夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

月を眺めれば・・♪   《初出2007.10.22.》

2008-05-31 16:24:25 | 小庭の情景を眺めながら
明日の夜は、満月の『十三夜』であるので、
先程、月をほめに、庭に下り立った・・。

私の住む東京の郊外では、
月は恥らうように曇り合間に見え隠れたりしている。

都心の多くの女性は何かと忙しく喧騒にまみれ、
昨今は謙虚な会話も少なく、そして羞恥心の余裕もなく、日常は過ごされているのか、
と年金青年の私は、余計なことを思ったりしている。

さて、地方のお住まいの50、60代の女性に対し、
日本の女性の美徳である羞恥心を秘めたしぐさ、謙虚なことば、そしてほのかな妖艶さは、
私はわずかに望みを託しているひとりである。

改めて月を眺めれば、この幾千年、変わらぬ微笑を浮かべているので、
現世は夢幻のひとときかしら、と微苦笑している。


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