中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

工房展「中野みどりの紬の会」開催中!-長く着られる単衣紬

2020年06月30日 | 紬の会
7日まで開催された工房展も無事終了いたしました。ご来房ありがとうございました。また、今回は通販でも対応させていただき、ご好評を頂きました。
作品に関しましてのお問い合わせは引き続きお受けいたしますので、メール、または電話でお問合せ下さい。

コロナ禍のなかでも、みなさんがそれぞれにものと向き合い、着物と向き合い、身近な自然に目を向け暮らしておられることを、直にお会いして伺い嬉しく思いました。久し振りの再会、喜びも一入でした。

また、竹かごバッグやお箸のご注文なども頂き、画像では伝えきれない、その滑らかさや本物の美しさを喜んでいただき、その思いを共有でき、私もホッとしております。
こころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。 7/9記

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工房展も中日となりました。
遠くからも問い合わせをいただいたり、娘さんと共有できるものはないか、秋単衣や半幅帯のことなど、いろいろありがとうございます。

今回のテーマでもありますが、長く着られる単衣紬は、真綿系の手紬糸、手織りの立体的な織のものです。
空気を含むことができ、保温性があり、また暑い時には汗の発散性にも優れています。
よく「紬の単衣は着る時期が短い」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、一般的にはそうでしたが、この温暖化の影響で、5月、10月に紬の袷は無理なのです。着用の機会は増えています。

真冬も襦袢やインナーで調節して、盛夏を除いて着ることができます。
もちろん紬と言っても、細い糸で織ったものや、生糸、玉糸系のもの、高密度のもの、季節感が強い色のものは袷か、季節限定の単衣が良いと思います。
薄いものが単衣向きというわけではないのです。

糸質がサラッとしたものは春単衣、秋単衣として着るのが良いと思います。

上の写真のオレンジピンクの此の手縞は、そういう意味では長く着られる単衣です。太めの真綿糸と、中くらいの糸とブレンドして織っていて、立体感があります。
若い方なら真冬もぜんぜんOK!ですし、もし寒がりの方は、インナーとして、タンクトップを1枚着て、肌襦袢、長襦袢を着ればよいと思います。下はスパッツをはけばよいです。
一器多用という感じで、出番が多くなり、洗い張りの機会もでき、風合いも良くなり、一生大事にでき、次の代へも引き継げますので、合理的です!
真綿の糸は希少で高価ですが、着る回数で割ると単価は下がっていきます。。(¥^^)\

昔、日常に着物があった時代は、裏地無しで着る地厚の紬があったのですが、お洒落着として着る現代では少しごつい感じになり、細い糸で織られた薄いものばかりになりました。

中肉厚ですと、袷や胴抜きにすることも出きます。やはりフキを見せたいという場合や、裾さばきのことなども心配される方もあります。

真綿紬の単衣は最初は毛羽がありますが、タンパク質の毛羽は着ているうちに、洗い張りするごとに取れ、滑らかになり、光沢も出て、その心配はほとんどありません。
ただ、身幅の広い仕立てなどは、身体に巻き付ける分がそもそも多くなりますので、それを直した方が良いと思います。

洗い張りを繰り返し、薄くなってきたら袷として着ることもできます。
丈夫な紬ならではの真価というものです。

写真の此の手縞は私の定番の柄で、色を変えてたくさん織ってきました。
紬らしくて好きです。色も大人のオレンジベージュのような、オレンジピンクのような、光線で変化します。画像よりもう少し薄く黄色味があるようにも思いますし、固定して見せるというのは難しい~。(^-^;
優しい色合いのよこ吉野の帯を取り合わせてみました。(売約済)
帯でいろいろ楽しめる自由度の高い一枚です。

仕立てもマイサイズの見直しなど含め、承ります。その他、お手持ちの着物の取り合わせのご相談も承ります。

塞がっている日もありますが、7日(火曜)14時半までは展示中ですので、よろしければHPお知らせからご予約の上、ご来房ください。
会期中、着尺、帯に関しまして10%offにて販売いたします(一部除外品あり)。
また、通販も対応しております。詳細画像などお知らせいたします。
お問い合わせ下さい。
お待ちしております。






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工房展「中野みどり紬の会」のお知らせ3―草木染帯揚げ

2020年06月26日 | 紬の会
着物を着る愉しみは何と言っても小物の取り合わせだと思います。
予定していた個展のために帯揚げもたくさん染めていましたが、その帯揚もご覧頂きます。

淡い色でも数回染重ねます。少しずつ違えて染めますので、近い色はありますが、同じ色はありません。
あまりに微妙な違いで実物でなければわからないものもあるのですが、写真も何とか近い色になるように、写真は素人ながら工夫して写します。(;^_^A

アシスタントがPhotoshopで補正を加えてくれることもあります。しかし、最初の写りが良くないものは限界があります。この東雲の淡い色系は比較的最初の写真が実物に近いです。でも実物はもっといい感じです。(*^-^*)

また見るときの光源、素材が持つ反射などの条件で、そのものの色が変わります。ものは本来、画像で固定して見るものではないですね。あくまでも大まかなものです。

インターネットの世界では、何でもわかりやすいものがよいのでしょうけれど、人はもっとわかりにくいものを微妙に判断する能力を持っています。見ているうちに力もつきます。人工的なものだけに頼らない姿勢は大事にしたいです。

