夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

デジタル終活の到来の時代、遅ればせながら私は学び、やがて思案すれば・・。

2016-08-22 16:33:50 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく72歳の身であるが、
恥ずかしながらガラケーと称される携帯電話、
そしスマホと省略されているスマートフォンも使えない拙(つたな)い身である。

その上にフェイスブック、ツイッター、そしてモバイルパソコンにも無縁であり、
やむなくインターネットは固定回線の光ファイバーの『フレッツ』を頼りに、
せめてと思いながら、有線の据え置き型のパソコンとノートパソコンを利用している。
          
このように無線のモバイル情報機器に、遠い世界の出来事のような思いながら、
稀(まれ)な時代遅れの国民のひとりとなっている・・。
                         

世の中は夫65歳以上、妻は60歳以上の夫婦のみの無職世帯は、
高齢夫婦無職世帯と称しているが、我が家も同じだよなぁ、と私は漠然としながらも心の片隅にあるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、息子、娘もいなく、もとより孫もいないので、実感が乏しいが本音である。

そして私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中、昨年の春に遅ればせながら家内専用の携帯電話を買い求め、今日に至っている。

そして私は、過ぎし年の2004年(平成16年)の秋に定年後、多々の理由で年金生活を始め、
まもなくブログの世界を知り、国内旅行とかパソコンの故障がない限り、毎日に一通は投稿し、
パソコンを日常の友のひとりとして、愛用している。
            

本日の昼下がり、ときおり愛読している朝日新聞社系の基幹サイト【dot.(ドット)】をほ見ていたら、
【 ネット銀行で遺産が横取りされる! デジタル終活のススメ 】
と題された記事に、どのようなことなのかしら、思いながら記事を精読した。

まもなく記事を読み終えた後、ネット銀行は利用していない私でも、
高齢者の私たちは、日頃は何かとデジタル機器を活用しているが、
予期せぬ出来事で不幸にも突然に死去した時、どのように残された人に・・思案させられたりした。

この記事は、『週刊朝日』2016年1月1-8日号に掲載された記事のひとつであり、
朝日新聞社系の基幹サイト【dot.(ドット)】に1月2日配信され、無断ながら転載させて頂く。

《・・スマートフォンやパソコン、そしてインターネットの普及で、発見されにくい“遺産”が増えてきた。
不動産や車といった目に見えないものも立派な資産。
もし自分が死んでしまった場合、それらをどうするか具体的に考えている人は少ないはず。
            

「家族に知らせたほうがいい」データの一方で「家族にも知られたくない」データは少なからずある。
アダルト系の画像や映像、不倫の形跡などが、死後に見つかれば、遺族を傷つける恐れもある。

秘密にしたいデータがある場合、死後に自動的に削除してくれるソフトを利用するのもひとつの策。
最近はデータをクラウド上に、保管している人も少なくない。

クラウドとは、データをインターネット上に保存するサービス。
利用者本人による管理が前提のため、突然亡くなった場合などは、ネット上にデータが放置され、流出の危険性もある。

日本最大級のポータルサイトを運営するヤフーは2014年7月、
終活サービス「Yahoo!エンディング」を開始した。

墓探しや葬儀手配に加え、自分の死後、家族や友人へのメッセージ送信、有料サービスの課金の停止などの生前準備をサポート。
さらに、クラウドサービス「Yahoo!ボックス」内のデータを削除してくれる。
事前アンケートで要望が多かった「家族にも見られたくないデータは消去したい」というニーズに応えた。

課題になったのが「死亡をどう確認するか」だった。
「亡くなった後に、指定した連絡先にメールが配信されるサービスはありましたが、
死亡していないのに、送られてしまうトラブルも見受けられたのです」
とヤフーでサービスを立ち上げた高橋伸介さん。

同社では、役所が発行する公的証明書である火葬許可証を遺族に提出してもらい、
生前の登録情報と照合の上、サービスが実行される流れを整えた。

今後は削除したいデータや家族に引き継ぎたいデータを振り分けられる仕組みも検討。
「死亡だけでなく、認知症など病気のケースも視野に入れていきたい」と同社担当者の佐藤和真さん。
            

エンディングノートや終活サービスで生前準備をしていなかった場合、
遺族は故人のデジタル遺品に、どう対応すればいいのか?

