま以上に重要な時期はないのでは」などと言いながら、18日時点で約13万2000人もの都内の子どもたちをパラに動員させようとする「学校連携観戦プログラム」については「極めて教育的価値が高い」として実施する方針を崩さなかった。

 (以上、ネット情報を引用したもの。)



 正直に私事を語ろう。

 実は日々電車通勤している我が家の娘も、ついに“コロナ感染騒動”に巻き込まれた。
 先週の8月21日(土)から4日間に渡り37℃の発熱が続いた娘が言うには。
 「職場でコロナ感染(疑)が物凄い勢いで広まっている。 まずは若き男性社員が体調不良で途中帰宅した。 その他の社員達も体調不良者は自宅テレワークをしたりして、何とか凌いでいる。 国や自治体は“発熱したら発熱外来へ行ってPCR検査を受けるように、との指導のようだが。 発熱外来はゲロ混み状態らしく、とてもじゃないがPCR検査を全員にできる訳もない状態らしい。(と言うよりも、そもそも安倍政権時代よりずっと、国は表向きのデータ上患者数を少なくごまかしたいがためにPCR検査をしない方向で動いている、と私は理解している。)
 社員側とて大変だ。PCR陽性になれば自ずと出勤停止の2週間は有給休暇にて休まねばならない。 社員側としてもその事態は回避したいし、企業側としても一度に大勢の社員に2週間も休まれては業務が立ちいかない。 両者共々が暗黙の了解で、重症者を除き、なるべく自宅テレワークで処理することとならざるを得ない。
 参考だが娘が勤務する企業は超高層ビル内にあり、空調等の設備には恵まれ、また天井が高くフロアーもゆったりと人員を配置できるスペースがある。
 にもかかわらず、こういう事態となってしまっている。


 娘の容態を説明すると。
 まず、発熱第一日目の土曜日(職場は休日)のことだが、午後になっても起きてこない。 どうしたのかと娘の部屋へ行くと、何だか辛そうに寝ている。 急いで私が検温を実施すると、案の定37℃の微熱が出ている。 食欲がないと言う娘に「とにかく水分補給はしよう」と指示して、とりあえずそのまま寝かせた。
 2日目の日曜日も同じ症状が続き。 3日目の月曜も37℃が続行したものの、娘曰く「本日はどうしても出勤せねばならない用件があるため出勤する」とのことで、親としては大いに気をもんだが。
 4日目の昨日も37℃を超えたが、自宅にてテレワークに励み。
 5日目の本日やっと、36℃台まで熱が下がったものの、やはり業務をこなさねば、と自宅でテレワークにとりかかっている。 

 この現象は決して我が家のみの光景ではなく、都内有職者の皆さんも同じ思いをされつつ、コロナ感染と闘いながらの日々の勤務状況であろう。


 国や都としては、パラリンピックが終わるまでは何が何でもコロナ感染者数を隠蔽する目的で、数値上は感染者数5000どまりにしたいのが見え見えともいえよう。

 ただ、それを平然とやり続けている間に、都内は取り返しがつかない程の“コロナ地獄”と成り下がっている事実が我が目には既に見えている。

 一体その後、国も都もその“コロナ地獄”に如何に対応せんとの方策を考慮しているのだろうか??


この記事についてブログを書く
« コロナ禍に疲れ果てた日には ... | TOP | 長野県伊那市の農園より今夏... »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 時事論評