東雲は縮緬系ですが、シボが目立たず、9月中頃位から使えると思います。
袷、単衣、両方いけます。


紋綸子の帯揚。こちらもまあまあいい感じで色が出ています。(^^♪



絽縮緬もブログに上げてない微妙な色もあります。
写らない(写せない)んです、、。(^-^;

こちらの画像は気持~ちグレー味が強くて、実物はもっと透明感がある爽やかな色です。

PCとスマホでも違いがありますが、スマホはきつい感じというか、柔らかな感じが出にくいように思います。さらに抽象的な言い方で恐縮です、、。(._.);

ブルーだけ化学染料との併用です。スダチのアルミ媒染にほんの少しずつ青の酸性染料をかけていき、乾いて色を確認、また青を足したり、また植物を掛けたりして、使いやすい色にしていきます。ただ、植物と化学のバランスを見ます。
ベースの植物が生きていることを大切に染めます。草木だけよりももっと手間がかかります。

今回の工房展はコロナ禍のなかで、開催できるかギリギリの判断でした。
ブログでのご案内も遅くなりましたが、よろしければお手持ちの帯や着物と合わせてご覧ください。

ご遠方の方などには通販も致しますが、色の見え方の違いをご理解の上お問合せ下さい。

自然な美しい色合いは、梅雨空の中でどんな風に見えるのでしょうか。。

HPのお知らせからご予約のうえ、お出かけください。
お待ちしております。(^^)/
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※工房では、手指消毒、マスク着用、常時換気、床や畳の拭き掃除など、感染症対策をし、皆様をお迎えいたしますが、ご来場の皆様におかれましても、マスク着用、少人数(2~3名位)でのご来場等、ご協力のほどお願い申し上げます。
お車の方はその旨もお書き添えください。1台分の駐車可能です。







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工房展「紬の会 」のお知らせ2ー竹かごバッグ

2020年06月25日 | 紬の会
27日からの工房展向けに、別府の林まさみつさんから竹かごバッグ、盛皿、盛かご、箸が届きました。
バッグも予定よりたくさん届いてます。丁寧な作り、うっとりする美しさです。
竹を植物染料で染め、漆を塗ったものです。

麻のワンピースに合せてみました。黒の植物染料+漆で染めた本体に、ハンドルは黒漆です。巾着はシボの低い縮緬です。洋服にも合います。


バッグは今までもたくさんご紹介してきましたが、まずは美しい。
そして堅牢で、着物にも安心して使えて、巾着の使い勝手も工夫されています。
けれど、飾り立てたり、気取ったりの意図は見受けられません。

巾着も木綿や麻、絹が使われています。写真の茶はリネンです。
スリットが深く入っていて、出し入れもしやすいです(閂止めのところまで)。

角も補強されています。隅々まで美しいです!


巾着のポケットや仕立てもこれも素晴らしく丁寧です。

今回は幅34㎝の大きめサイズもありますので、収納力もかなりあります。
価格は11万~19万円(税抜)。明るい色は価格が少し高くなります。
しかし、この丁寧な仕事でこの価格はとても良心的だと心底思います。

盛皿、盛かごは真竹と籐で作られています。手にもなめらかで安心して使えます。
私も大中小と別府クラフトの盛皿を30年近く使っていますが、とても良いです。大きなもの(径30㎝)は来客時の盛り付けや鍋の時の野菜、パンをのせたり、庭の南天の葉などを敷いて使うこともあります。
中サイズは果物をのせるのに常時使っています。
小さなものは枝豆で使うことが多いです。(#^^#)

今回は盛皿はサイズはどれも中の24㎝のものを3種の編みでお願いしました。
30㎝もご注文を承ります(12,000円)。

こちらはシンプルな亀甲模様。



かごの径は21㎝、16㎝、プチ12㎝です。


裏から見ると四角です。安定もいいです。
価格は4,000~8,800円(税抜)


箸は孟宗竹と植物油ベースのドイツ製自然塗料で作られています。箸先が細くて掴みやすく、使いやすいです。


漆の箸でも箸先がこれほど丁寧なものを見かけることは少ないです。

塗に関しては、「箸はクリアーの自然塗料が3回塗ってあります。自然塗料は植物油と植物性ワックスがベースです。塗装の1回目は表面をペーパーで落としています。2回目3回目は塗って拭き取るオイルフィニッシュという方法で仕上げています。」ということです。
手間がかかっているのですね。。

上部に施されている色も落ち着いた赤や緑、茶で、和食器とも馴染みます。
ベージュとの市松も可愛いですね。。(*^-^*)
長さは約22㎝、23㎝が届いています。大人の手に丁度良い感じのサイズです。
お中元など、プレゼントにもよいのではないでしょうか?
価格は1,600~1,700円

着物のおしゃれもいいですが、日々の暮らしの箸一膳が大切だと考えています。

私も常々心掛けてはいますが、林さんの仕事も環境に負荷をかけないよう配慮されています。
時々、林さん発行の通信を送っていただくのですが、その中で、海洋汚染のマイクロプラスチックにも触れられていました。
ここにその詳細は控えますが、私たちが何気なく買い、使い捨てている大量のプラスチック製品(包装材なども)の利用をなるべく控えることは勿論ですが、少し気付きにくいものに、化学繊維の衣服からも洗濯のたびにマイクロファイバーとして海にかなり流失しています。キッチンのウレタンフォームのスポンジなどもできれば自然素材を使いたいです。

箸もプラスチックやウレタン塗料のものが一般的ですが、塗料は少しずつ剥がれて海に流れ出るのではないでしょうか?

