結論から先に言うならば。
誰が氏かに“片想い”した人物がたとえ既婚者であろうが、「内心の自由」は法律でも保障されている。
ただお相手の迷惑を考慮して、“ストーカー行為” だけは絶対に避けるべきだ。
さて週末恒例の、朝日新聞2018.12.15付 “悩みのるつぼ” より、30代女性による「パート先の上司に恋♡」と題する相談内容を以下に要約引用しよう。
30代女性、3人の母であり、4世代家族の嫁、自営業の手伝いもしている。 最近某会社でパートを始めた。 会社勤めは人生初めての事で何もかも新鮮で楽しくて仕方がない。 会社ではちゃんと仕事をすれば褒められることが嬉しくて、仕事にのめり込んだ。
そんな日々の中で、ある会社役員男性の存在を強く意識するようになった。 彼は妻子持ちだが、頭の先から足の先までお洒落でクールで知的で仕事が出来る。 ゆっくり話す機会は無いが、1秒でも目が合って挨拶できれば足が震える程うれしい。 家事をしている間も、翌日彼に会える事のためだけに全ての準備をしているような毎日だ。
3人の子供は宝物だし、夫も優しく、一生この人と生きていくのだとの思いに嘘はない。 でも、彼に会うその一瞬のために化粧品を揃え、新しい服と靴を買った。 恋をしていると認めざるを得ない。
主婦が恋して悪いか!と開き直りたいのだが、この年で何をしているんだとも思う。 この恋をどう捉えたら、自分らしく生きられるか。
(以上、“悩みのるつぼ” より30代女性の相談内容を要約引用したもの。)
一旦、私見に入ろう。
まあ何とも真面目で純真で可愛らしい30代の主婦だこと!
いいんじゃないですか? 上司である男性に恋しても。 冒頭にて述べた通り、“内心の自由”は法律でも保障されているよ。
引き続き、社会学者 上野千鶴子氏による「主婦が『片想い』して悪い理由は何もない」と題する回答を以下に要約引用しよう。
(参考だが、今回の上野氏のご回答は我が意と100%重複した理想回答と私は高評価する。)
わお、恋をしているんですか。 ドキドキときめきを感じているんですねえ。 パート先でクールな男性に出会い、毎日に張り合いが出ているんですね。
とは言え、ご自身の状況を正確に認識しましょう。
あなたと彼は「出会って」すらいない。 あなたが彼を一方的に見初めただけ。 これを「片想い」と言う。 「恋」とはお互いのコミュニケーションがあって初めて成り立つもの。
「片想い」はいくらやってもタダ。 主婦が「片想い」して悪い理由は何も無い。 好きなだけ味わって下さい。
で、これからどうなさりたいんです? 声を掛け、デートに誘い、一歩踏み込みたいのですか? つきまとってストーカーまがいになりますか? 忘れてならないのは、会社役員の上司にとっては、あなたはただの「パートのおばさん」ということ。 実際に相手があなたに手を出して来たら、セクハラかもしれませんよ。 それ程に彼が「クールで知的で」尊敬できる上司なら、そんなにリスクの多い関係は職場では結ばないものだ。
あなたの視界に入っている世間は狭すぎる。 「片想い」のよいところは、無断で対象を変えても、誰からも文句を言われないこと。 「あの人カッコイイわねえ」とパート仲間のオバサンたちと噂の種に楽しんで下さい。
もし「心ここにあらず」状態なら、人生後半戦、あなた自身が変化を求めているのかもしれない。 そちらの方が危機が深い。
(以上、“悩みのるつぼ” 上野千鶴子氏ご回答より一部を要約引用したもの。)
再び私見に入ろう。
この相談者の30代主婦女性の相談は、上に記した通り一見“可愛らしく”もある。
ただ、何故こんな相談を敢えて新聞投稿せねばならないかとの主婦の深層心理を探った場合、その「片想い」感情がもやは自己コントロール範疇を超えてしまっているのだろう。
上野氏回答通り、もしかしたら“危機への崩落”を招かないとも限らない心理的怖さを主婦は内在しているのかもしれない。
ここで私事を語っても埒が明かない事は承知だが。
30代後半期まで独身を貫いた私など、30代こそが最高の恋愛三昧期でもあった。 いや実際30代とは真の恋愛適齢期と表現するべきか、“腸に染み渡る”ような濃厚な恋愛を心身が欲して受け入れる時期ではなかろうか?
