中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

金沢城――時代を超えた石垣の美

2015年08月08日 | こぼれ話


先日能登半島を訪ねた帰りに、金沢城公園の石垣を見てきました。
といってもちょっと時間があったので外周と城内を急ぎ足で回ってきただけなのですが。。。

色々な石積みの方法や石の形があって見ても見ても飽きませんでした。
どうやって強度をもたせ積み上げていくのでしょう?

昔の日本人の知恵や努力、美的感覚に改めて感じ入るものがあります。

石そのものの美しさ、特性を生かし、さらに人智、技を積み重ね形にしていく。
紬織りにも同じですが。

石積も後継者は少なく若い世代の方たちが中心となって「石積学校」というのも開催されているようです。興味のある方は検索してください。

金沢城公園のHPにもほんの少し解説もあります。









猛暑日が続きましたが、櫻工房は明日から1週間、待ちに待った(((o(*゜▽゜*)o)))お盆休みに入ります。
工房の中(?)掃除 ^^;も済ませました。
また秋に向かってリフレッシュをして仕事に精進いたしますのでよろしくお願いいたします。

残暑厳しき折、読者のみなさまもご自愛くださいませ。

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第4回紬きもの塾―――糸をつむぐ

2015年08月01日 | 紬塾 '15~'16


この夏東京では最高気温となった今週の日曜日に紬塾第4回「糸をつむぐ」が行われました。

本当に暑い日でしたが岐阜や愛知からの参加者も頑張って来てくださいました。
皆さん本当に真剣に毎回の講座に向き合って参加してくださりありがたいことです。

私は糸つむぎは久米島式を採用していますが、結城のつくし方式のやり方の良いところも加え、また自分なりの工夫もしています。

色々な引き出しかたがあるのですが、大事なことは真綿の長繊維をなるべくちぎらないよう気をつけて引くと毛羽立ちの少ない糸がつむげます。


真綿を真ん中で穴を開け引く方法もありますが、私は真綿をほとんど引っ張らずにそのまま台に掛け、上の真綿から1枚ずつ綺麗に片付けながらつむいでいきます。

どうしても自己中心的になって素材や道具を引き寄せようとしたり、制圧するようなやり方をしてしまいがちですが、それではうまく糸を引き出せません。

真綿は理に適わないことには付き合ってくれません。正直です。
素材を見極め寄り添い、道具を上手に使いこなしながら、力強い美しい糸をイメージしてつむぐことが大切です。

今回は4gの真綿を1時間あまりかけ引いてもらいました。
一反分の緯糸は約380gですので100分の1位つむいでもらいました。

おはじきは糸をカセ上げする際に糸同士がくっついて引っ張り上げられないようにするためです。
豆などでも良いです。


着尺用2本合わせぐらいの糸をつむいでもらいました。
これはつむぐにはとても難しい太さなのです。
とにかく4gの真綿からそれぞれの糸がつむげました。

この糸は9月に工房の庭木で染め、11月には実際に織ってもらうことになります。






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