沖縄県知事の翁長雄志氏が8日午後7時までに、膵臓(すいぞう)がんのため入院中の浦添総合病院で死去したことが分かった。 67歳だった。
米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設への反対を訴え、2014年の県知事選で初当選。新基地建設反対を最後まで貫いた。
翁長知事は1950年生まれ、那覇市出身。 85年に那覇市議に初当選し2期、その後県議を2期、2000年から那覇市長を4期14年務めた。
以上、ネット情報より先ほど引用したもの……
私は、翁長知事が沖縄県知事に初当選した直後より、翁長知事の政策を支持させて頂いている。
その一端である 2014.11.17 公開「イデオロギーよりアイデンティティで沖縄辺野古を守ろう!」と題する「原左都子エッセイ集」バックナンバーの一部を、以下に再び繰り返させて頂こう。
昨夜私は一筋の明るい光をみた。
昨日(11月16日)投開票された沖縄県知事選挙で、日本共産党・社会民主党・生活の党・沖縄社会大衆党・県民ネット・那覇市議会新風会の支援を受けた翁長雄志氏が初当選を果たした。
翁長雄志氏の略歴をウィキペディアより引用して紹介すると、1950年、沖縄県真和志村(現那覇市)生まれ。法政大学法学部法律学科卒業。那覇市議会議員、沖縄県議会議員を経て、2000年、那覇市長選に出馬し当選。以後4回連続当選。 との事である。
沖縄知事選結果の詳細、及び翁長雄志氏が沖縄県知事選挙戦前にメディアを通して述べた知事候補として立候補するに際する信条の程等々を、以下にネット情報を参照しつつその一部を紹介しよう。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設が最大の争点となった沖縄県知事選は16日投開票された。 移設に反対する無所属新人の前那覇市長翁長雄志氏が、移設推進を訴えた無所属現職の仲井真弘多氏ら3氏を破り、初当選した。次点の仲井真氏に約10万票の大差をつけた。 政府方針を支持する仲井真氏の敗北は、衆院選を前に政権に打撃となる。 政府は移設を予定通り進める方針だが、移設反対の民意が明確に示されたことで、計画への影響は避けられない。
初当選を決めた翁長氏は「私が当選したことで基地を造らせないという県民の民意がはっきり出た。それを日米両政府に伝え、辺野古の埋め立て承認の撤回に向けて県民の心に寄り添ってやっていく」と述べた。
翁長氏は戦後69年たっても変わらない基地負担の中での辺野古移設を「沖縄への構造的差別」と位置付け、「基地は経済発展の最大の阻害要因」と主張。 前回知事選で「県外移設」を訴えながら、昨年末に辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請を承認した仲井真氏に対する県民の反発を追い風に保革を問わず支持を得た。
今度の選挙は仲井真知事の埋め立て承認に対し、民意を問うものになると思っています。 工事を強行している安倍政権に対して、沖縄の民意をぶつけるということです。 私たちは、仲井真さんの普天間県外移設の公約破棄を容認していません。 今度の知事選は、公約破棄である埋め立て承認に対する県民の初めての判断になります。だからこそ結果をしっかりと出す必要があるのです。 私たちは「オール沖縄」とよく言っていますが、「イデオロギーよりもアイデンティティーが大切」ということです。「心を結集して闘っていこう」と呼びかけています。
ただし、日本政府、アメリカ政府の権力は大変強大でありますから、私たちがこういう集会を20万人規模で開いても、いまの状況で進めていくと思います。 ただ時代背景が変わってきた。アジアのダイナミズムを沖縄で体現することができるようになりました。 別の言い方をすると、日本という国が疲弊してきている。アジアを見つめてみると、沖縄がこの地域のゲートウエー(玄関口)になり、フロントランナーにならないといけない。そういう中で、辺野古基地反対の大きなうねりが沸き起こります。「新基地建設を中止して日本国民全体で安全保障を考え直す」ということにつながっていくのではないか。沖縄県知事選によって日本の安全保障政策を変えていくのです。
私からすれば、日本全体で0・6%しかない沖縄に米軍基地を押し付けておいて、抑止力も何もないと思いますよ。 日本国民全体で守って初めて抑止力が働くのであって、「日本国全体で守る」という素地をつくっておかないと、抑止力にならないと思いますし、日本国の決意は見えません。このままでは沖縄戦の70年前と同じです。
(以上、ネット情報より翁長雄志氏のポリシーの程を紹介したもの。)
原左都子の私論でまとめよう。
これ程までに沖縄が過去に於いて国内外から虐げられてきた歴史を勘案した上で、沖縄県民の未来を示唆する力量を備えられている翁長雄志氏に、私とて一票を投じたい思いだ。
最後になるが、学問好きな原左都子より「イデオロギー」と「アイデンティティ」の言葉の説明をしておこう。
翁長雄志氏がおっしゃるところの「イデオロギー」とはおそらく、思想傾向、政治や社会に対する考え方の意味合いであろう。 「アイデンティティ」に関してもこの場合は、他者や共同体から認められる自己の存在証明との意味合いでよいだろう。
まさにその意味合いで、今回の沖縄県民知事選に於ける闘いとは「アイデンティティ」の確立であったと私も捉える。
国家(及び米国)の歪んだイデオロギーに長年翻弄され続けて来た沖縄県民皆さんが、今回選んだ知事の下、県民としてのアイデンティティを取り戻せる事に私も期待し応援し続けたい思いだ!!