プラスチックは安くて便利な側面はありますが、海の生物に悪影響を与え、そして魚を食べる人間に還ってきます。リサイクル率はほんの僅かと聞いています。
リサイクルすることよりも、少し高価でも自然素材のものを修理しながらでも長く使うという意識変革をしないといけないと思います。着物もそうです。

脱プラスチックを意識して、極力使わずに暮らしたいものです。

着物は間に合ってます、、、という方も、林まさみつさんの筋の通った仕事をぜひご覧ください。(^^♪

遠方で見に行かれませんという方、また、移動をまだ控えてらっしゃる方は、通販も致しますので、メールでお知らせください。詳細の画像をお送りします。クレジット決済も可能です。

次のブログは帯揚げなどご紹介します。

工房展の詳細はブログ前記事HPおしらせをご覧ください。




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工房展「紬の会 – 長く着られる秋からの単衣」のお知らせ 1

2020年06月20日 | 紬の会
今年の上半期は大変な5ヶ月となりましたが、徐々にではありますが検査の体制も病床の余裕もでき、経済活動も動き始めました。今後も感染に気を付けながら、私も活動をしてまいりたいと思います。

さて、今年予定しておりました個展は延期を決め、来年の秋ごろまたできればと思っています。制作はこの間も続けており、予約制で、工房での小さな展示をすることにいたしました。
窓を開け放って、換気に十分注意しながら行います。

日時:2020年6月27日(土)- 7月3日(金) 午前10時30分―午後4時30分 ※28日(日)を除く

場所:櫻工房(町田市) ※ご予約の方に、折り返し、道順をご案内いたします

内容:単衣向け着尺、夏・単衣向け紬帯、半幅帯反(未仕立て)等を中心に
    絽縮緬・紋綸子帯揚げ、帯締め、[竹かごバッグ、盛り皿、箸(林まさみつ作)]                                    
※完全予約制となります。一日2組様限定にて開催いたします。

秋向けの単衣や、スリーシーズン着られる単衣に適した着尺、また、夏・単衣向けの紬帯、半幅帯反(未仕立て)を中心に、取り合わせの絽縮緬・紋綸子帯揚げ、帯締などもご覧頂けます。

紬と言っても様々な色や質感のものがありますが、着る場所を選ばない、無地感覚で立体感のある上質な糸使いのものを選び、帯を替えて着るのは無駄がなく、合理性に富んでいると思います。私も着物の枚数は少ないのですが、数枚の紬を帯を替え、飽きずに長く愉しんでいます。
色は中間色のものが、スリーシーズン着るには適しています。草木の柔らかな包容力のある色を是非ご覧頂きたいと思います。

さて、工房までわざわざお越しいただきますので、工房割の5%offにて販売させていただいておりますが、今回この会期限定で、着尺、帯に関しては10%offにて販売させていただきます(一部除外品あり)。

また、これからの季節にすぐに活躍する、人気の林まさみつさんの竹かごバッグもご覧頂けます。
以前にもご紹介を度々しておりますが、私も林さんの竹バッグを愛用しています。着物でも洋服でも擦れによって、生地を傷めることもなく安心感のあるものです。

  
また、今回は竹製盛り皿、箸もお願いしました。
盛り皿も林さんの作ではないのですが、同じタイプの別府クラフトの盛り皿を3点使っているのですが、30年近く愛用しています。びくともしない作りです。
箸も安全性や環境に配慮したもので、箸先がとてもきれいで使いやすいです。次のブログでまたご紹介します。

帯揚など小物類、竹バッグは5%offとなります。
また、来週中頃に竹バッグなどをご紹介いたします。

着物の取り合わせなどのご相談事なども承りますので、予め、メールでお問合せ下さい。

工房では、手指消毒、マスク着用、常時換気、床や畳の拭き掃除など、感染症対策をし、皆様をお迎えいたしますが、ご来場の皆様におかれましても、マスク着用、少人数(2~3名位)でのご来場等、ご協力のほどお願い申し上げます。

ご予約、お問合せはメールまたは来房予約フォームから、お名前、お電話番号、人数、ご希望の日時をお知らせ下さい。
出来ましたら、他の方との調整もありますので、候補を2~3上げていたがければ助かります。
バスの関係もあり、時間帯は大体ですが、10:30~、13:30~、15:00~のパターンとなります。
バス時刻などもご予約時にご案内致します。
お車の方はその旨もお書き添えください。1台分の駐車可能です。






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「中野みどり紬の会-プラスワンで装い一新!」開催中!

