皮膚(ひふ)というのは実に敏感(びんかん)で繊細(せんさい)なものだなぁ~~と、ここ最近、馬鹿のように意識し始めた。^^ というのも、どうも浴室の湯でゴシゴシ! と洗うのには程度がある? と実感したからだ。洗い過ぎて肌が荒れた・・という訳ではないと思うが、サッパリした気分で風呂を上がると、しばらくして肌がムズ痒(がゆ)くなってくる。ココが痒い! という訳ではなく、ドコとはいわず痒くなるのである。これには、さすがに私も参った。^^ どうも、肌の油脂が洗い流され、その結果、肌がカサつく・・とも思えた。検索の結果では、元々、皮膚の角質層にあるバリア機能が擦(こす)り過ぎや洗い過ぎで低下することがある・・とある。あっ! コレだっ! コレに違いないっ! と、ほぼ断定に近く思えている。ただし、正解かどうかは疑問だ。^^
とある田舎(いなか)の一軒家である。縁側(えんがわ)で日向(ひなた)ぼっこをしながら二人の老人が話し合っている。
「最近、どうも皮膚がカサついて困っております…」
「ほう! それは難儀(なんぎ)なことで…。いつ頃からですかな?」
「ここ最近ですが…。どうも風呂の洗い過ぎではないかと…」
「洗い過ぎですか? 私もゴシゴシ! と、よく洗っとりますが、そのようなことはございません」
「左様(さよ)ですか、ははは…。他の原因ですかな?」
肌が痒いという老人は、疑問が解けないまま笑って話を流した。
「皮膚は敏感ですからな。皮膚に訊(たず)ねてみてはいかがです。ははは…」
「ははは…ご冗談を。皮膚は、いい心持(こころも)ちにもさせますが、痛くも痒くもさせます」
「ですなっ!」
二人はお茶を飲みながら、みたらし団子を頬張(ほおば)った。
皮膚には疑問となる点が、いろいろある。^^
完