中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

角好司作「更紗蒔絵二段重」とともに迎える新年

2019年01月04日 | 工芸・アート


新春のお喜びを申し上げます。

新年の清々しい朝を美しい器とともに迎えました。

贅沢はできない身の上ではありますが、漆の二段重、長方皿、若い作家のぐい呑などで、元旦のささやかな膳となりました。

漆芸家の角好司さんの溜塗に、鳳凰に花唐草の更紗蒔絵のお重は布が実際に着せてあり、軽やかさのなかに立体的な重厚感もあります。細部に拘る作家の仕事です。


右側面の鳳凰一羽だけ、片目をつぶってウインクしてます。角さんの遊び心、茶目っ気ですね。(^_-)
蓋裏は幾何学的な花唐草文様です。お正月だけではなく蓋物として使えるものです。


中身は質素、シンプルなものでお恥ずかしい限りですが、、素材、調味料だけは良いものを選びます‥。
ぶりの塩焼き、鶏の竜田焼き、根菜のお煮しめ、高野豆腐の含め煮、ゆず入り炒りなますなどです。

お雑煮は写真を撮ってませんが、鰹節、昆布で出汁をとり、小松菜、大根、人参。お餅は溶けかかるぐらいに煮るシンプルなものですが、これが一番好きです。良い白味噌が手に入れば、白味噌仕立ても好きですが。。

長方皿(プレート)は東日出夫さんで、落書き文様が施された現代的な作です。
口取りとして、昆布巻き、栗きんとん(甘みをかなり抑えます。庭のクチナシが今年は殆ど実がつかず、金時芋の色のままです)、黒豆。
この皿は菓子皿などにも使います。


お屠蘇は10種類の生薬がブレンドされた三州三河みりんの“おまけ”ですが、これが本当に美味しくて、二煎目も美味しいです。
いつもは純米酒で作りますが、二日目はみりんに浸しました。とろりと甘く、このみりんがいかに美味しいかわかりました。
ぐい呑は若い陶作家ご夫妻から頂いたもので、左が妻(花塚愛作)、右は夫で(戸叶恵介作)全く作風は違いますが、手取りの良い形です。
若い英気をお屠蘇と共にいただきました。(*^^*)   

いい仕事に触れると、私も一年また頑張ろう!という気持ちになります。
今年も色や糸に向き合い美しい布をめざしてまいります。
本年もよろしくお願いいたします。



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