中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

第14期 「紬きもの塾23」開催についてのお知らせ<2>

2023年03月18日 | お知らせ
第14期「紬きもの塾23/基礎コース」受講生を募集します。※定員に達しましたので受付を締め切りました。
「紬きもの塾23」基礎コースは3/18(土)からメールでお申し込みください。
お申込みの際は、お名前、郵便番号、ご住所、電話番号を明記してください。
折り返し受付の返信を担当からいたします。
※ご質問などは前もってしていただけます。

日程、内容の詳細、申込はHPをご覧ください。

少人数ですので、日程が、どうしても都合がつかない場合、2回目以降でしたら早めに申し出ていただければ、他の方の調整がつく場合には変更も検討します。

4回目の「伊達締めを縫う」は、縫うものは自由にお考え下さい。
縫いたくない方はご相談ください。(*^_^*)
過去のブログ記事、HPなどをよくご覧頂き、趣旨、内容をご理解の上、お申し込みください。受講生の感想も参考にしてください。

現代の私達にとって着物を着るということはどういうことなのか、お洒落の為だけではなく、文化として、また自然素材を纏うことを大切にして暮らすことなど、紬織を中心にみなさんと一緒に学び合う場です。そして次世代へも繋いでいきたいと思います。

トップの画像は19年度の2回目、「糸、色、織について」の様子です。
まずは「説明を聞く」ではなく、実際に見て触って感じたことを発言してもらうところから始まります。先入観や染織の知識は不要です。

着物に慣れている方も、着物をこれから着てみたいと思われる方も参加できます。参加者になるべく添うように、内容は変更しながら行います。

趣旨に賛同下さる方で、布や着物に関心のある方のご参加をお待ちしています。

来年度の開催は未定です。
コロナ感染予防策として、換気、不織布マスク、手指消毒に留意します。


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「羊歯文刺繍帯」を譲り受けました!

2023年03月10日 | 着姿・作品
長いこと、紬を織る仕事をしてきましたので、いろいろなことがありますが、間もなく米寿を迎えるお客様から、もう着物を着ることもないので、私の着物と帯を引き継いで使って欲しいと頼まれました。
ちょっと迷いましたが、「中野さんに着て欲しいの・・」ということで、頂くことにしました。
私も高齢になってきましたので、そんなに着る時間はないと思うのですが、、その時はその時で考えるとして、、ありがたく活用させて頂きます。



そして、3/8は女性の日、ミモザの日でしたが、そのお客様と高齢女子三人で、お礼をかねての懐石会食でした。帯、帯揚げは早速使わせて頂きました。

今は手に入らない、赤城の節糸のざっくりした風合いのものに、刺繍をあしらった「羊歯文刺繍帯」です。
刺繍は好きで、今まで何点か刺繍を施した作品を作ってきました。紬に、雅なイメージの刺繍は違和感を覚える方もいらっしゃいますが、私は刺繍もその内容により、ありだと思っています。

この帯は漆絵の羊歯絵作品からインスパイアされ、デザイン、色を決めました。
過剰にならないよう、区切られた部分に敢えて押し込めるようにしました。色も草木染のベースに馴染むトーンを差し色に選びました。



自作の名古屋帯は3本目になります。
帯芯が少し硬くて、締めにくく、着姿がイマイチですが、使ううちに馴染んでくるでしょう。
前中心はもう少し焦げ茶を多くすることもできます。

今日の取り合わせは、繊細な刺繍を引き立てたく、帯に溶け込ませる赤みのグレーの帯締めと、この帯に合わせてお客様が選ばれた桜染のピンクベージュを使いました。
Hp作品ページ着姿ページに詳細があります。

ブルーグレーの羽織に、萌黄色の羽織紐で春の色を添え出かけましたが、季節や、その場に相応しい装いで人と会えるというのは、そのことだけでも話題が広がり幸せな時間を過ごせます。
取り合わせは単なる色のコーディネートではないです。

紬きもの塾でも取り合わせの回は特に楽しい時間になります。
毎回みなさんが頬を紅潮させて、いかに取り合わせが女心を奮い立たせる!!か分かります。
紬塾は糸の話から、作ること、着ること、着尽くすことまでを学びます。

紬塾は3/18(土)朝8時から受け付けが始まります。
「紬きもの塾23」お申込みはこちら



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