今回の話題は、平日昼間放送されている NHK総合テレビ番組 「連続クイズホールドオン」 をご覧になっていない方には、特に前半部分が分かりにくい内容であることを最初にお詫びしておく。
実は原左都子は、そのNHK「連続クイズホールドオン」を本日(6月17日)時点で7連勝中のチャンピオン 鈴木由佳里さんのファンなのだ。 挑戦者として出場された第1回目より一ファンとして勝手に応援させていただいている。
鈴木由佳里さんの何がいい、って、この方、素晴らしいまでに“テンションが低い”のである。
そもそもこの番組、NHK近年の番組作り傾向の例外ではなく民放バラエティ番組模倣で“やかましく鬱陶しい”。
クイズ番組好きの私だが、クイズに特化してもっと落ち着いた雰囲気で淡々と放送できないものかとその煩さに嫌気がさしつつ、それでもクイズに回答したいがために我慢して見ている。 特に番組前半の挑戦者紹介場面が鬱陶しい。 出演者本人のみならず会場に来ている家族にまでインタビューするのだが、真にクイズ好きな人種としてはそんなものどうでもよく出来れば割愛して欲しい思いだ。
(個人情報保護法上も如何かと懸念するのだが、その辺をNHKはどのように捉えているのだろうか? 実はこの原左都子も「ホールドオン」出場を狙った時期があるのだが、個人情報をあれ程までに露出する訳にはいかないと判断し、オーディション参加を断念している。)
そんな中、鈴木由佳里さんは初回挑戦者として登場時点よりテンションが低かった。
ハンドメイドがご趣味とのことで、2人の女の子のお母上としてお嬢さん達の洋服をいつも手作りされているようだ。 そのお嬢さん2人も一度画面に登場したのだが、お母さんソックリの風貌で私の目には何とも愛らしかった。
司会者よりの問いかけにもテンション低く応えているうち、4名の出場者中鈴木さんが最高得点を上げてその日のチャンピオン挑戦者と相成った。 それまでのチャンピオン男性も“ストレート勝負”連発で既に6連勝となかなかの強豪との印象だったのに、鈴木さんはこの男性を難なく打ち破った。
(参考のため、何でこいつがチャンピオンを勝ち取れたの?とのウンザリ印象の出場者も数多い等々、そもそもさほどレベルが高くないクイズ番組である。 4肢選択回答により出場者個々のクイズ回答能力の程が読める番組でもある。 特にチャンピオンたる者は原則として“ストレート”回答で直球勝負するべきだし、そうでないと番組がちっとも面白くないとの印象もある。)
鈴木さんに話を戻すと、持ち前の“テンションが低い”キャラにして、結構ストレート勝負をかけてくるのだ。 これも私が鈴木さんを贔屓する大きな理由である。 しかも鈴木さんの場合、4肢選択の回答も的を射ている。 要するに「クイズ実力派」と私はみる!
本日の司会者山口智充氏からの「クイズは得意ですか?」との問いかけに、「クイズ番組は好きですが、出場したのは今回が初めてですので得意かどうかは分かりません…」とこれまたテンション低くショボショボと応えた姿に、更なる好感を抱いた私だ。
鈴木由佳里さんの一ファンとして今後共応援していますから、どうか連勝を続けられますように!!
さてさて、今回の我がエッセイテーマである「テンションが低くて何が悪い?!」の本題に入ろう。
上記テレビ番組「連続クイズホールドオン」に関して今一度分析してみよう。
この番組はクイズ番組との形態を採ってはいるが、そもそもそのコンセプトとは庶民の誰もが親しめるバラエティ色を濃厚に打ち出している番組である事には間違いない。 故に司会者として山口智充氏を採用しているとも考えられる。
そのコンセプトに従うと出場者は出場が叶ったからには“テンション高く”振舞うべき、との命題を背負わされる事態となろう。 それが証拠に、冒頭から「出場者の皆さん、今日もお元気です!!」などとのアナウンサー氏の決まり文句で日々番組が始まる。
たかが一テレビ番組が出場者に“テンションの高さ”を期待しているとして、その事自体に一般視聴者からクレームを付けられるはずもなかろう。 ところがこの番組は一般視聴者からのエントリーにより成り立っている事を、NHKは勘案するべきではなかろうか。
そんな中、上記鈴木由佳里さんのごとく“テンションが低い”キャラの出場者がチャンピオンを続けている事を、現在NHKは如何に解釈しているのであろうか?
