夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

内藤やす子の『悲しい色やね』の名曲は、私のささやかな『仕事納め』の想いでと重なり・・。

2010-12-29 12:10:22 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活7年生の66歳の身であるが、
昨日の朝、カレンダーを眺めると、『官公庁の御用納め』と明記されていたので、
民間会社もこれに準じて『仕事納め』になる、と微笑んだりしたのである。

そして私は、民間の中小業に35年ばかり勤めた体験があったので、
昨今の政治は混迷、経済の低迷、社会は劣化の中、
たえず成果を問われる民間のサラリーマン諸兄諸姉に、今年も大変な年でしたねぇ、
と働いて下さる諸兄諸姉の健闘に感謝の言葉を心の中で呟(つぶや)いたりしていた・・。

この後、ぼんやりと私の現役時代の『仕事納め』のことを思い浮かべたりしたが、
私にとっての鮮明な想いでは、若き40代の始めの頃のひとつの『仕事納め』の出来事であった。


私の現役時代の時、あるレコード会社に勤めていたが、
この当時は、官公庁の御用納めの翌日に年内最後の業務となり、納会をした。

御用納めの該当日に昼食の為に、
料理屋に行った時、この当時は近くに防衛庁(現在は『東京ミッドタウン』)があり、
この方達が少し赤い顔して、テープルを一角を占領していた。

『官公庁はいいよなぁ・・午前中で終りかょ・・』
と私は同僚達と呟いたりしていた。


会社の年内の最終日は、夜の6時に業務完了時なると、
1番大きな会議室で立食のパーティ形式となった。

私は日頃に業務に接する人達とは
歓送迎会、居酒屋での『呑みニケーション』をしているので、
このグループは避けて、他部門の方達と話し合ったりした。


私は、1983(昭和58)年の時は、情報畑でシステム開発に悪戦苦闘し、
日曜日以外は殆ど出勤し、奮闘していた・・。

土曜日の休日に会社に独り出勤し、
システム開発・運営までのスケジュール概要の試案を作成していた時、
気分転換にひとつのレコートの見本盤をセットし、煙草を喫いながら聴いたりしていた・・。

そして演歌のような要素を秘めているがブルースの基調があり、
ハスキーな歌声で圧倒的な歌唱力で歌い上げた歌に、私は鳥肌がたった・・。

そして曲が終ると、ジャケットを見て、内藤やす子の『悲しい色やね』であった。

この歌手に一昨年に他社から移籍し、程ほどのヒットを我が社から4枚ぐらいだして、
この見本盤は『I Miss You~愛のつづれ織り~』と題され、 
この当時として稀な原曲をカバーしたカバー・アルバムであり、
たぐい稀な歌唱力で編成されていて、この中のひとつが上田正樹さんの原曲の『悲しい色やね』であった。

たまたま偶然に聴き惚れた私は、この後、私は買い求め、
自宅で何百回もこの曲を聴きながら、心身励まされたりした。
そして、この曲を私は、人に会うたびに絶賛していた。


そして1984(昭和59)年の半ば、新システムは何とか軌道にのり、
この年の暮れの『仕事納め』の社員の立食のパーティを行っている時、
たまたま内藤やす子さんがマネジャーに付き添われて、参列された。

私の近くにくると、私は近づき、
『貴女の『悲しい色やね』に励まされて・・私のシステム開発が・・何とか軌道にのりました・・』
と私はビールを呑みながら、内藤やす子さんに云った。

『嬉しいわ・・』
と内藤やす子さんは驚いた表情を浮かべた後、
周囲の社員達に大声で、
『この方が、あたしの『悲しい色やね』のお陰で・・担当されているお仕事・・
上手(うま)く行ったですって・・』
と云った・・。

傍にいるマネジャーは、私に握手を求めてきた。

そして、内藤やす子さんも私に握手を求めてきて、
あたり一帯、先輩、同僚、後輩達の拍手で盛り上がった・・。

私は恥ずかしげに、内藤やす子さんの手を握った・・。


このような私のささやかな『仕事納め』の想いである。
最近、【YouTube】サイトで、この名曲が掲載されているのが、
私は気付き、私と同様に魅せられた人に近親感を深めながら、この名曲を転載する。

http://www.youtube.com/watch?v=PEP5CPHJ-2g
☆【『悲しい色やね』 作詞・康珍化、作曲・林哲司、編曲・中村暢之、唄・内藤やす子 】☆


その後、私が50代の初め、年賀状に於いて、
あるレコード会社に勤め、音楽の制作と直接に関係しない管理・情報畑の部門であったが、
人並みに音楽が好きな方であったので、下記のように認(したた)めている。


・・・
この間あまたの歌がありましたが、私の脳裏から離れない歌を綴って・・。

バルバラ『ナントに雨が降る』

中島みゆき『HALF』、『エレーン』

井上陽水『傘がない』

五輪まゆみ『少女』

長渕 剛『昭和』

S.アズナーブル『遠い想い出』

グロリア・ラッソ『サ・セ・ラムール』

シャーリー・バッシー『別れの時まで』

戸川昌子『ボンボヤージュ』EMI盤

パティ・キム『離別(わかれ)』

大塚博堂『私は女です』

内藤やす子『悲しい色やね』

金子由香里『愛の砂漠』、『スカーフ』

イーグルス『ホテル・カルフォルニア』

別格 モーツァルト『ピアノ協奏曲第20番』


このように書き込んだのであるが、思い込みの激しい私が、
25歳で中途入社して、50歳前後まで私なりに惚れ込んだ曲であるが、
このことは少しばかりの私の信条が見え隠れするので、
と今の私は微苦笑している。

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1 コメント

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おはようございます (ロッキータイガー)
2010-12-29 12:29:27
お父さん

残すところ後2日ですね。

内藤やすこさん知ってます。

昔の曲を聴くとその当時のことを思い出します
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