2019年05月30日 | 紬の会
終了しました。ご来場ありがとうございました。


工房展「紬の会 – プラスワンで装い一新!」6月3日(月)まで開催。
 午前10時 – 午後5時   櫻工房(小田急線鶴川駅バス10分)

工房展が始まっております。遠くからわざわざお越しいただく方もあり、ありがとうございます。
詳しくはHP「お知らせ」をご覧ください。

さて、以前のブログでもご紹介しましたが、私が着ていた、豊後梅で染めたピンクとグレーの格子の着物の後継ぎが決まりました。
メールでお問い合わせを頂いていましたが、工房展の時に実際にご覧頂いてご検討いただくということになっていました。お越しいただき、実際に羽織っていただくととてもよくお似合いで、ご本人も納得されていました。
生木の草木染のピンク系や黄色系は大人の肌の色によく映ります。鮮やかすぎない複雑な色相をしているからです。くすんだ色というのとも少し違います。

単衣に仕立て、春、秋、冬をこの紬で過ごします。やや太めの真綿紬糸を使っていますので対応できると思います。傷みなどは全くないのですが、洗い張りをして仕立て直しになります。



この「淡紅梅」と題した紬は、93年の2回目の個展のDMに使った作品です。
格子といっても奥行きを出すために少し凝って設計したものです。
染められた色そのままを使いながらも白の地糸とコチニールで染めた赤も少し際に使い華やかさをつけ、ヤマモモの渋めの黄色で奥行き、柄合わせをきちっと揃えて紬ですがきちんとした感じも出したものです。
その後しばらくして自分用に仕立て、帯は村田染織ギャラリーさんでオールドの草木染のイカットを選んでいました。

96年秋号の季刊誌「美しいキモノ」の『染めと織と祈り』のシリーズ(立松和平さんによるルポルタージュの記事)に自作の着物を着て登場してもらいたいという条件付きの依頼があり、その帯に金属造形作家の濱口恵さん(故人)の作品を帯どめに加工したものを付けて撮影しました。まだ、着始めて間もないころで、小物も2~3点しか持っていませんでしたが、あるものでなんとかしました。



普段お化粧というものを全くしないのですが、撮影ではメイクの方が薄化粧にしますからさせてください!という強い要望があり、若干のお化粧もしてます。髪もセットしたみたいになって、自分でなくなったようでいやだったと宗廣先生の夫人の波緒先生に後で報告したところ「そんなことで自分はなくならないから」と笑われてしまいましたが・・・。(^-^;

本当に恥ずかしくてニコリともせず、カメラの前に長い間立っていましたが、カメラマンの立木三朗さんが編集者に「中野さんを笑わせて」と指示を出し、「どーしよう」と慌ててた編集者の姿がおかしくて思わずニヤリとしたところをすかさず撮られた一枚です。
立木さんはこういう色合いは色出しが一番難しい‥とおっしゃられていましたが、実物の紬に近い色で印刷が上がってきました。
立松さんの文章もとても的確にとらえて書いてくださってます。このシリーズはその後『染めと織と祈り』として単行本になりました。
もう20年以上前のことですが、いろいろ懐かしく思い出されました。。。

今度の着手はどんな取り合わせで着て下さるのでしょう?着ることにも布にも真摯に向き合われている方ですので、何も心配はしていません。私以上に大事にしていただけると思います。
洗い張りするたびに風合いがよくなるような糸使いや織り方をしています。二代三代とお召し頂けます。
良い方に決めて頂き、作り手としてもホッとしているところです。着物も喜んでいると思います。



工房内は8畳の和室と機のあるスペース14畳ほどを使い展示しています。
手狭で機の上にも板を置いてガラスなど並べてみました。
自然光たっぷりでご覧頂けます。

工房オリジナル、ヘンプのローライズステテコは着物だけでなくスカート下にもこれからの季節はとても気持ち良いです。
ヘンプ肌襦袢の数が少なくなってきましたので、お早めにご覧頂きたいと思います。
小物選びに取り合わせの帯やお着物もお持ちいただければよいかと思います。
単衣、夏向けの帯もあります。

着尺・帯・夏帯・半幅帯・帯揚・帯締・ヘンプ麻肌襦袢&ローライズステテコ 、卓布、ミニ額装、他
サブコーナー:竹バッグ(林まさみつ作)・ガラスウェア(玉田恭子作)・女わざの会会誌
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初めての方はご予約時に道順などお知らせいたします。詳細は「お知らせ」をご覧ください。

今年の秋の展示の予定は今のところありませんので、ぜひこの機会に初めての方も気軽にお出かけください。
お待ちしております。




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玉田恭子ガラスウェア -紬の会19春-お知らせ2

2019年05月17日 | 紬の会
新緑も色濃くなってまいりました。

工房では28日からの工房展に向け、最後の作品の追い込みをしております。

今日はサブコーナーへご出品頂く玉田恭子さんのグラスが届きましたのでご紹介します。

玉田さんは着物や色彩にもご感心があるということで、3月の「紬+帯揚げ百彩」展へお越し下さいました。お茶やお香もされているということです。


                         Murasakishikibu KYO Inori 6×29×13cm

玉田さんは現在は源氏物語から着想を得た、板ガラスを何層にも重ねたオブジェ制作をメインにされている方ですが、先月横浜市青葉区の住宅地にある工房でお話を伺ってまいりました。

ガラスも様々な技法や表現方法がありますが、板ガラスを作るところから大きな作品は半年ほどかかるということでした。イメージ作りはスケッチデザインするというよりは文章にすることから色の世界が浮かんでくるというようなことを話されていました。

