かつおぶしの叫び

お好み焼きにかつおぶしをかけながら、思い出した。


…ホットプレートの上とかの熱々のお好み焼きにかつおぶしをかけると、
蒸気？かなにかの影響でかつおぶしがゆらゆらしますよね？
あれをうちの母は、うちら子供たちが小さい頃いつも
「熱い、熱いって言ってるよ」
と言ってました。

…「あれ？生きてないから熱いわけないじゃん？？」と気づいたのは…
１０代の頃だったような気もします……。

いや、だからってその瞬間までかつおぶしが生きてると思ってたわけじゃなく。
なんていうか、いつもそう言われてて自分も「本当だあ」と思いながら見てたから、
疑問にも思わなかった……。

それがわかった後でも、あのゆらゆらを見ると、まるで生きているみたいで、
「熱い、熱い」って言ってるように感じます。
実際、熱いときにしか揺れないからよけいにそう思ったのかも。
だからと言って「かわいそう。食べるなんて出来ない」とは思わなかったあたり、
それはそれ、これはこれだと勝手に判断してたんだなあ。私冷たいよ私。子供なのに。

…なんていうか、別に実害はなかったからいいんですけども、
子どもの頃ってとんでもないことでも結構素直に信じちゃうから、大人は物言いに気をつけないといけないよなあ…。
と思いました。
いや普通は子供が「おかしい」って気づくか。
お好み焼きは今日の晩御飯のおかずです。ご飯も食べます（少し前までたこ焼き器もなかったくせに大阪人ぶるな！）。