(以上、翁長氏に関する我がエッセイ集バックナンバーの一つの一部を紹介させていただいたもの。)
沖縄の未来を背負い大いなるポリシーを抱き国や米国と闘われて来た翁長氏が、膵臓癌を患い67歳との若さで命を閉じられた事実が実に無念だ。
今はとにかく、翁長氏のご冥福をお祈りするしか手立てが打てないのが悔しくもある……
米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設への反対を訴え、2014年の県知事選で初当選。新基地建設反対を最後まで貫いた。
翁長知事は1950年生まれ、那覇市出身。 85年に那覇市議に初当選し2期、その後県議を2期、2000年から那覇市長を4期14年務めた。
以上、ネット情報より先ほど引用したもの……
私は、翁長知事が沖縄県知事に初当選した直後より、翁長知事の政策を支持させて頂いている。
その一端である 2014.11.17 公開「イデオロギーよりアイデンティティで沖縄辺野古を守ろう!」と題する「原左都子エッセイ集」バックナンバーの一部を、以下に再び繰り返させて頂こう。
昨夜私は一筋の明るい光をみた。
昨日(11月16日)投開票された沖縄県知事選挙で、日本共産党・社会民主党・生活の党・沖縄社会大衆党・県民ネット・那覇市議会新風会の支援を受けた翁長雄志氏が初当選を果たした。
翁長雄志氏の略歴をウィキペディアより引用して紹介すると、1950年、沖縄県真和志村(現那覇市)生まれ。法政大学法学部法律学科卒業。那覇市議会議員、沖縄県議会議員を経て、2000年、那覇市長選に出馬し当選。以後4回連続当選。 との事である。
沖縄知事選結果の詳細、及び翁長雄志氏が沖縄県知事選挙戦前にメディアを通して述べた知事候補として立候補するに際する信条の程等々を、以下にネット情報を参照しつつその一部を紹介しよう。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設が最大の争点となった沖縄県知事選は16日投開票された。 移設に反対する無所属新人の前那覇市長翁長雄志氏が、移設推進を訴えた無所属現職の仲井真弘多氏ら3氏を破り、初当選した。次点の仲井真氏に約10万票の大差をつけた。 政府方針を支持する仲井真氏の敗北は、衆院選を前に政権に打撃となる。 政府は移設を予定通り進める方針だが、移設反対の民意が明確に示されたことで、計画への影響は避けられない。
初当選を決めた翁長氏は「私が当選したことで基地を造らせないという県民の民意がはっきり出た。それを日米両政府に伝え、辺野古の埋め立て承認の撤回に向けて県民の心に寄り添ってやっていく」と述べた。
翁長氏は戦後69年たっても変わらない基地負担の中での辺野古移設を「沖縄への構造的差別」と位置付け、「基地は経済発展の最大の阻害要因」と主張。 前回知事選で「県外移設」を訴えながら、昨年末に辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請を承認した仲井真氏に対する県民の反発を追い風に保革を問わず支持を得た。
今度の選挙は仲井真知事の埋め立て承認に対し、民意を問うものになると思っています。 工事を強行している安倍政権に対して、沖縄の民意をぶつけるということです。 私たちは、仲井真さんの普天間県外移設の公約破棄を容認していません。 今度の知事選は、公約破棄である埋め立て承認に対する県民の初めての判断になります。だからこそ結果をしっかりと出す必要があるのです。 私たちは「オール沖縄」とよく言っていますが、「イデオロギーよりもアイデンティティーが大切」ということです。「心を結集して闘っていこう」と呼びかけています。
ただし、日本政府、アメリカ政府の権力は大変強大でありますから、私たちがこういう集会を20万人規模で開いても、いまの状況で進めていくと思います。 ただ時代背景が変わってきた。アジアのダイナミズムを沖縄で体現することができるようになりました。 別の言い方をすると、日本という国が疲弊してきている。アジアを見つめてみると、沖縄がこの地域のゲートウエー(玄関口)になり、フロントランナーにならないといけない。そういう中で、辺野古基地反対の大きなうねりが沸き起こります。「新基地建設を中止して日本国民全体で安全保障を考え直す」ということにつながっていくのではないか。沖縄県知事選によって日本の安全保障政策を変えていくのです。
私からすれば、日本全体で0・6%しかない沖縄に米軍基地を押し付けておいて、抑止力も何もないと思いますよ。 日本国民全体で守って初めて抑止力が働くのであって、「日本国全体で守る」という素地をつくっておかないと、抑止力にならないと思いますし、日本国の決意は見えません。このままでは沖縄戦の70年前と同じです。
(以上、ネット情報より翁長雄志氏のポリシーの程を紹介したもの。)
原左都子の私論でまとめよう。
これ程までに沖縄が過去に於いて国内外から虐げられてきた歴史を勘案した上で、沖縄県民の未来を示唆する力量を備えられている翁長雄志氏に、私とて一票を投じたい思いだ。
最後になるが、学問好きな原左都子より「イデオロギー」と「アイデンティティ」の言葉の説明をしておこう。
翁長雄志氏がおっしゃるところの「イデオロギー」とはおそらく、思想傾向、政治や社会に対する考え方の意味合いであろう。 「アイデンティティ」に関してもこの場合は、他者や共同体から認められる自己の存在証明との意味合いでよいだろう。
まさにその意味合いで、今回の沖縄県民知事選に於ける闘いとは「アイデンティティ」の確立であったと私も捉える。
国家(及び米国)の歪んだイデオロギーに長年翻弄され続けて来た沖縄県民皆さんが、今回選んだ知事の下、県民としてのアイデンティティを取り戻せる事に私も期待し応援し続けたい思いだ!!
(以上、翁長氏に関する我がエッセイ集バックナンバーの一つの一部を紹介させていただいたもの。)
沖縄の未来を背負い大いなるポリシーを抱き国や米国と闘われて来た翁長氏が、膵臓癌を患い67歳との若さで命を閉じられた事実が実に無念だ。
今はとにかく、翁長氏のご冥福をお祈りするしか手立てが打てないのが悔しくもある……