中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

「紬の会’18 – 風合いを愉しむ 」紬半幅帯[7]

2018年02月28日 | 紬の会



お越しくださったお客様と工房展ならではのことをやりとりをしています。

お茶をされる方が、大病をされた後、帯周りの圧迫感が気になり着物を着なくなってしまったとおっしゃられていました。
お茶は何度も何度も手をついてお辞儀をしますのでそれが辛くなったということでした。

お稽古の時でしたら上質の締めやすい半幅帯を使えばそんなに締め付けずとも緩むこともなく、何より帯枕、帯揚げがいらないだけでも楽になります。

帯幅も市販のものは広めになっていますが、体型によっても違いますので仕立ての際に2~3分狭くすればずっと楽になります。

お手持ちの固い半幅帯は締めにくいとおっしゃられていたのですが、私が服の上に博多の伊達じめをして(回すとき滑りやすい)自作の半幅帯で結び方をご覧いただきました。

帯の下線は少し締めますが、上は緩めに巻きつけるとみぞおちあたりは全く苦しくありません。
前でかたちを作ってから、前中心と背中心を掴んで90度ずつ2回に分けて帯を後ろへ回します。
楽に締めるのをご覧になられて驚かれていました。強く締めないと緩むと思われているのですが、締め上げると帯の位置も胸高になってしまい年配者には見た目にも幼い感じになってしまいます。

半幅帯は四十肩、五十肩の時にも前で結べますので上等の帯を1本用意されると良いと思います。
布に力のあるもので、できれば手織りのものですと締めやすく上質の帯締めを締めれば改まった感じにもなり名古屋帯に引けをとることはありません。
紐1本でもおろそかにせず上質なものを使うことが初心者やたくさんの着物や帯を用意できない方こそ大切と思います。結局使いやすく飽きもこないのです。
しっかり手織りされたものは帯芯を薄めにしても形がつくれます。

工房でも時々半幅帯のご注文を頂きますが、名古屋帯以上に柄付も多くなりますので価格は名古屋とそう変わりません。ただ、縞帯などでしたら全通になりますので少し価格を抑えることもできます。
ご注文にも応じられますので質感などをご覧いただきこの機会にぜひご相談下さい。

帯のページもご覧ください。半幅は下の方にあります。→ 
半幅帯の着姿がこちらで少しご覧いただけます。→ 

工房展は3月4日(日)までです。
詳細はこちらから。→ 







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「紬の会’18 – 風合いを愉しむ -」工房展開催中![6]

2018年02月26日 | 紬の会


昨日のお客様のお一人が草木の色や紬の風合いに感激され、綾織のマフラーをお求めいただきました。
黒の上質のコートにピッタリの存在感を呈していました。「首から離したくない感じ」と部屋の中から巻いてそのままお帰りになりました。
春のコートはベージュということでそちらにも合わせていただけそうです。

桜のアルミ媒染で黄色に赤味が加わった人の肌ととても馴染む色です。まだ着物は着られない方ですが、紬の風合いにマフラーから馴染んで頂ければと思います。
マフラーは残り少なくなりましたが、ショールはまだありますのでこの機会にぜひ手にとってご覧ください。




マフラー、ショール共に手洗いするごとに滑らかさや光沢を増します。
洗い方は簡単ですが、スチームアイロン仕上げも私が使っているマフラーで実演付きで説明しました。地の目を見ながらタテ、ヨコにかけます。



地織の会を主宰していた時に工房に通っていた方が織ったタテ絣半幅帯を締めて来てくださったのですがまだ半幅結びは慣れていないので、ワンポイントレッスンも行いました。

文庫結び、角出し風など致しました。
上質な半幅帯は名古屋帯に引けをとることもありませんし、忙しい時でも気軽に着付けができます。
ただ、やはり慣れるにはちょっとしたコツなどがあります。
半幅帯も展示しています。

工房内ではゆっくり個別にご相談もお受けしてますのでメールなどでお問い合わせ下さい。

詳細はお知らせをご覧ください。→ 
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「紬の会’18 – 風合いを愉しむ -」工房展開催中![5]

2018年02月25日 | 紬の会


昨日から始まりました工房展(~3月4日)にご来場のお客様がお手持ちのオフホワイト系の着物に合わせて帯と小物をお選びいただきました。


経糸にニュアンスのある複雑な糸を使った真綿系の秋冬向けの帯に合わせて帯揚げ1枚、江戸組紐の帯締も2本揃えました。
右のオリーブグリーンに薄赤茶の組紐は秋口から、左のベージュに青の矢羽の組紐は新春以降に合わせることをイメージしました。

帯揚げは柿で染めたグレイッシュピンクのやや薄手の縮緬です。袷の期間中長くお使いいただけます。

お客様は工房に入られるなり開口一番、障子越しの光に「やっぱり工房は光がいいですね~」とおっしゃられ微妙な色合いを堪能していただきました。

帯締は数少なくなってしまいましたが、帯揚げはたくさんありますので微妙な色合いをお楽しみいただきたいと思います。

わざわざ工房までお越しいただきますので工房内では小物も含め、現金、振込の場合は5%OFF(クレジットカードの場合は3%OFF)でご購入いただけます。ぜひご利用下さい。

