夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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つえのオススメ利用法 高齢者、無理なく行動的に、高齢者の私は真摯に学び、やがて明るい未来に・・。

2018-08-03 15:19:18 | ささやかな古稀からの思い

先ほど、長らく愛読しているネットの【NIKKEI STYLE】を見ている中で、
『 つえのオススメ利用法 高齢者、無理なく行動的に  』と見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
お互いに幸運にも、入院する大病には遭遇せずに今日に至っている。
           
こうした中、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、遠方の地に一戸建てに住み、
私より14歳年配で87歳の身となっている。

過ぎし年、私が民間会社のサラリーマンの定年退職した2004年〈平成16年〉の秋の直前に主人に病死され、
我が家より2時間半を要する千葉県のある市で独り住まいの生活をされて、早や13年半となっている・・。            
     
これ以来、長女の家内は季節が変わるたびに、独り住まいとなっている家内の母宅に、
季節の変わり目の大掃除、支度などで、6泊7日前後で行ったりしてきた。
            
やがて家内の母は、80歳過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、整形外科に通院して、
こうした中で、担当医師から杖(つえ)を使うように勧められて、
これ以来、家内の母は杖(つえ)を頼りに、買い物などをして過ごしてきた。
  
こうした後、整形外科、内科、眼科に通院している中、膝(ひざ)と腰に激痛が感じ、
一昨年の5月より少し遠い大学病院で検査、そして入院したりして、
骨粗しょう症と筋力低下、と診断されたりした。

この後、退院後の検査をした後、リハビリで近くの病院に行ったりして『要介護2』となってきた。

そして家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなってきた。

まもなく家内の妹が強力な援軍となり、家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に殆ど宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。

そして昨年の5月より、家内の母はデイ・サービスに通った成果で、市の福祉課が再審査を得て、
『要介護2』から『要支援2』と回復して認定されたりした。

この後も、家内の母は娘ふたりに、食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなど頼りに、
過ごしている。
           
このように、家内は家内の妹と逐次連絡しあって、家内は独り住まいの家内の母宅に行っている時は、
私は我が家で独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごし、早や13年半を迎えている・・。

このように私たち夫婦は、年金生活の中、何かと家内の母の状態に左右されることもあり、
私と家内は、ときおり微苦笑させられる時もあったりしてきた。

              

しかしながら私は、男性の健康寿命は72歳、平均寿命は80歳と公表されているので、
私だって、この間のいつの日にか介護・要になる前には、杖(つえ)を頼りに散策、買い物に行くと、
思ったりする時もある。

こうした深情のある私は、『 つえのオススメ利用法 高齢者、無理なく行動的に 』を学ぼうと思い、
記事を精読した。

この記事の原文は、日本経済新聞の2011年8月14日の朝刊に掲載された記事のひとつで、
池辺  豊さんが綴られた記事で、関連の
関連の基幹サイト【NIKKEI STYLE】に配信されていた。

そして少し古い記事であるが、膝、腰などの病状に関しては、すべて時空を超越するょ、
と私は思い、
無断であるが転載させて頂く。

《・・つえのオススメ利用法 高齢者、無理なく行動的に
              

高齢者は、加齢や病気のために、足元がおぼつかなくなりがちだ。
外出時に安全に歩行するには、つえに頼るのが手っ取り早い。

「年寄りくさい」と敬遠する向きも少なくはないが、
つえを使いこなせば、行動範囲を無理なく広げることができる。
専門家が勧めるつえの利用法は・・・。

70歳代の女性Aさん。
ひざを痛めて歩くのがつらくなり、整形外科に通っていた。

完治は難しく、医者はとりあえず、つえの使用を勧めたが、Aさんは断固拒否。
ところが、外出先で転んで脚を骨折し、「転ばぬ先のつえ」を実感するはめになってしまった。

「多くの高齢者は、つえを使いたがらない」と言うのは、
理学療法士の加島守・高齢者生活福祉研究所所長だ。

高齢になると、だんだん体力が落ちてくる。
Aさんのように転んで骨折すると、痛みが長引いたり筋肉が衰えたりして、さらに体力が落ちる。
「そうした悪循環にならないよう、けがを防ぐために、つえを積極的に使ってもらいたい」(加島所長)

