中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

第1回 オリエンテーション

2009年04月24日 | 紬塾 '9~'12
第1回  4月19日(日) テーマ:オリエンテーション






 主な内容

  1.塾のテーマ

     紬の着物を着てみたり、染織の作業を体験するなどして、
     着物文化を体感していただきたいと考えています。

  
  2.中野みどりのこれまでの歩み



  3.作品紹介



真綿紬の袷の着物と、玉糸を中心にして織った単衣の着物の風合いや着心地、
光沢の違いを体感していただきました。
また、みなさんそれぞれ自分に合う色はピンク系か黄色系かを見てもらいました。



  4.参加者の自己紹介

     W.Mさん
       ふだん着物は着てません。日本の文化やもの作りに関心を向けたいです。

     H.Nさん
       お茶を習っているので、毎週1回は染めの着物を着ます。
       織りの着物は着心地が硬いという思いでいましたが、
       中野さんの紬は柔らかい。織りについて勉強したいです。

     T.Nさん
       結婚のとき作ってもらった着物はタンスで眠っています。ほとんどが染めの着物です。
       女優の京塚昌子さんの着物姿に憧れていました。
       染色や織物への関心はあります。

     U.Kさん
       きものは振袖を着せてもらったぐらいです。
       母親の着物をいずれ着ることになると思います。

     N.Hさん
       お茶で織りの着物を着ています。義母の着物を受け継いでいます。

     N.Mi さん
       お茶で染めの着物を着ています。窮屈な着付けをしています。

     I.Nさん
       着物は着てません。着付教室に通ったものの、うまく着ることができません。

     N.Moさん
       数年前に紬を買いましたが、一度も着てません。着られるようになりたい。
       祖母の着方がいいなと思ってます。

     M.Mさん
       結婚のときに揃えた染めの着物しか持っていません。
       織物に関心があります。

     N.Maさん
       前回の「きもの塾」で中野さんが「着物は危機に瀕しているが、一人から広めていきたい」
       と話されたのを聞いて、染織品をいろいろ見て回り、骨董市で着物を探したりした。

     H.Mさん
       染織や着物と関わりたい。まずは着ることから始めようと、ただいま一張羅で練習中!

     K.Mさん
       自分で織った紬を自分で仕立てました。これから着始めようと思ってます。




[紬塾での中野の話から]

この会は、知識で着物のことを知っていただくのではなくて、

実際に着物を羽織ったり、素直にものを見ていくということが一番大事なことだと思います。

~~織りとか、どこそこの産地のものがどうとか、歴史がどうとか、

そういったことは後からついてくることですので、

まずは自分が着物を着てみたいと思うか、あるいはこういう素材のものを

どう感じるかということを体験していただくことが一番勉強になることかなと思いますので、

そういうふうにしていきたいと考えています。




糸は細いのが高級品というイメージが作られていて、

生糸で織られたような紬が出回るようになりました。

フシがあると駄目だとかいうことを糸屋さんが言うんですって。

そしてちょっとでもフシを見つけたら、値段を安くされるそうです。

そんなことをやってるうちにどんどんどんどん棒のような糸になってしまった。

そうなると、手で紡ぐ意味がなくなります。

紡ぎ方にも上手下手はあって、基本的には均一になるように引くんですが、

結果的に太いところや細いところが出てくるのが自然です。

それがわざとらしくなくて、そしてフシをうまく生かして織っていくことで布が立体的になり、

風合いが出てくるんです。



次回更新は5月20日頃の予定です。

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