「故人の名誉を傷つけず、犯罪に加担させないためにも、
故人が関わったデジタル遺品をもれなく探し出すことが重要です」
と情報セキュリティーの専門家で『「デジタル遺品」が危ない そのパソコン遺して逝けますか?』(ポプラ新書)の著者、萩原栄幸さん。

パソコンやスマートフォンなどの端末、USBメモリーやSDカードなどの外部記憶媒体、
ネット上のクラウドなど、すべてを洗い出す必要がある。

しかし、パソコンやスマートフォンは、起動時にパスワードの入力が求められ、
これを解除できなければ、そもそも何も確認することはできない。
            

そうした場合のサービスが今、注目を集めている。

データ復旧などを手掛ける「データサルベージ」のデジタル遺品整理サービス「LxxE(ルクシー)」は、
故人が利用していたパソコンやスマホのパスワードの解除、アドレス帳の検索、写真の復元に加え、
故人の情報流出を防ぐためのデータの完全抹消やSNSなどのアカウントの削除も手掛ける。

5月のスタート以来、メディアに取り上げられることも多く、相談に訪れる遺族も増えたという。
中でも多いのが、写真の整理だ。

デジカメや携帯で撮影した家族が知らない写真を探したり、
故人の写真集から「家族が写っている写真」などを特定して、抽出したりといったことに対応する。

「亡くなった方の楽しそうな写真、笑顔の写真に救われるご遺族は多いのです」。
そう話すのは、データサルベージ社長の阿部勇人さん。

宮城県出身の阿部さんは、東日本大震災の際、津波で流されたパソコンやデジカメのデータ復旧に尽力。
阿部さん自身も親族を失い、故人の笑顔の写真に悲しみが癒やされたという。

「デジタル遺品の整理は、故人の尊厳を守ることと同時に、
遺族が死を受け入れ、前を向いて未来を生きるために、とても大切な作業なのです」(阿部さん)

技術的には、故人が削除したメールやネットの閲覧履歴の復旧も可能だ。
どんな交友関係があったのか、どんなサービスを利用していたかなどを知る手がかりになる。

解析したデータが証拠資料となれば、遺族による相続紛争の解決に役立つことも。
「ルクシー」は初回が5万円、その後は希望する内容によってさまざまだが、計15万~20万円程度のケースが多いという。
            

法的には、デジタル遺品はどのような扱いになるのか? 
弁護士の千葉直人さんによると「通常の遺品同様、原則的には遺族に相続されます」。

ただし、ここで立ちはだかるのが、第三者によるID・パスワードの不正な使用を禁止した「不正アクセス禁止法」。
「ID・パスワードを使用するサービスの利用契約を家族が相続すれば、
家族は第三者に当たらないと考える余地があります。

しかし、契約を相続できるのかは、約款や規約で規定されるべきことですが、
現段階では明記していないサービスが多いのが実情」と千葉弁護士。

パスワード解除サービスを提供している「ルクシー」でも、
法的な対処については弁護士と相談しながら進めていく考えだという。

また、パスワード解除などでデジタル遺品の内容を確認する場合、
相続人全員の了承を得た上で、開示することが重要だ。

「ネット銀行の口座など資産が見つかることがあり、
見つけた人が、ほかの相続人に報告せずに、勝手に自分のものにしてしまうケースも想定できるためです」(千葉弁護士)

萩原さんは、「デジタル遺品は目に見えないものだからこそ、きちんと整理しておくことが重要」とし、
「何を残し、何を伝え、何を処分するのか。
家族に知られたくないことは、墓場まで持っていく覚悟と責任を持つべきです」とアドバイスする。

思い残すことなく、あの世に行くためにも、家族を傷つけないためにも。
思い立ったが吉日。「デジタル終活」始めてみませんか?・・》

注)記事の原文にあえて改行を多くした。
            

私が殆ど毎日、ブログの投稿文を綴っているが、家内は興味がなく、
好きな趣味事には熱心にパソコンに向かっているわ、と思っている程度であり、
もとより投稿文の内容も知らない。

或いはパソコンの『ドキュメント』にある私が収集している日本の近代史の出来事なども、
家内は興味がなく、無知である。

そして『ピクチャ』の写真に関しては、私は定年後の年金生活の中で、
殆ど毎日のように散策しているで、魅せられた情景をデジカメで撮ったりしているが、
私たち夫婦の旅行に行った写真だけは、後日に家内に話しかけて、家内は視る程度となっている。

我が家の家計簿に関しては、私たち夫婦は月初めに、
お互いに実態を把握するためにしているが、私はエクセルを活用して5表ばかり作成して、
これだけはお互いに共通認識して、微苦笑したりしている。

このような我が家として、デジタル機器を利用してきたので、
私が家内から見られてほしくない秘密データ、写真などもない。
            

ただ私が心配していることは、家内はパソンコのキーボードが苦手であり、
そのうちに覚えるわ・・と早や10数年が過ぎ、
私が予期せぬ出来事で死去した時、宛名ソフトを利用して、喪中はがきが作成できるか、
このようなことを思案したりした。

いずれにしても、私が近日中、家内にブログ、写真、家計簿など、
パソコン上で見る方法を生前遺言のように伝えることが必要だなぁ、と思ったりしている。

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