玉田さんはおっとりされた雰囲気の方ですが、タフな精神力とガラスにかける相当の情熱をお持ちの方だという印象を受けました。
大阪のうめだ阪急で今月22日-28日まで個展があります。
今年2月24日にお亡くなりになられました、日本文学研究者ドナルド・キーンさんも作品をコレクションされていたそうで、会場にはその作品写真パネルも展示されるようです。そのお写真は拝見しましたが、とても素敵な作品でした。近郊の方はぜひご覧ください。

詳細は玉田さんのホームページをご覧ください。
玉田恭子HP
工房はスタッフの方もいらして、教室もされています。
玉田ガラス工房HP 
 

櫻工房では点数は少ないですが涼やかなガラスウェアをご覧いただきます。



写真手前の底にモザイクのあるものはやや重めでロックグラスに。焼酎のお湯割りにもいいです。モザイクの色も強すぎず、さりげないです。
クリアのタイプは軽くて実用的でもあり、1.ビールでも2.冷酒でも3.麦茶でも4.牛乳でも5.ジュースでも。(^q^)


一輪挿しには、庭のバラを一輪活けて、窓辺に置いてみました。卓布(中野作)
価格はグラス、一輪挿し、2,800円~3,800円(税別)です。


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「中野みどり紬の会 – プラスワンで装い一新!」

2019年5月28日(火) – 6月3日(月) 午前10時 – 午後5時
櫻工房にて(小田急線鶴川駅バス10分)

着尺・帯・半幅帯・帯揚・帯締・ヘンプ麻肌襦袢&ローライズステテコ 、卓布、ミニ額装、他
サブコーナー:竹バッグ(林まさみつ作)・ガラスウェア(玉田恭子作)・女わざ冊子
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初めての方はご予約時に道順などお知らせいたします。詳細は「お知らせ」をご覧ください。


また来週、工房展の詳細お知らせします。
是非お出かけ下さい。(*^^*)






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工房展「紬の会-プラスワンで装い一新!」のお知らせ

2019年05月03日 | 紬の会


爽やかな季節となってまいりました。
5月28日(火)~6月3日(月)まで櫻工房内において「紬の会」を開催します。
現在、帯揚げの染色、帯の新作にかかっており、連休も休まず制作に励んでおります。

出品品目は、着物、帯、帯揚げ、帯締め、ヘンプ麻肌着(襦袢、ステテコ)他
サブコーナーとして竹バッグ(林まさみつ作)、グラス(玉田恭子作)

この度の工房展では「プラスワンで装い一新!」をテーマにします。
お手持ちの着物や帯に帯揚げ一枚、帯締め一本、真剣勝負でぴったりなものを選びませんか!
古い結城や大島の着物に新しい現代感覚な紬帯、オールドの更紗に草木染めの紬着物。
今の時代感覚の自然で爽やかな風を吹かせましょう!



着尺は単衣向け、袷向け、スリーシーズン単衣で対応できるやや厚手の紬、帯は夏帯を含め、仕立て上がりのものも数点あります。
お手持ちの着物や帯もお持ち頂き、じっくり取り合わせてご覧頂きたいと思います。

帯揚げは絽縮緬、紋意匠綸子縮緬など今の時期にタイムリーな生地感の新色も染めております。
草木染めの紬帯に合う櫻工房セレクト厳選の帯締めも入荷しております。
合わせたい着物や帯をお持ちいただくのが良いと思いますが、端布でも良いです。

サブコーナーとして、林まさみつさんの竹バッグも点数は少ないですが、こちらも厳選して展示します。単衣、夏着物のお供にしていただければと思います。
また、ガラス作家、玉田恭子さんのグラスを展示します。
玉田さんはガラスの大作のオブジェなども手がける方ですが、今回は手取りの軽い使いやすいシンプルなグラスと、小さな一輪挿しをお願いしました。夏の暮らしの彩りに、プラスワンしていただければと思います。
玉田さんのHPはこちら。



工房内は先月、畳、襖、障子など張り替え、庭木の剪定もして、サッパリ、スッキリしてます。
ゆっくりくつろいでお過ごしいただきたいと思います。

畳のヘリも畳屋さんが親身になってくださり、いい色に決まりました。
ちなみに鶴川にある畳屋さんですが、下見に来てくださった時に、工房内の染められた糸を見て、「いい色だなぁ…」とそっとつぶやかれてました。。(*^^*)

紬の着物を着るにあたっての下着(ヘンプ麻の肌襦袢、ローライズステテコ)や襦袢などのご相談もお受けします。ヘンプ肌着は通年お使いいただけます。

紬に関心はあるけれど、まだなかなか始められない方もこの機会にぜひご覧ください。
ご来房をお待ちしております。

出品内容の詳細はまた追ってブログでご紹介します。








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「紬の会’18 – 風合いを愉しむ 」紬半幅帯[7]

2018年02月28日 | 紬の会



お越しくださったお客様と工房展ならではのことをやりとりをしています。

お茶をされる方が、大病をされた後、帯周りの圧迫感が気になり着物を着なくなってしまったとおっしゃられていました。
お茶は何度も何度も手をついてお辞儀をしますのでそれが辛くなったということでした。

