団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

施療の技術も知識も抜群の友人の整骨院が閉院

2016-07-29 09:26:01 | 健康・病気

柔道整復師の専門学校で同級生だった50代になったばかりの男性から電話があり、「9月に整骨院を閉めることにしました」と言いました。友人は私のすぐあとに北大阪で整骨院を開院しました。学校では、成績はいつもトップクラスで、整形外科医院で長年、勤めた経験があり、施療の技術も知識も抜群に素晴らしい柔道整復師です。

私は患者さんの施療に困ったとき、男性に電話しました。施療の方法を丁寧に教えてくれる「先生」でした。5年半前に開院すると、患者さんは順調に増えました。ところが、施療技術が高いためなのか、少ない回数で治る患者さんが多く、繰り返し来られる患者さんが少ないことが悩みと話していました。「治ると、半年に1回とか、1年に1回しか、来てくれないのです」

それでも、患者さんから「道楽仕事」といわれる私とは違って、多くの患者さんの支持を受けていました。ところが、オートバイの自損事故を起こして3か月も休院したことが大打撃になりました。オートバイを運転して砂利で滑って転倒し、ガードレールに激突して鎖骨や上腕骨を骨折してしまったのです。

3か月後に施療を再開したのですが、よく来られていた患者さんの一割も戻ってこなかったそうです。整骨院業界は超過当競争時代に入っていますから、その間にも周辺で整骨院の新規開業が続いていました。

「施療の技術も知識もあれだけ優秀な友人でも、立ち行かなくなるのだろうか」と私は強い衝撃を受けています。

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