原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

高齢者への「年金給付金 ¥5,000-」、私も要らない

2022年03月24日 | 時事論評
  朝日新聞2022.03.18付 「5千円給付案 なぜ高齢者だけ 相次ぐ批判『選挙目当てでは』」と題する記事を、以下に要約引用しよう。

 
 政府・与党がコロナ禍の高齢者向け支援策として検討する「年金生活者臨時特別給付金」が波紋を呼んでいる。 複数の与党幹部によると、約2600万人に一律5千円を配る案も浮上。 現役世代と野バランスを欠くため、若者や専門家からは批判が相次ぐ。 野党も国会論戦持ち込んだ。 (中略)
 給付金は15日に自民、公明両党幹部が首相官邸を訪れて要望した。 対象は高齢者のほか、障害や遺族年金の受給者で、所得が低い住民税非課税世帯向けの10万円の「臨時特別給付金」を受け取った人は除かれる。
 高齢者が受け取る年金額は4月からの来年度、今より0,4%下がる。検討中の給付金で穴埋めすることなどを目的にするという。
 若い世代からの反発は強い。 若者の視点から各党に政策提言をしている一般社団法人「日本若者協議会」の代表理事は、「何としても参院選のある7月までにお金を入れたいのだろう」と切り捨てる。
 「なぜ高齢者だけを今、支援するのか合理性がない。」 しかも今回は、所得が少ない非課税世帯の高齢者を除外する方向で検討が進む。
 現役世代の賃金低下に合わせて年金も抑える仕組みは、自民、公明両党が賛成した16年成立の改正法に盛り込まれたものだった。
 財源として見込まれるのは今年度予算の予備費だ。
 社会保障制度に詳しい某研究員は、「所得の高い高齢者から再配分する形で財源を生み出すことも無く、赤字国債を発行している予算を使って、将来世代の負担をさら増やしながら今の高齢者にお金を配ることは到底理解できない」と手厳しい見方だ。

 (以上、朝日新聞記事の一部を引用したもの。)



 原左都子の私見に入ろう。

 究極正直に言うと。
 私個人的には ¥5,000- なる子供の小遣いよりも少ない給付金を配布すると言われても、ちっとも嬉しくない。
 いや、コロナ禍の給付金¥100,000- に関してはある程度まとまった金額であり多少嬉しかったかもしれないが。😝
  
 しかも今回の給付金配布対象が年金生活者に限定されているという事実も、まさに自公の参院選選挙対策とのご指摘通りであろう。

 加えて、今回は所得が少ない非課税世帯の高齢者は除外する方向で検討しているとのことだ。
 更にはその財源として見込まれるのは、今年度予算の予備費だという。


 意味不明の少額一時金を配るよりも。

 今後政府が優先して知恵を絞るべきは、現在の年金制度の見直しであろう。
 この4月から大幅な物価上昇が既に目に見えているが、物価が上昇しても年金額が増えない状況は今後さらに続くことだろう。
 特に少ない年金で暮らしている国民(私もその一人だが)にとって、今後更なる年金額の引き下げは本気で勘弁願いたいものである。

 今、¥5,000を年金受給者に一律に配る事よりも政府が優先するべきは。
 上記のごとくの年金制度こそを見直して、特に低所得層高齢者の生活を守るべきであることに間違いない。

 そう言う理由で原左都子は今回の「年金給付金¥5,000-」は、本気で要らない。


昨日撮影した自宅近くの桜並木

2022年03月24日 | 雑記
 (冒頭写真は、昨日所用帰りに撮影した自宅近くの桜並木。)


 一昨日の季節外れの大雪以来、私が住む東京でも未だ肌寒い日々が続いているが。

 昨日所用に出かけた帰り道に自宅近くの桜並木を通ったら、この寒さにもかかわらず、桜が開花していた。


 石神井川沿いのこの桜並木だが。

 当然ながら場所により日当たりが大幅に異なるため、桜の開花具合も木々によりそれぞれだ。


 その中で、冒頭写真の桜の木が一番花を咲かせていただろうか?

 場所によっては、未だ一輪の花も咲いていない木々も沢山あった。


          

          

          

          


          

          

          


 東京の今の住居へ引っ越す前から、この地の桜並木が素晴らしい!との情報を得ていたのだが。

 実際春になって初めて見るその絶景には、一家皆で唸ったものだ。😃 

 もう少し日数が経過して桜が全開になる頃には。
 何処からいらっしゃるのか不明だが、沢山の見物客がカメラ片手に大勢集まってくるのもこの地の風物詩だ。


 開花が早かった昨年に比し、今年は桜の開花がここのところの寒さで遅れているため。

 おそらく学校の卒業式・入学式シーズン頃まで持ちこたえ、今年の石神井川沿いの桜は更に美しく咲き誇ることだろう。🌸🌸🌸🌸🌸