もしも番組の趣旨に反して“テンションが低い”鈴木さんを切り落とす目的で、今後無理難題を鈴木さんに出題したならば私は断固として抗議するつもりだ。
と言うのも、過去に於いてそういう前例が幾度かあったと私は観察しているのだ。 連勝し続けているチャンピオンを切り落とすがごとく、いつものクイズと比較してどう考慮しても無理難題を吹きかけている設問に出会う事を度々経験している。
事実上公共放送であるNHKの思惑は理解できるものの、たかが昼間の番組と言えども視聴者の好みとはおそらくNHKの思惑よりもずっと幅が広く個性に満ち溢れている現実を、今一度視野に入れるべきではなかろうか。
最後に、原左都子の私論で締めくくろう。
メディアではない現実世界に思いを馳せても、現在の社会とは「テンションの高さ」を求め過ぎている歪んだ思想に出くわす機会が数多い。
「テンションの高さ」 イコール 「社会の上位ゲット」
なるくだらないスタンスの下に、現在も都議会選挙の選挙カーが我が住居の周囲にも煩くも鬱陶しく繰り出している始末だ。
これとて、テンション高く大騒ぎすればなびく庶民がいるとの論理で世を騒がせているだけの話だ。
選挙カーが大音量で撒き散らす騒音とは、「庶民連中とはどうせ馬鹿どもばかりだから、拡声器を使用して大声で何かを言っている政治家に票を入れるだろうしね~。 なんせ庶民から票をもらわない事には当選出来ないし、我々も大変なのよ~~。 分かっているの!あんた達???」
原左都子の耳には、残念ながらそうとしか聞こえて来ないのだが……
社会に生きる庶民の皆さん、 「クイズホールドオン」6連勝中の“テンションの低い”鈴木由佳里さんをお手本にして、少しテンションを下げようではありませんか。
真の実力を育めてこそ、この世を勝ち抜ける事を今一度見つめ直すためにも。
実は原左都子は、そのNHK「連続クイズホールドオン」を本日(6月17日)時点で7連勝中のチャンピオン 鈴木由佳里さんのファンなのだ。 挑戦者として出場された第1回目より一ファンとして勝手に応援させていただいている。
鈴木由佳里さんの何がいい、って、この方、素晴らしいまでに“テンションが低い”のである。
そもそもこの番組、NHK近年の番組作り傾向の例外ではなく民放バラエティ番組模倣で“やかましく鬱陶しい”。
クイズ番組好きの私だが、クイズに特化してもっと落ち着いた雰囲気で淡々と放送できないものかとその煩さに嫌気がさしつつ、それでもクイズに回答したいがために我慢して見ている。 特に番組前半の挑戦者紹介場面が鬱陶しい。 出演者本人のみならず会場に来ている家族にまでインタビューするのだが、真にクイズ好きな人種としてはそんなものどうでもよく出来れば割愛して欲しい思いだ。
(個人情報保護法上も如何かと懸念するのだが、その辺をNHKはどのように捉えているのだろうか? 実はこの原左都子も「ホールドオン」出場を狙った時期があるのだが、個人情報をあれ程までに露出する訳にはいかないと判断し、オーディション参加を断念している。)
そんな中、鈴木由佳里さんは初回挑戦者として登場時点よりテンションが低かった。
ハンドメイドがご趣味とのことで、2人の女の子のお母上としてお嬢さん達の洋服をいつも手作りされているようだ。 そのお嬢さん2人も一度画面に登場したのだが、お母さんソックリの風貌で私の目には何とも愛らしかった。
司会者よりの問いかけにもテンション低く応えているうち、4名の出場者中鈴木さんが最高得点を上げてその日のチャンピオン挑戦者と相成った。 それまでのチャンピオン男性も“ストレート勝負”連発で既に6連勝となかなかの強豪との印象だったのに、鈴木さんはこの男性を難なく打ち破った。
(参考のため、何でこいつがチャンピオンを勝ち取れたの?とのウンザリ印象の出場者も数多い等々、そもそもさほどレベルが高くないクイズ番組である。 4肢選択回答により出場者個々のクイズ回答能力の程が読める番組でもある。 特にチャンピオンたる者は原則として“ストレート”回答で直球勝負するべきだし、そうでないと番組がちっとも面白くないとの印象もある。)
鈴木さんに話を戻すと、持ち前の“テンションが低い”キャラにして、結構ストレート勝負をかけてくるのだ。 これも私が鈴木さんを贔屓する大きな理由である。 しかも鈴木さんの場合、4肢選択の回答も的を射ている。 要するに「クイズ実力派」と私はみる!
