私の友人の男性はアルコール性脂肪肝から肝硬変を発症し、肝臓がんになり、66歳という若さで亡くなりました。新聞記者時代、定期検査で脂肪肝の診断を受けると、私はアルコールを控えました。脂肪肝が改善すると、また飲み出し、その繰り返しが続きました。それだけに、肝臓の悪化にはひときわ注意してきました。
肝臓には神経がなく、病状の悪化が痛みなどでわかりません。沈黙の臓器と呼ばれるゆえんです。NHKの健康チャンネルで、武蔵野赤十字病院の泉並木院長が「自覚症状を感じにくい肝臓の病気 セルフチェックで早期発見!」を紹介していました。
セルフチェックは症状別に記してあります。
・肝機能がやや低下(生活習慣を見直せば、改善できる)
□便が白っぽい □尿が黄褐色
・肝機能が低下(二つ以上あれば、受診した方がよい)
□爪が白くなる □出血しやすい □手のひらが赤くなる
・肝機能が大きく低下(二つ以上あれば、できる限り早く受診した方がよい)
□白目が黄色い □背中や肩に斑点 □右わき腹からみぞおちにかけて腫れている
□乳首が大きくなったり、しこりがある(男性) □指が震える
□ボーッとしたり、眠たい
現役時代は、お酒の飲み過ぎで手のひらが赤くなっていましたが、酒量が落ち、いまは少し赤い程度です。朝一番の尿は黄褐色ですが、これは睡眠中に腎臓の水分吸収がきちんとできているあかしです。ふだんの尿は透明です。
超音波検査で脂肪肝の診断が時折出ますが、その時は休肝日を増やしています。
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