夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『大聖院』摩尼殿は、美の結晶なり・・♪

2007-11-29 14:48:00 | 定年後の思い
宮島弥山の大本山と称されている大聖院に私達夫婦は、
朝の8時過ぎに散策した・・。

仁王門から御成門までの石段の階段の中央には、
大般若の経筒があり、触れながら昇ると、無量の福が得られることで知られている。
家内は触りながら、ゆっくりと昇ったりしてきた。

私は昇りきった御成門から境内にたたずむと、
目前の切り立った丘の中腹に弐層の建物に目を奪われた・・。

松の緑の中、朱色、黄色の彩(いろど)りした落葉樹の錦繍の世界に囲まれ、
忽然と佇んだ摩尼殿に心を寄せられた・・。

こうした光景を目の前に展開されると、まぎれない美の世界が素直に理解でき、
私なりの至福な時を過ごせた・・。

境内に並ぶ地蔵堂、釈迦涅槃堂、奥まった高台に大師堂があったが、
この摩尼殿を眺めていれば、充分である。

団体観光ツアーの制約時間の中、
フリータイムを使って、家内と寄ったが、出来れば1日この大聖院で過ごせれば、
これ以上の望みがない、と断言できるくらい魅了された処である。

この後、紅葉谷公園の遊歩道を散策したが、
数多くのモミジの朱色、黄色に染められたイロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジ等を眺め、
既に落ち葉となった道を踏みしめ、ときおり木漏れ日を受けたりすると、
心まで染まるようである。

こうして旅先から戻り、綴っていると、
萩、津和野も周遊したが、のちの想い、としては、
摩尼殿、紅葉谷の遊歩道は生涯の心の友となる、
と確信を深めている。







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