そんな30代を3人の子どもにご亭主、4世代の家族と自営業に尽くして来た世間知らずの相談者主婦が、「片想い」とは言えども、職場上司のクールな男性に“イチコロ”になってしまっている現状とは必然的である気もする。
最後に、私論でまとめよう。
そうとは言えども、やはり上野氏の回答通りであろう。
ここで道を踏み外した後の相談者自身の人生に思いを及ぼすべきとのアドバイスに、私も同感だ。
と偉そうに言ったとて、相談者主婦の切ない思いも分かるよ。
30代ならず高齢期に差し掛かっている私の目にも、魅力的な男性とは存在するものなのよ。
いえいえさすがに高齢域に差し掛かると 「クール」がどーしたこーしたは二の次でいいんだけど…
私の場合は自分自身が歩んだ道程が専門分野だったせいか、「専門力ある男性」には目が無いなあ。
しかも人格者であられ、他者に優しい男性って、ほんと素敵だよな~~~。
(単なる独り言ですので、どなたもお気になさいませんように。)
誰が氏かに“片想い”した人物がたとえ既婚者であろうが、「内心の自由」は法律でも保障されている。
ただお相手の迷惑を考慮して、“ストーカー行為” だけは絶対に避けるべきだ。
さて週末恒例の、朝日新聞2018.12.15付 “悩みのるつぼ” より、30代女性による「パート先の上司に恋♡」と題する相談内容を以下に要約引用しよう。
30代女性、3人の母であり、4世代家族の嫁、自営業の手伝いもしている。 最近某会社でパートを始めた。 会社勤めは人生初めての事で何もかも新鮮で楽しくて仕方がない。 会社ではちゃんと仕事をすれば褒められることが嬉しくて、仕事にのめり込んだ。
そんな日々の中で、ある会社役員男性の存在を強く意識するようになった。 彼は妻子持ちだが、頭の先から足の先までお洒落でクールで知的で仕事が出来る。 ゆっくり話す機会は無いが、1秒でも目が合って挨拶できれば足が震える程うれしい。 家事をしている間も、翌日彼に会える事のためだけに全ての準備をしているような毎日だ。
3人の子供は宝物だし、夫も優しく、一生この人と生きていくのだとの思いに嘘はない。 でも、彼に会うその一瞬のために化粧品を揃え、新しい服と靴を買った。 恋をしていると認めざるを得ない。
主婦が恋して悪いか!と開き直りたいのだが、この年で何をしているんだとも思う。 この恋をどう捉えたら、自分らしく生きられるか。
(以上、“悩みのるつぼ” より30代女性の相談内容を要約引用したもの。)
一旦、私見に入ろう。
まあ何とも真面目で純真で可愛らしい30代の主婦だこと!
いいんじゃないですか? 上司である男性に恋しても。 冒頭にて述べた通り、“内心の自由”は法律でも保障されているよ。
引き続き、社会学者 上野千鶴子氏による「主婦が『片想い』して悪い理由は何もない」と題する回答を以下に要約引用しよう。
(参考だが、今回の上野氏のご回答は我が意と100%重複した理想回答と私は高評価する。)
わお、恋をしているんですか。 ドキドキときめきを感じているんですねえ。 パート先でクールな男性に出会い、毎日に張り合いが出ているんですね。
とは言え、ご自身の状況を正確に認識しましょう。
あなたと彼は「出会って」すらいない。 あなたが彼を一方的に見初めただけ。 これを「片想い」と言う。 「恋」とはお互いのコミュニケーションがあって初めて成り立つもの。
「片想い」はいくらやってもタダ。 主婦が「片想い」して悪い理由は何も無い。 好きなだけ味わって下さい。
で、これからどうなさりたいんです? 声を掛け、デートに誘い、一歩踏み込みたいのですか? つきまとってストーカーまがいになりますか? 忘れてならないのは、会社役員の上司にとっては、あなたはただの「パートのおばさん」ということ。 実際に相手があなたに手を出して来たら、セクハラかもしれませんよ。 それ程に彼が「クールで知的で」尊敬できる上司なら、そんなにリスクの多い関係は職場では結ばないものだ。
あなたの視界に入っている世間は狭すぎる。 「片想い」のよいところは、無断で対象を変えても、誰からも文句を言われないこと。 「あの人カッコイイわねえ」とパート仲間のオバサンたちと噂の種に楽しんで下さい。
もし「心ここにあらず」状態なら、人生後半戦、あなた自身が変化を求めているのかもしれない。 そちらの方が危機が深い。
(以上、“悩みのるつぼ” 上野千鶴子氏ご回答より一部を要約引用したもの。)
再び私見に入ろう。
この相談者の30代主婦女性の相談は、上に記した通り一見“可愛らしく”もある。
ただ、何故こんな相談を敢えて新聞投稿せねばならないかとの主婦の深層心理を探った場合、その「片想い」感情がもやは自己コントロール範疇を超えてしまっているのだろう。
上野氏回答通り、もしかしたら“危機への崩落”を招かないとも限らない心理的怖さを主婦は内在しているのかもしれない。
ここで私事を語っても埒が明かない事は承知だが。
30代後半期まで独身を貫いた私など、30代こそが最高の恋愛三昧期でもあった。 いや実際30代とは真の恋愛適齢期と表現するべきか、“腸に染み渡る”ような濃厚な恋愛を心身が欲して受け入れる時期ではなかろうか?
そんな30代を3人の子どもにご亭主、4世代の家族と自営業に尽くして来た世間知らずの相談者主婦が、「片想い」とは言えども、職場上司のクールな男性に“イチコロ”になってしまっている現状とは必然的である気もする。
最後に、私論でまとめよう。
そうとは言えども、やはり上野氏の回答通りであろう。
ここで道を踏み外した後の相談者自身の人生に思いを及ぼすべきとのアドバイスに、私も同感だ。
と偉そうに言ったとて、相談者主婦の切ない思いも分かるよ。
30代ならず高齢期に差し掛かっている私の目にも、魅力的な男性とは存在するものなのよ。
いえいえさすがに高齢域に差し掛かると 「クール」がどーしたこーしたは二の次でいいんだけど…
私の場合は自分自身が歩んだ道程が専門分野だったせいか、「専門力ある男性」には目が無いなあ。
しかも人格者であられ、他者に優しい男性って、ほんと素敵だよな~~~。
(単なる独り言ですので、どなたもお気になさいませんように。)