大きなストレスになるのが、言いたいことが言えない、相手に誤解を受ける、などの対人関係のトラブルです。熊野宏昭早稲田大教授(心療内科医)はNHKラジオの健康ライフ「今からできる! ストレス対策」で、人と話すのが苦手だったり、苦手な相手に自分の思いを伝えたりする方法を教えていました。その方法はーー。
一日の終わりに言いたかったけれど言えなかったことを思い出します。どのように言えばよかったか、を具体的に文章に書いてみます。そのうえで、鏡に向かって相手に話すように3回、言ってみます。
例えば、大事な用事があるのに、上司に急な残業を言いつけられた時、断る言い方として「すみません。今日は大事な予定があるので、残業はできません。明日、早く出勤してやりますので、今日は失礼します」というセリフを鏡に向かって3回言ってみます。
こうすれば、上司に急な残業を言われた時、言いたかったことを言えるようになります。
それに、相手の話をちゃんと聞くことができれば、対人関係は円滑になり、余計なストレスを感じなくあります。心療内科のグループでは、2人1組になって片方が5分間話し、もう一方は100%聞く側に回る、ということをします。こうした訓練で、人の話を聞くスキルが培われます。
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