お稽古の時でしたら上質の締めやすい半幅帯を使えばそんなに締め付けずとも緩むこともなく、何より帯枕、帯揚げがいらないだけでも楽になります。

帯幅も市販のものは広めになっていますが、体型によっても違いますので仕立ての際に2~3分狭くすればずっと楽になります。

お手持ちの固い半幅帯は締めにくいとおっしゃられていたのですが、私が服の上に博多の伊達じめをして(回すとき滑りやすい)自作の半幅帯で結び方をご覧いただきました。

帯の下線は少し締めますが、上は緩めに巻きつけるとみぞおちあたりは全く苦しくありません。
前でかたちを作ってから、前中心と背中心を掴んで90度ずつ2回に分けて帯を後ろへ回します。
楽に締めるのをご覧になられて驚かれていました。強く締めないと緩むと思われているのですが、締め上げると帯の位置も胸高になってしまい年配者には見た目にも幼い感じになってしまいます。

半幅帯は四十肩、五十肩の時にも前で結べますので上等の帯を1本用意されると良いと思います。
布に力のあるもので、できれば手織りのものですと締めやすく上質の帯締めを締めれば改まった感じにもなり名古屋帯に引けをとることはありません。
紐1本でもおろそかにせず上質なものを使うことが初心者やたくさんの着物や帯を用意できない方こそ大切と思います。結局使いやすく飽きもこないのです。
しっかり手織りされたものは帯芯を薄めにしても形がつくれます。

工房でも時々半幅帯のご注文を頂きますが、名古屋帯以上に柄付も多くなりますので価格は名古屋とそう変わりません。ただ、縞帯などでしたら全通になりますので少し価格を抑えることもできます。
ご注文にも応じられますので質感などをご覧いただきこの機会にぜひご相談下さい。

帯のページもご覧ください。半幅は下の方にあります。→ 
半幅帯の着姿がこちらで少しご覧いただけます。→ 

工房展は3月4日(日)までです。
詳細はこちらから。→ 







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「紬の会’18 – 風合いを愉しむ -」工房展開催中![6]

2018年02月26日 | 紬の会


昨日のお客様のお一人が草木の色や紬の風合いに感激され、綾織のマフラーをお求めいただきました。
黒の上質のコートにピッタリの存在感を呈していました。「首から離したくない感じ」と部屋の中から巻いてそのままお帰りになりました。
春のコートはベージュということでそちらにも合わせていただけそうです。

桜のアルミ媒染で黄色に赤味が加わった人の肌ととても馴染む色です。まだ着物は着られない方ですが、紬の風合いにマフラーから馴染んで頂ければと思います。
マフラーは残り少なくなりましたが、ショールはまだありますのでこの機会にぜひ手にとってご覧ください。




マフラー、ショール共に手洗いするごとに滑らかさや光沢を増します。
洗い方は簡単ですが、スチームアイロン仕上げも私が使っているマフラーで実演付きで説明しました。地の目を見ながらタテ、ヨコにかけます。



地織の会を主宰していた時に工房に通っていた方が織ったタテ絣半幅帯を締めて来てくださったのですがまだ半幅結びは慣れていないので、ワンポイントレッスンも行いました。

文庫結び、角出し風など致しました。
上質な半幅帯は名古屋帯に引けをとることもありませんし、忙しい時でも気軽に着付けができます。
ただ、やはり慣れるにはちょっとしたコツなどがあります。
半幅帯も展示しています。

工房内ではゆっくり個別にご相談もお受けしてますのでメールなどでお問い合わせ下さい。

詳細はお知らせをご覧ください。→ 
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「紬の会’18 – 風合いを愉しむ -」工房展開催中![5]

2018年02月25日 | 紬の会


昨日から始まりました工房展(~3月4日)にご来場のお客様がお手持ちのオフホワイト系の着物に合わせて帯と小物をお選びいただきました。


経糸にニュアンスのある複雑な糸を使った真綿系の秋冬向けの帯に合わせて帯揚げ1枚、江戸組紐の帯締も2本揃えました。
右のオリーブグリーンに薄赤茶の組紐は秋口から、左のベージュに青の矢羽の組紐は新春以降に合わせることをイメージしました。

帯揚げは柿で染めたグレイッシュピンクのやや薄手の縮緬です。袷の期間中長くお使いいただけます。

お客様は工房に入られるなり開口一番、障子越しの光に「やっぱり工房は光がいいですね~」とおっしゃられ微妙な色合いを堪能していただきました。

帯締は数少なくなってしまいましたが、帯揚げはたくさんありますので微妙な色合いをお楽しみいただきたいと思います。

わざわざ工房までお越しいただきますので工房内では小物も含め、現金、振込の場合は5%OFF(クレジットカードの場合は3%OFF)でご購入いただけます。ぜひご利用下さい。

詳細はお知らせをご覧ください。 → 

お待ちしています。(*^^*)
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「紬の会'18-風合いを愉しむ」紬ショールのお知らせ[3]

