夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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私達夫婦の年末年始の休日、ささやかな歩みの35年は・・。 最終回 定年後は自宅でのんびりと過ごし

2010-12-29 08:18:53 | 定年後の思い
          最終章  私の定年退職後は気楽に自宅でのんびりと過ごし

2004(平成16)年、1月下旬にJR『びゅう』で予約し、雪景色を観たく、
花巻温泉に2泊3日で冬の旅を終えた後、
私は定年退職時の秋に向けて、心も身も一心にして勤務していた。

家内の父が、ここ7年ばかり入退院を繰り返していたが、
8月に危篤となり、家内の母と家内は交代で大学病院の夜を中心に、
つきそいながら見守っていたのである。

そして、私の定年退職日の直前に死去され、
お通夜、告別式、初七日、納骨の法事を終えている間、
私の定年退職にまつわる書類の手続き、銀行間のささやかな資金の調整、
そして厚生年金、企業年金の手続きなどで、慌ただしい秋から晩秋を過ごしたのである。

そして12月になると、独り住まいとなった家内の母を年末・年始の間は、
我が家で、ゆっくりと共に過ごそう、と私達は話し合ったのである。

これ以降の年末年始は、私達夫婦と家内の母と三人で、過ごしている。
このようなことは、このサイトに於いて、この時節になると投稿しているが、
たとえば一昨年の2008(平成20)年の場合は、
【 我家も、昨夕から年末年始の休暇・・♪ 】
と題して、12月29日に投稿している。

【・・
東京の郊外は、昨日は風もなく穏(おだ)やかな冬晴れであった。

私達夫婦は、家内の母の来宅時を心配していたが、例年より早く午後3時前に我家に到着した。

『おかあさん・・早かったじゃないの・・
でも・・良かった・・夕方の寒くなる前で・・』
と私は、家内の母に微笑みながら云った。

我家では、これからの年末年始に於いて、
私達夫婦と家内の母の3人で生活を共に過ごすのは、今回で5度目である。

家内の父が死去されて、独り住まいとなった家内の母に、
年末年始の時は、我家に来て頂きたい、と私達夫婦の発案であった。

居間の17畳ばかりに一角に6人用の炬燵で設置し、
奥の6畳の和室と書棚の3畳のスペースで休んで頂くのが、恒例となってきている。

居間の炬燵の中で私達夫婦は、
家内の母から八千代市の自宅から我家までの年の瀬の街の情景を聴いたりした後、
今年、私達3人で旅行で訪れた話となった。
家内、家内の母はビール、私は弐合徳利の純米酒の辛口を呑みながら、
ささやかな料理を食べ、談笑したのである・・。

2月の中旬に箱根の姥子温泉に7泊8日で滞在し、
芦ノ湖の遊覧船に乗船したり、ロープーウェイを利用し、周辺を観て廻ったりした・・。

5月の下旬には、富山市の郊外の呉羽山温泉に5泊6日で滞在し、
富山市の街並み、周辺の公園、観光地などを散策したりした。

8月の初旬になると、直江津港から佐渡島を訪れて、
両津港の郊外にある温泉地で3泊4日で滞在し、島内の観光地を観たりしたのである。

このように今年は、私達3人で訪れたささやかな旅行であったが、
家内の母の希望した場所もあったので、それなりに心の思いは深く残った、
と私に熱っぽく話された・・。

こうした話題をあの時は・・などと話し込めば、
2時間ばかりの酒宴は過ぎてしまった。

私は夜9時過ぎには寝室の布団の中で読書としたが、
30分ぐらいで寝付いてしまった。


今朝は3時過ぎに目覚め、4時頃からパソコンで投稿文を認(した)めた後、
配達された新聞を読んだりしていた。

そして7時過ぎに、昨夜は11時過ぎまで母と炬燵の中で談笑し・・、と私は家内から聴き、
私は微笑みながら、我家でも年末年始の休暇が始まった、と実感したりしている。
・・】

このような状況が毎年、我が家の年末・年始となっている。

しかし、私も66歳の高齢者2年生の身であり、家内は61歳の年金受給者になり、
もとより家内の母は、私より14歳ばかり齢上の後期高齢者の身であるので、
いずれいつの日にか、だれかが欠けたならば、
恒例となっている三人の気楽な年末年始の休暇は解散となるが、
こればかりは天上の神々の采配で決まるので、せめて今年の年末年始ぐらいは、
明るく気楽に過ごそうと思ったりしているのである。


                              《最終》

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