詳細はお知らせをご覧ください。 → 

お待ちしています。(*^^*)
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「紬の会'18-風合いを愉しむ」紬ショールのお知らせ[3]

2018年02月16日 | 紬の会
今回たくさん織りましたショール、マフラーのご紹介です。
撮影は終わりまして、Webに上げるべく準備をしております。
20日正午~Online Shopにて販売を開始いたしますのでご検討ください。
24日から3月4日の工房展示になるべくお越しいただき色や風合いをお確かめいただきたいところですが、お越しいただけない方は、画像の色のイメージにとらわれないで自然物の奥行きのある色を受け入れて頂ければ幸いです。
なるべく近づけてはいますが、時間帯や光源によって草木の色の見え方は大きく変わります。
モニター環境によってもかなり違いが出ます。その点、ご了解の上ご注文頂ければと思います。
ショップに先駆けて一部ご紹介します。
これから特に使いやすいやや薄手のものも作りました。重さをご確認ください。



こんな俳句も見つけました。

   挨拶をしつつ畳みて春ショール    檜 紀代


























幅の狭いものも作りました。道中着の襟元にも良いと思います。
ショール・マフラー男女兼用です。プレゼントにも良いかと思います。
使っていくうち、手洗いしていくうちに毛羽が取れ、柔らかさと滑らかさが増していきます。
是非お試しいただきたいと思います。



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「紬の会'18ー風合いを愉しむ」工房展のお知らせ[2]

2018年02月11日 | 紬の会


2月24日(土)~3月4日(日)[10時~17時]まで開催します工房展のお知らせその2です。

ショールはまだ制作中ですが、一部仕上げを済ませ撮影しました。

撮影は自然光だけで午前中の限られた時間内で撮らないと色が大きく違ってしまいます。
草木の生木染めの撮影はとても難しいです。
上の画像もそのものの色ではありませんが、フワッとした柔らかで自然な色です。
DM用に印刷もしたのですが、そちらは濃い目に上がってきましてピンクベージュが桃色になってしまいました、、。(~_~;)

小手鞠染めの着尺をアシスタントの肩に掛け、その上に桜染めのショールを乗せてみました。
様々な角度で撮りながら何度も「きれい!」を連発していました。経糸と緯糸が混じり合い、奥行きのある柔らかなピンクベージュが優しく光を放っています。
ピンク系は苦手な方も年齢を越えて、また肌色の違いを越えてどなたにも似合う懐のある色です。
とにかく実物を早く見てもらいたいです!!Online Shopの掲載は20日までにはなんとか、、と思っています。

黄色系の着物も化学の色にはない落ち着きがあり、当ててみるとどなたの肌にも写りが良い着物でみなさん驚かれますす。繋ぎ糸の細いランダムな格子ですが、無地感覚に近い着物で帯によって幅広いシーンでお召いただけます。現代感覚の自信作です!

今展は特に紬の風合いに注目してご覧いただきたく工房内のみで行います。
私の紬は衣桁に掛けて、蛍光灯やスポットライトで見ても真価を発揮できません。
自然光の中、手に取って触れたり、肩にかけていただくことでその奥行きのある色やドレープが生きてきます。

工房は狭いのですが、和室8畳間と機のあるフローリングスペースも少し使って展示します。
じっくりご覧いただきたく思います。色を見るなら早めの時間帯がおすすめです。

また、着物を着ることに関しての相談事、ご希望などある方はメール、又は予約フォームから前もってご連絡下さい。心づもりしておきます。
紬塾を検討中の方の質問などにもお答えします。
初めての方はアクセス詳細をお知らせしますので前もってご連絡下さい。

工房までのアクセスなどはこちらから。 




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「紬の会'18 – 風合いを愉しむ 」工房展のお知らせ [1]

2018年02月02日 | 紬の会


今朝は雪が深々と降っています。今年は本当に寒い日が続きます。

さて、明後日は立春。暦の上では冬から春となりますが、工房では今月24日からの工房展に向けショールやマフラーを織っております。
紬のショールやマフラーは真冬も春先にも使える重宝な素材です。是非ご覧いただきたいと思います。櫻工房Online Shop へは中頃に掲載できるかと思います。



ショールは打ち込み加減などが難しいので、着尺や帯をしっかり織れるようになってから・・と思っていましたが、アシスタントにも今年からようやくショールを織ってもらってます。きれいに織れています。

今は手に入らない赤城の太い節糸など、様々に染められた特に風合いの良い糸を使い何度も織り出し、微妙な色味も見ながら使うべき糸を選び出します。着尺の糸を合わせ糸にしたり、房結び、着尺、帯以上に手間がかかります。
シックなもの、温かみのあるもの、春先の柔らかな色調のもの、色々なタイプを織っています。
1枚ずつ柄違い、色違いの一点ものです。

着尺、帯、ショール、マフラーの他にも新色の帯揚げをたくさん染めています。
ぜひお出かけください。

日時:2018年2月24日(土)~3月4日(日)  10時~17時
会場:櫻工房(町田市/小田急線鶴川駅からバスorタクシーで約10分)

詳細は後日またご案内いたします。
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