RADICAL DREAMERのこと・１

クロノ・クロスのサントラから、あの曲をケータイに移して…それで何回も何回も聴いて、どういう風に動画にしようかずっと考えてたけど。
何度も思った。この曲で作ったら、私は色々とショックで死ぬんじゃないかと。

でもよく考えてみると、社長の誕生祭の動画だって、作業に入る前はめっちゃそう思ってた。
社長に向かって「それでもなぜ生きようとするの」とか…辛すぎるって思ってた。
でも…できた。そしてできた後、やってよかったと思った。
だから今回も……どれだけ作りながら辛くて泣く事になろうとも、
後できっと「やってよかった」って思えるよね、って何度も自分に言い聞かせてた。



「さがしつづけてきたよ　名前さえ知らないけれど
ただひとつの想いを　あなたに手渡したくて」

なんていうかここの歌詞が…ドンピシャすぎて…
私はクロス超好きなんですが、もうクロスのテーマ曲ってことを忘れてしまいそうです…（えー）。

春香さんが、…動画にも入れた最後のセリフ…「お帰りなさい」って言葉を、
Pに、…だけじゃなく、画面のこちらのプレイヤーに渡すために、来てくれた……

私自身の、…1周目のグッドエンドでの印象もふまえた、
２のトゥルーエンドの解釈……がこれ。
…なんていうか、解説書くとか言ったものの、これ以外書くことがないなーと…今頃気づいたり…（遅い…）。


…２のトゥルーエンドを見た時、最初は…正直、「これで…よかったの…か…？」って思った。
これでよかったのなら、これだけでよかったのなら、…１のトゥルーエンドであれだけ苦しんだ意味ってどこにあったんだろう…と思った。
それからずっと考え続けてた。自分のプレイメモを書いたり、他の方の感想を探してみたり、１のエンディング関連の動画を見返してみたりしながら、ずっと考えてた。

…途中で気づく。
よかったかどうかなんて、決められない。というか、決めてもしょうがない。
「これでよかったんだ」って思えるように、考えていかなきゃいけないんだって。
…１の時のように。
それは無理矢理曲解するってことじゃなくて。
これでよかったって…そこから始めなきゃいけないんだって。
「なんでこんなエンディングなの！」とか思うと、もう際限なく苦しむことになる。自分自身が。…１の時のように。
春香と、春香のPの結論を、受け入れるところから始めなきゃいけないんだ。

今回の「RADICAL DREAMER」は、その思考を前に進めるための動画だ。
…今に始まったことじゃないけど、ほんと個人的過ぎるなー…とは思った。自分のための動画。これに限っては、春香のためですら、ない…とも言えるかもしれない。
でもそれを見る人に押し付けようとかじゃないし、ほら、「DIGITAL GIRL」と一緒やんね！
そこまで考えてから、あー…じゃあタイトルの形式は、あれと一緒にしよう…って決めた。
それで、あの動画の他の特徴ってなんだっけ…って考えて、ああ、最後らへんに「オペラP」の名前を入れてることだったなって…で、入れようと思って。
そこから「RADICAL DREAMER」って単数形のタイトルにしようって……アレレ？
しかもそういうの考えてたの、動画が大体完成してきた頃ですよ…。ほんと我ながら、思いつかなかったらどうするつもりだったのか…。ていうかタイトルの話、堂々とマイリスコメにも書いてるくせに後付けなのかよ！って話にもなってきそうな感じなんですが……ち、違っ……ぼんやりとはあった考えが、動画を進めるうちにだんだん形になってきてたってことなんです！！（言い訳くさい…）
…まあでも、二作の共通点は「うちの個人的な想いだけでできている動画」ってだけですね…。たまにはいいだろうけど、そればっかりはちょっとな…って自分でも思うので、次は普通に春香さんが歌って踊ってめちゃカワイイ！！な動画を作りたいです。まる。


「天海春香」の魂を持つ彼女と、
その彼女について勝手な夢を見る私と。
ラジカルドリーマーは二人いる、ってことで複数形にしてもよかったんだろうけど、
特に今回、私の想いはとても一方的で、春香の気持ちは全然考えられてないだろうから、
いっしょくたにはとてもできなかった。
…同志でないのは、私と、春香だ。

…そうだね、こういうのは、あまり形にするべきじゃないんだろう。
でも、…ううむ…。

…ああ、うちはただ、お礼が言いたかっただけなのかもしれない。
「お帰りなさい」って言ってくれた、「天海春香」に。
ただいま、以上のことを言いたかったんだろうな。