顔を貸した日

「顔貸しな！」って実際言われたら怖いかもだけど、何かオシャレな言い方のようにも感じませんか。粋っちゅーか…
…感じませんよねすみません（…………）。

そんな風に言われたわけじゃないのですが、本日、母に顔を貸しました。
文字通りの、「顔を提供」です。メイクのモデルでした。
…そりゃ母だってもっと若い子の肌の方がやりやすかったんでしょうけど、どうにも都合がつかず、暇な私が駆り出されました。…いやうちヒマちゃうねんけどな。ブログもめっちゃ書くことたまってんねんけど…まあそれは「暇」に分類されちゃうんでしょうね。自分だけのことやし。

ベースメイクの間に寝はじめるとか、全モデル中一番緊張感ない・もはや感じ悪い人でしたが、ちゃんとメイク本番では口角を意識して上げ、ニコニコしてたりしました。でも内心「（さすが長年接客業やってるだけあって営業スマイルは得意やな、うち。）」とか考えてたのでやっぱり感じ悪い。でも関係者さんとか少数ながらもお客さんらが真剣にじっと見てる中、平然とスマイル作り続けたうちは結構度胸あるのかもしれないと思った。まあメガネも外してたし、焦点合わしてないから表情まで見えなかっただけですが！

まあうち別に緊張することもないんですよね。緊張しなきゃなのは母なので。
同じ家に住んでいるのにも関わらず、母が仕事で帰りが遅かったりするのであんまり事前に練習ができなくて、しかもうちの肌はめちゃ乾燥しててついでにシミも目立ってて、と、始まる前からかなり不利な状況の母だったのですが、結果、参加人数の半分くらいの「合格者」の中に名前がありました。発表の時はうちもニコニコ喜んでましたけど、正直驚きでしたね…。絶対無理だと思ってたのに（つくづく感じ悪いモデルだなお前！！）。
そしてトーナメント形式？なので、合格したってことはまた出なきゃいけないというね…。


んで、思ったこと。……今までも何度も感じたことだったけど、改めて思った。
「キレイになるのは気分がいい」！自分の、気分が！
北海道行くときに買ったベージュのワンピースと、井川遥っぽい白コート（※うちが勝手にそう呼んでるだけ）、いつもは履かないストッキングに、母のビジュー付きぺたんこパンプス。（結婚式用のドレスとかを除けば）うちの持ってる服の中で一番いい「お出かけ」着で、時間をかけて肌のシミを隠して毛穴を綺麗に埋めて顔をつくり（……）、うち自身、お出かけの時でさえなかなか上手には使えない色んな「色」を肌に乗せて…
メイク中こそ営業スマイルのつもりで表情作ってましたが、完成した姿を鏡に映したら、意識なんてしなくても自然とやらかく笑える感じでした！ちょっとしたランウェイも、自然に背筋を伸ばして歩ける感じ……
まあ、ただのお調子者と言ったらそれまでなんですけども！！！！（……）

やたら肌の白いのを褒められるのとかも、年齢言った時の驚かれっぷりとかも、…あの場が特殊な場所だとはいえ、やはりこちらがちゃんとした姿でならより素直に受け止められるというか。いつもより数段嬉しいんですよね。
でも白さを褒めてもらう度につい「でもこないだちょっとサイクリングしたら手の甲だけ焼けちゃって～」とか言って見せて笑いを取ろうとしてしまう私…。顔用の美白パックとかしつこく繰り返してるおかげで「言われなきゃわからない」くらいには色も戻ってるのにねえ…。

せっかく白い肌に産んでもらったのだから！大事にしよう…！いやもうかなり大事にしてるけど、もっと！乾燥させないで、ちゃんと潤いも持たせるとか、しよう…！
次の舞台までに頑張らなければ。

待ち時間とかも意外と長くて、途中「（ああこの時間でブログが書けるし本が読める…やっぱり断固断りゃよかった…）」とかも思ったりしてたんですけど、自分の意識をいい方に変えれそうなので、この顔、貸してよかったと思いました。
しかしこれで今日一日つぶれたのでアイカツ！の感想がまたギリギリです…ああああ…。