原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

“安易に男性に養ってもらう人生” を思い描く女性が今時存在するようだ…

2023年09月03日 | 自己実現
 本日のエッセイ題材は、2023.09.02付朝日新聞「悩みのるつぼ」より引用しよう。


 それでは早速、40代女性による「夫から価値観を否定される」と題する相談を以下に要約引用しよう。

 結婚22年目の専業主婦だが。 夫婦には住宅購入や親の老後、自分たちの墓の問題などじっくり話し合うべき事柄が出てくるが、そういう時に夫から価値観を否定され、涙がとまらなくなることがある。 夫は温厚だが、込み入った話題になると考えや価値観を変えない。 理系でとても理論的で、それに言い返すことができない自分に情けなくもなる。  
 何となく、楽しい毎日を送ることが出来ればいい。価値観が違うのも当たり前。 そう思ってきた。 でも今の私は夫を理解しようというエネルギーが湧いてこないし、夫の方にも私の人格や価値観を理解しようと努めている様子はない。
 独身時代の自分への後悔もある。 私は地元国立大学を卒業したものの正規雇用の仕事に就けず、安易に男性に養ってもらう人生を思い描いてしまった。 今からでも遅くはないと、昨年から仕事を始め、わずかだが収入を得ることもできるようになった。 今すぐに離婚する勇気はないが、この先ずっと夫と一緒にいて、人格を否定された気持ちにさせられるのが怖い。

 (以上、朝日新聞「悩みのるつぼ」相談内容を要約引用したもの。)


 
 早速、原左都子の感想に入ろう。

 まあ、何とも一貫して40代の今まで“他力本願”に生き通してきた女性だこと!!
 かなり呆れ果てるしかないのだが…

 そうですか、地元の国立大学を卒業したが正規雇用の仕事に就けなかったんですね。
 理系では無さそうだし。 文系だとしても教育学部ではなさそうだね。 教育学部の場合は必ずや「教職免許」を取得してほとんどの学生が教師になるものだけど。
 地元での就職を志したが就職先が無かった、との話のようだが。 
 そもそも地元を離れる意思は一切無かったとして、そうだからと言って「安易に男性に養ってもらう人生を思い描いた」との発言に驚かされる!!
 ある意味、大胆不敵とも言えそうだが、私よりもずっと若い世代にして、これまたかなり他力本願! 基本的に「自己確立」が全くできていない、というのか “自己” と言う概念にそもそも全く欠落している女性のようだ。

 ここで、私の事例を挙げても何らの参考にもならないだろうが。
 この私も地方の国立大学出身だが、卒業前に真っ先に目指したのが、「親を捨て、郷里を捨て上京し、とにかく独り立ちする!!」との我が強い意思だった。
 幸いなことに私の場合は医学部出身者であり、地元ならずとも、大都会東京にも数多くの優れた就職先があった。
 ここで高収入を得つつ、上京後は仕事にも私生活にも充実三昧の日々を送ったものだ。
 そんな“夢のような“楽しみを主体的に味わいたい!!と、この相談者は一度も思う事が無かったのだろうか? そうではなく、いきなり「安易に男性に養ってもらう人生を思い描いた」とのこと。
 申し訳ないが、この私にはそれ自体がアンビリバボーな世界だ…

 いえね。 私の場合、面白おかしい独身時代を送っているうちに結果として見合いにての晩婚の道程を歩んだんだけど。
 その晩婚相手も私と同類だったと言うのか、亭主の肩書を言うと「ネイチャー論文提出済み・理学博士取得の物理学研究者」なのだけど。
 この亭主が、これまた可笑しい奴で。
 晩婚後既に30年以上の年月が流れているけど、未だに可笑しい変な二人(例えばお互いに“単独行動主義”)のままで面白楽しい日々を過ごしているよ。😁 😜 



 朝日新聞相談者の40代女性にアドバイス申し上げたいが。

 貴女のその“マイナス思考”人生を、40代の今何とか方向転換できないものだろうか??

 子供さんに関しては、ご夫婦共々そもそも生むつもりはないのだろうか??

 それはよしとして、昨年から始めたと言う「仕事」の充実を主体的に成すとの方策もあるだろうし。

 とにかく、この世をご自身の力量で生きてみよう! との主体的な思いを少しでも抱けた時点で、貴女の人生の幅が格段に広がるであろうと。

 私はアドバイス申し上げたい。😃