私以外の、人の。
最近、久々にメールをした人から衝撃の近況を聞くことが多いです。
送った時点で、そんなお返事は予想していないから、絶句してしまう。なんて返していいかわからなくなる。
…ご本人たちは、(時間が経っていることもあって)ある程度もう落ち着きを持って書いているのだけど、…うちはもう、どう言葉をかけていいかわからなくて途方にくれてしまう。言葉を選んでるうちに、時間が経ってしまう。うやむやになることは避けたいと思うけど、結局うやむやになってしまったことも、何度かあったと思う。それはとても悪いことだと思う。反省している。だけど言葉は思い浮かばない。なんて言ってあげたらいいのかわからない。
…あるいは、相手は何も期待していないのかもしれないけれども。
でも、私が絶句したまま口をつぐんでしまえば、それは適当な慰めよりもひどい「返事」なのだろう。
話してくれた人を恨むことなんてない。ただただ、何も言えない自分が恨めしい。他人の痛みがわからない、自分の薄っぺらい生き方が、こんな時は猛烈に恨めしい。
本当に、いろんなことがあるんだな、と思う。事実は小説より奇なりとはよく言ったものだ。
私が知っていたその人の状況は、今ではがらりと変わっていたりする。
動いているのだ、人生は。決して止まることなく。形を変えながら流れているのだ。
…私には今、それがない。何も動かず、ただ流れている。
この先になにがあるというのだろう。
いや…なにもないのだろう。流れてもいないのかもしれない。
旅行をすることで、何人かの友人たちに久々に会うことになるけれど、
動いていない私は、本当に話すネタがない。途方にくれてしまう。
…それがいやだからなるべくそういう場を避けていたんじゃなかったっけ?
あかんね、キレると。前後見失ったりするからね。
とりあえず、彼女たちの人生の動きを、たくさん聞かせてもらおう。
メモでもとって、真剣に聞きたいな。そうすればイメージもつかめるかもしれないし。