2018年02月16日 | 紬の会
今回たくさん織りましたショール、マフラーのご紹介です。
撮影は終わりまして、Webに上げるべく準備をしております。
20日正午~Online Shopにて販売を開始いたしますのでご検討ください。
24日から3月4日の工房展示になるべくお越しいただき色や風合いをお確かめいただきたいところですが、お越しいただけない方は、画像の色のイメージにとらわれないで自然物の奥行きのある色を受け入れて頂ければ幸いです。
なるべく近づけてはいますが、時間帯や光源によって草木の色の見え方は大きく変わります。
モニター環境によってもかなり違いが出ます。その点、ご了解の上ご注文頂ければと思います。
ショップに先駆けて一部ご紹介します。
これから特に使いやすいやや薄手のものも作りました。重さをご確認ください。



こんな俳句も見つけました。

   挨拶をしつつ畳みて春ショール    檜 紀代


























幅の狭いものも作りました。道中着の襟元にも良いと思います。
ショール・マフラー男女兼用です。プレゼントにも良いかと思います。
使っていくうち、手洗いしていくうちに毛羽が取れ、柔らかさと滑らかさが増していきます。
是非お試しいただきたいと思います。



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「紬の会'18ー風合いを愉しむ」工房展のお知らせ[2]

2018年02月11日 | 紬の会


2月24日(土)~3月4日(日)[10時~17時]まで開催します工房展のお知らせその2です。

ショールはまだ制作中ですが、一部仕上げを済ませ撮影しました。

撮影は自然光だけで午前中の限られた時間内で撮らないと色が大きく違ってしまいます。
草木の生木染めの撮影はとても難しいです。
上の画像もそのものの色ではありませんが、フワッとした柔らかで自然な色です。
DM用に印刷もしたのですが、そちらは濃い目に上がってきましてピンクベージュが桃色になってしまいました、、。(~_~;)

小手鞠染めの着尺をアシスタントの肩に掛け、その上に桜染めのショールを乗せてみました。
様々な角度で撮りながら何度も「きれい!」を連発していました。経糸と緯糸が混じり合い、奥行きのある柔らかなピンクベージュが優しく光を放っています。
ピンク系は苦手な方も年齢を越えて、また肌色の違いを越えてどなたにも似合う懐のある色です。
とにかく実物を早く見てもらいたいです!!Online Shopの掲載は20日までにはなんとか、、と思っています。

黄色系の着物も化学の色にはない落ち着きがあり、当ててみるとどなたの肌にも写りが良い着物でみなさん驚かれますす。繋ぎ糸の細いランダムな格子ですが、無地感覚に近い着物で帯によって幅広いシーンでお召いただけます。現代感覚の自信作です!

今展は特に紬の風合いに注目してご覧いただきたく工房内のみで行います。
私の紬は衣桁に掛けて、蛍光灯やスポットライトで見ても真価を発揮できません。
自然光の中、手に取って触れたり、肩にかけていただくことでその奥行きのある色やドレープが生きてきます。

工房は狭いのですが、和室8畳間と機のあるフローリングスペースも少し使って展示します。
じっくりご覧いただきたく思います。色を見るなら早めの時間帯がおすすめです。

また、着物を着ることに関しての相談事、ご希望などある方はメール、又は予約フォームから前もってご連絡下さい。心づもりしておきます。
紬塾を検討中の方の質問などにもお答えします。
初めての方はアクセス詳細をお知らせしますので前もってご連絡下さい。

工房までのアクセスなどはこちらから。 




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「紬の会'18 – 風合いを愉しむ 」工房展のお知らせ [1]

2018年02月02日 | 紬の会


今朝は雪が深々と降っています。今年は本当に寒い日が続きます。

さて、明後日は立春。暦の上では冬から春となりますが、工房では今月24日からの工房展に向けショールやマフラーを織っております。
紬のショールやマフラーは真冬も春先にも使える重宝な素材です。是非ご覧いただきたいと思います。櫻工房Online Shop へは中頃に掲載できるかと思います。



ショールは打ち込み加減などが難しいので、着尺や帯をしっかり織れるようになってから・・と思っていましたが、アシスタントにも今年からようやくショールを織ってもらってます。きれいに織れています。

今は手に入らない赤城の太い節糸など、様々に染められた特に風合いの良い糸を使い何度も織り出し、微妙な色味も見ながら使うべき糸を選び出します。着尺の糸を合わせ糸にしたり、房結び、着尺、帯以上に手間がかかります。
シックなもの、温かみのあるもの、春先の柔らかな色調のもの、色々なタイプを織っています。
1枚ずつ柄違い、色違いの一点ものです。

着尺、帯、ショール、マフラーの他にも新色の帯揚げをたくさん染めています。
ぜひお出かけください。

日時:2018年2月24日(土)~3月4日(日)  10時~17時
会場:櫻工房(町田市/小田急線鶴川駅からバスorタクシーで約10分)

詳細は後日またご案内いたします。
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工房展「紬の会'17-着る愉しみ」終了しました!

