中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

第6回 布を織る

2009年11月20日 | 紬塾 '9~'12
11月14、15日(土、日)


テーマ  いよいよ機織り



待ちに待った機織りの日です。
染織実習コースの6名の方は、一人1時間10分の持ち時間で、
自分で紡いだ糸を織り交ぜながら、長さ約3寸(11.34cm)織り込んでいくことを目指します。

みなさんそれぞれに心身を調え、やや緊張気味でのご来房でした。
家の掃除を済ませ、自らもシャワーで身を清めて来たという人も…。
織る前に地糸を管巻きしながら自分の番を待ちました。

今回はみなさんの織っている様子と、感想を中心にお伝えします。



機に座る前に、地糸を管に巻きます。




   
筬づかの真ん中を持って筬打ち。   「杼の持ち方はこうよ。」




設計通り?




踏み木に乗せる足は、すべらないように木綿の足袋風のくつ下?を用意して。




最後は掃除をして終わりです。




お疲れさま。おやつは町田市の人気和菓子屋さん「中野屋」のおまんじゅう。





[感想集]




M.Miさん
昨夜から、織れるかしら?と心配しながらやってきました。
紬の糸では初めての織りを体験させていただきました。
ムダな動きの多い自分に反省しながら織り進めていくうちに、少しずつ楽しくなっていきました。
両ミミを気にしすぎて幅が縮まってしまったり、広がってしまったり、
微妙なかげんがむずかしく、紬糸にためされているような気がしました。
貴重な体験をありがとうございました。





N.Hさん
はじめての体験でワクワクしながら織りはじめました。
手と足と気持ちがバラバラで、思うようにはなかなかいきませんが、
ずっと続けたら、リズムに乗れたら、きっと楽しいだろうなと思いました。
織りあがったほんの数センチがいとおしいです。




W.Hさん
手を動かすのに一杯一杯で、頭が真っ白になりました。
文字通り手取り足取りのご指導、ありがとうございました。




K.Mさん
メールで塾のお知らせをもらってからドキドキ感が強くなり、
デザインも織る心構えも、やるだけのことは準備してきました。
糸を大事に気持ちを込め、機の前に座り一越し一越しと進んでいくと、
以前習ったときには味わったことのない楽しさがこみ上げてきました。
糸1本のちがいで“表情”がちがってくるということも知りました。




N.Moさん
どんなことになるかと心配していました。
先生のていねいなご指導で織り進めることができ、ホッとしています。
細い細い経糸、緯糸、触れるのもほぼ初めてです。
この先も自力で扱うのはとうてい無理だろうと思います。
終盤は、まだまだ続けたいなと思いながら、時間が迫り、少々あせりながらでした。
色糸の交叉による不思議な結果を見ながら、楽しかったです。ありがとうございました。




N.Maさん
これまでに一度、高機を経験したことはありましたが、リズムもとれず、
目先の糸ばかり気になったり、思ったよりかなり疲れました。
反物分を織るという想像をすると、果てしない感じがします。
でも、とにもかくにも形になったことがうれしく、
また糸が持つ意味が少し分かりました。
とても素晴らしい体験でした。ありがとうございました。



[次回予告]

来週末(28日)ごろに、グループ展「やすらぎの贈りもの'10」展のお知らせをしますので、またご覧ください。



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