つえには、主に3つの役割がある。
まず筋力の低下やマヒ、痛みがあるとき、つえに体重をかけて、足の負担を減らすこと。
2番目は、歩く際にバランスが悪い人向けで、体重を支える面積を増やしてやること。
3番目は、軽やかに歩くリズムをつくることだ。

               

デザイン性向上

つえは、グリップの形状で分類され、最も一般的なT字型以外に、C字型、L字型などがある。
木でできていた昔のつえは、古くさいイメージがあるが、
いまの商品は、カラフルでデザイン性にすぐれ、おしゃれなものを好きに選べる。

加齢に伴うゆるやかな老化とは異なり、脳の血管が詰まる脳梗塞などの後遺症で、
歩行能力が低下する場合は深刻だ。

脳梗塞の場合、からだの片側の機能が不自由になることが多いため、
リハビリとその後の生活では、つえが手放せないものになる。

病気の前と違って厄介なのが、階段の昇降だ。
上るときは、つえに続いて不自由のない正常な側(健側)の足を先に出し、
下りるときは、不自由な側(患側)の足を先に出すのが基本だ。

常に健側に、体重が残るようにするのがミソだが、慣れるまでは大変。

千葉県千葉リハビリテーションセンターの田中康之地域支援室長は
「患者の歩行能力全般を把握し、歩き方を指導することになる」という。

つえの突き方には、3動作と2動作の2種類がある。

3動作は、つえ・患側・健側の順番で動かす。
2動作は、つえと患側を同時に出してから健側を動かす。

からだのバランスが悪く機能低下している場合は3動作、
速く歩けるときは、2動作が勧められる。

つえを持つ手は、脳梗塞の後遺症がある場合は動く方、それ以外は利き手でよい。


1本脚のつえが、うまく突けない場合は、脚が3本から5本に分かれた多脚つえも市販されている。
上から垂直に突くのがコツ。
家庭内など平らな場所が多いところで、使うのに向いている。
ただし、屋外で道路に凹凸や勾配があると歩きにくいので、その場合は1本脚のほうが適切だ。

              


登山用流用できず

登山やウオーキングのつえは、流用できるのか。
答えはノーだ。
健脚用は、バネがついており、スピードを出すことを目的としている。

ところが、高齢者の場合、つえは、あくまでゆっくりとした歩行の補助。
「バネがあると、不安定になるので逆効果。
高齢者用のつえを使うべきだ」(加島所長)

使用者が要介護認定されていれば、つえを安くレンタルできる。
多脚型に加えて松葉づえ、ロフストランドと呼ばれる上腕一体型のつえが介護保険の対象になる。

レンタル料は、1割負担で月100~150円程度。
からだの状態によって望ましい器具は変わっていく。
「つえの先のゴムの交換を忘れると、滑って転ぶこともあるので要注意」(田中室長)

 日本はすでに高齢化社会が進行し、それに伴った社会環境が整いつつある。
例えば、つえを突いて歩けるように、コンビニの通路が広くなっていたり、
街角に一休みできるベンチが増えていたり。

加島所長は「つえを使って積極的に外出し、長く歩くことで健康に暮らしてもらいたい」と話している。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

記事を読み終わった後、多々教示を受けたりした。

私の住む近くに住む89歳の男性と、ここ10数年、幾たびか談笑をしたりしている。
この御方は、さすがに御高齢で、外出の時には杖(つえ)を使われているが、
自治会の回覧板などで、私が訪問して、お互いに明るく立ち話をしたりしている。

或いは買物先のスーパー、郵便局などで、偶然にお逢いして、立ち話をしたりしているが、
杖(つえ)を使われながら、明るい表情で私に応対して下さる。

こうしたことを思い浮かべて、たとえ足、腰が多少不自由になられても、
杖(つえ)を使わば、日常生活が過ごせる、と今回の記事で学び、私は微笑んだりした。


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