2017年06月02日 | 紬の会
 柿染め白地段着尺「真珠の彩り」

「紬の会'17-着る愉しみ」展、5月の連休に始まり、昨日工房展示も無事終了致しました。

ご来場くださいましたみなさま、ありがとうございました。
作品集「樹の滴」を読まれた遠方の方も実作を見てみたいとお越しいただきました。

みなさんから自然な色や風合いの布に「本当に綺麗でいつまでも見ていたい」という声も聞かれました。

暑い日が多かったのですが、私の紬でわざわざお出かけくださいました方々にも心より御礼申し上げます。
手元を離れた作品が使う方の着こなしの中で生き生きとした美しい表情を見せてくれていて、本当に嬉しく思いました。

工房では作品をご覧頂くだけではなく、紬を着る上での帯や小物の取合せ、着物のマイサイズの再確認、洗える襦袢の検討のご相談、名古屋、半幅帯結びのミニ塾なども行いました。

暑くなってきましたので、ヘンプの肌着も好評でした(Mサイズステテコ残り僅か)。
ヘンプ・リネンタオルの汗取り(補正にも)の縫い方説明もいたしました。

また、たくさん着物を持てない方などには特に有効な、単衣紬を長く着ていく場合の話などもしましたが、櫻工房ならではの紬の会となりました。
個別にミニ紬塾として着るための様々な相談事も随時受け付けておりますのでお問い合わせ下さい。

上の写真は今回出品しておりました「真珠の彩り」と題した着尺の部分ですが、注目してくださる方も多く、光線による色の違い、深さに私自身も改めて驚きました。
写真では捉えられない何とも言えない色合いです(グレーのように見えるかもしれませんが、白系です)。
夕方も蛍光灯は点けずに自然光の仄暗さの中でご覧いただきました。
 
白い着物は難しそう、、と思われがちです。
しかし、どなたにも顔映りがよく、張り詰めた白ではない包容力のある豊かな色で、ちょうど今月、6月の誕生石は真珠ですが、真珠の装身具はどなたをも品よく引き立てるように、この着尺も相通じるものがあるように思いました。自然のなせる技です。

これからしばらくは緑を濃くしていく庭木を少しずつ染めながら在庫の糸をもっと増やしていこうと思います。
植物から引き出せる色の幅を広げていきます。
白の中にも無数の白があるように植物と紬糸(絹)が醸し出す生きた色の世界を極め、それを生かした織物を織れたらと思います。

今後も堅牢で美しい現代感覚の紬織りをめざして日々精進してまいります。

今後とも宜しくお願い申し上げます。





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櫻工房展「紬の会'17―着る愉しみ」お知らせ その3

2017年05月24日 | 紬の会
 
                桜染め縞単衣着物「野薔薇」+灰緑段帯「緑蔭」

先日の大塚文庫展で着ておりました、桜染め縞単衣着物「野薔薇」は織で使う経糸で洒落紋を入れていただいたものです。
野趣のあるバラにしてくださいと10色ほどの糸をボール紙に巻きつけ職人さんにお渡ししましたが、快くお引き受けいただき、紬として違和感ない感じで上がってきました。

着物の地糸は桜のアルミ媒染による赤みを含んだ黄茶で、細い縞は灰汁媒染による赤茶で織り出したごくシンプルなものです。
タテ・ヨコ節の少ない玉糸だけで織った試織用の着尺を自分用にしました。
バラは春、秋、二度咲きますのでサラッとした春、秋単衣にしています。
真綿系が普段は中心ですが、こういうのもまたやってみようかと着てみて思いました。

 
工房の桜の若葉もいつの間にか鬱蒼として木蔭を作ってくれています。

「緑蔭」と題した帯は、細めの真綿紬糸と太い節糸を使い、平織りと七子織の段です。
着尺を織った後に帯を織れるよう長く整経したものです。
この帯はグレーとベージュの組み合わせで何気なくて気張らずに様々な紬に馴染んでくれてこころ強いです。
帯芯が薄めの仕立てで始めは締めにくかったのですが、手が慣れたのかそれなりに締めやすくなってきました。
ちなみに本体の着物は単衣に仕立て、お客さまの元へ。この時期お召いただいてますでしょうか?
ホムページの着姿ページを少し更新しておりますのでこちらもご覧ください。

紬も様々な糸使い、撚糸、練り加減で四季を通して創ることも出来ます。
ただ、経てに生糸(絹糸)だけの紬(?)を織ることはしませんが。。。

礼装や、いわゆる染めの生地と違い、洒落着の紬に関しては一枚の単衣着物を帯を替え、小物を替え、襦袢を替え、羽織を替え、長く着て愉しむのもよいことです。
ただ、紬は染生地以上に糸質、太さ、織密度も様々です。
生地によって色によっては、袷向き、春秋単衣向き、3シーズン着られる単衣向きなどそれもいろいろです。

この気候変動の中、未だに単衣はいつから?などの決まりごと??にこだわっているのは、生地質を見ていないのではないのでしょうか?
洋服でも地厚の麻のシャツは重ね着などして長いシーズン着ることが出来ますし、麻と言っても様々です。
洋服の感覚も参考になります。五感と季節感と大事ですよね。(^_^;)

今週末からの工房展「着る愉しみ」ではこんなことも含め、いろいろお話ができればと思います。
ご予約はこちらから。

※28日(日曜)の4時頃から軽くビールやお茶など飲みながら「紬談義」(会費1,000円)をしませんか? (展示スペースはこの時間もご覧いただけます)
こちらも予約フォームから「紬談義」明記の上、お申し込み下さい。


桜の木の根元にある楚々としたヤマアジサイも花を咲かせてきました。
梅雨入り前のひと時、ご来房お待ちしております。(*^^*)





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