本日の司会者山口智充氏からの「クイズは得意ですか?」との問いかけに、「クイズ番組は好きですが、出場したのは今回が初めてですので得意かどうかは分かりません…」とこれまたテンション低くショボショボと応えた姿に、更なる好感を抱いた私だ。
鈴木由佳里さんの一ファンとして今後共応援していますから、どうか連勝を続けられますように!!
さてさて、今回の我がエッセイテーマである「テンションが低くて何が悪い?!」の本題に入ろう。
上記テレビ番組「連続クイズホールドオン」に関して今一度分析してみよう。
この番組はクイズ番組との形態を採ってはいるが、そもそもそのコンセプトとは庶民の誰もが親しめるバラエティ色を濃厚に打ち出している番組である事には間違いない。 故に司会者として山口智充氏を採用しているとも考えられる。
そのコンセプトに従うと出場者は出場が叶ったからには“テンション高く”振舞うべき、との命題を背負わされる事態となろう。 それが証拠に、冒頭から「出場者の皆さん、今日もお元気です!!」などとのアナウンサー氏の決まり文句で日々番組が始まる。
たかが一テレビ番組が出場者に“テンションの高さ”を期待しているとして、その事自体に一般視聴者からクレームを付けられるはずもなかろう。 ところがこの番組は一般視聴者からのエントリーにより成り立っている事を、NHKは勘案するべきではなかろうか。
そんな中、上記鈴木由佳里さんのごとく“テンションが低い”キャラの出場者がチャンピオンを続けている事を、現在NHKは如何に解釈しているのであろうか?
もしも番組の趣旨に反して“テンションが低い”鈴木さんを切り落とす目的で、今後無理難題を鈴木さんに出題したならば私は断固として抗議するつもりだ。
と言うのも、過去に於いてそういう前例が幾度かあったと私は観察しているのだ。 連勝し続けているチャンピオンを切り落とすがごとく、いつものクイズと比較してどう考慮しても無理難題を吹きかけている設問に出会う事を度々経験している。
事実上公共放送であるNHKの思惑は理解できるものの、たかが昼間の番組と言えども視聴者の好みとはおそらくNHKの思惑よりもずっと幅が広く個性に満ち溢れている現実を、今一度視野に入れるべきではなかろうか。
最後に、原左都子の私論で締めくくろう。
メディアではない現実世界に思いを馳せても、現在の社会とは「テンションの高さ」を求め過ぎている歪んだ思想に出くわす機会が数多い。
「テンションの高さ」 イコール 「社会の上位ゲット」
なるくだらないスタンスの下に、現在も都議会選挙の選挙カーが我が住居の周囲にも煩くも鬱陶しく繰り出している始末だ。
これとて、テンション高く大騒ぎすればなびく庶民がいるとの論理で世を騒がせているだけの話だ。
選挙カーが大音量で撒き散らす騒音とは、「庶民連中とはどうせ馬鹿どもばかりだから、拡声器を使用して大声で何かを言っている政治家に票を入れるだろうしね~。 なんせ庶民から票をもらわない事には当選出来ないし、我々も大変なのよ~~。 分かっているの!あんた達???」
原左都子の耳には、残念ながらそうとしか聞こえて来ないのだが……
社会に生きる庶民の皆さん、 「クイズホールドオン」6連勝中の“テンションの低い”鈴木由佳里さんをお手本にして、少しテンションを下げようではありませんか。
真の実力を育めてこそ、この世を勝ち抜ける事を今一度見つめ直すためにも。