夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

東京郊外は、雨上がりの暖かな朝を迎えて・・♪

2008-12-18 09:16:54 | 定年後の思い
東京郊外の調布市は、昨日は朝の7時過ぎに、降りはじめて、
夜の8時過ぎまで雨の1日であった。

私は文庫本を一冊読んだりしたのである。
瀬戸内寂聴、山田詠美の両氏に寄る対談『小説家の内緒話』(中公文庫)であり、
数ヶ月前に購入していたのであるが、未読の一冊であった。

私は東京オリンピック開催の前後、
瀬戸内寂聴氏に関しては、瀬戸内晴美と称していた時代、
初期の小説、そして中間小説を数多く発刊する直前までは、
小説は精読し、愛読していたひとりである。

ここ数年、瀬戸内寂聴氏に寄る共著、
水上 勉氏との『文章修行』、石原慎太郎氏との『人生への恋文』を読んだりし、
改めて瀬戸内寂聴氏自身の文学の熱い思い、創作意欲を知った次第であった。

そして、たまたま今年は、遅ればせながら『秘花』を読んだりしていた。


今回の本書は、若き小説家・山田詠美氏が聞き手として徹しているせいか、
文壇の秘話はもとより、私小説の表現の心の節度、住まいの思考、出家、
男性との交遊などを余すところなく発露されている、
と私なりに感じたりしたのである。

このようなたった一冊の文庫本を読み、
ときおり、玄関庭の軒下で煙草を喫いながら、
雨の中のモミジのわずかに残った真紅、朱紅色を眺めたりして、
日中は過ぎたのである。


今朝、雨上がりのまばゆい陽射しを見つめたり、
樹木は清々しく、地表は黒くしっとりとした情景を眺めたり、
枝にたわわな雨粒が残り、陽射しを受けて、キラキラと光を帯びている光景に
しばらく魅せられていた。


そしてこの後は、地元の天気情報を視聴し、
朝の6時過ぎは6度、天気は急速に回復し、快晴となり、
日中は16度前後の陽気となり、夜の6時は12度前後が予測されている。

私はこのような暖かさは,11月の中旬の頃かしら、
と感じながら、恵まれすぎているので、戸惑ったりしたのである。

私は日中のひととき、晩秋のような陽射しの中、
主庭、玄関庭も落ち葉が散乱しているので、
庭の手入れをし、掃き清めるには良いかしら、と思ったりしている。





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