
日曜の夕方、Netニュースを斜め読みしていたら、先行き明るい希望の持てる
話題に、目が向きました。
ひとつは、ブラジルの自動車需要が回復し、過去4ヶ月連続で、販売台数が増加
していると言うニュース。
振興国で、中国、インドにその兆候が出ており、南米最大市場であるブラジルも
その兆しが出てきたことは、明るいニュースです。
(フォト右側 :ブラジル、クリティバの自動車工場)
もうひとつは、1年先 来年5/1に始まる「上海万博」の話題です。
昨日4/11、六本木ヒルズで、日本でPRするため「上海万博ウィーク2009」の
開幕式が行われました。 (フォト左側 :上海万博をPRするCA)
中間状況ですが、上海万博には185ヶ国と46の国際機構が、出展を正式に表明
しており、1970年の大阪万博の6400万人を上回る、7000万人の入場者を
見込んでいます。
今年の準備段階で、上海のGDPが年間2%引き上げられ、来年の開催年は、
5%引き上げられると試算しています。上海は、中国のGDP成長目標、8%の
達成が期待できる 「最前線」 になりそうです。
さて、明日からの国内市場の見通しですが、月末に向け、本格化する決算前の
様子見姿勢もありますが、NY市場が底堅い展開(米政府によるストレステスト対象
19社の金融機関が、審査に合格する見通しや週末の大手銀行ウェルズファーゴ
業績好調)であったため、下値を切り上げる展開に期待しています。
NY市場が、各銀行決算によって、さらに上値を追えるのか注目しています。
4/14がGS、4/16にJPモルガン、4/17にシティGと続きます。
一方、米経済指標は、4/14が3月小売売上高、3月卸売物価指数(PPI)、
4/15に 3月消費者物価指数(CPI)、地区連銀経済報告があります。また、
4/16に 週間新規失業保険申請件数、3月住宅着工件数、4月フィラデルフィア
地区連銀業況指数の発表があり、注目です。
日経平均は、先週末の大引けで8964円で、年初の寄り付きが8991円ですから、
新たなストートライン水準になりました。
明日から 9000円台へのカウントダウンで、追加経済対策発表の下支えもあり、
下値不安の和らいだ地合い中、9000円台の水準をキープして週末を迎える事が
できる展開に期待しています。
4/13~4/17の日経平均は、8750円~9200円程度を想定しています。
1.国内外イベントと決算予定(4/13~4/17)
4/13
日本 3月国内企業物価指数
4/14
米国 3月生産者物価指数
米国 3月小売売上高
米国 2月企業在庫
インテル、ゴールドマン・サックスG決算
4/15
日本 2月鉱工業生産確報値
日本 2月稼働率指数確報値
米国 MBA住宅ローン申請指数
米国 3月消費者物価指数
米国 4月ニューヨーク連銀製造業景気指数
米国 3月鉱工業生産
米国 3月設備稼働率
米国 ベージュブック
4/16
中国 1~3月期GDP速報値
米国 3月住宅着工件数
米国 新規失業保険申請件数
米国 3月建設許可件数
米国 失業保険継続受給者数
米国 4月フィラデルフィア連銀
グーグル、JPモルガンの決算
4/17
日本 2月第三次産業活動指数
日本 3月消費者態度指数
米国 4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
メリルリンチ、シテイG、GE決算
2.NY株式市場結果(4/9)
ダウ平均 8083.38(+246.27 +3.14%)
S&P500 856.56 ( +31.40 +3.81%)
ナスダック 1652.54 ( +61.88 +3.89%)
CME日経平均 9125 (大証終比:+195 +2.19%)
出来高(億株)
NYSE 18.36
ナスダック 21.98
9日の米株式市場は大幅高。ウェルズ・ファーゴが新規の住宅ローンや借り換え
などで1~3月期の業績が押し上げられたと発表したことで、金融株中心に買いが
殺到。同社の1~3月期の利益見通しはアナリスト予想を上回った。
米銀19行がストレステスト(健全性審査)に合格するとの報道も上昇に拍車を
かけた。最近のハイテク高も上昇に寄与。
ウェルズ・ファーゴは31%高と急騰。第1四半期の一株利益は0.55ドルに
なる見通しと発表、アナリスト予想のほぼ2倍だった。ウェルズ・ファーゴの発表
を受けて決算期待が高まり、その他の金融株も急伸。
バンカメは35%高、JPモルガンが19%高、シティGが12%高と株価指数を
牽引した。ウォルマートは3.7%安。3月の既存店売上高の伸びがアナリスト
予想に届かなかった。同業のコストコ・ホールセールも下落。
アップルは2.7%高。クレディ・スイスが業績見通しを引き上げた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=35111
3.米債券市場結果(4/9)
2年債 0.947(+0.024)
10年債 2.919(+0.063)
30年債 3.752(+0.083)
2-10年債 197 (+4)
9日の米利回りは上昇。リスク回避の動きが弱まったことが背景。
米株式市場はウェルズ・ファーゴの好調な業績見通しを受けて堅調に推移した。
米貿易収支の大幅な改善も利回りを押し上げた。 2-10年債の利回り格差は
197ベーシスポイントだった。この日行われた10年債入札の応札倍率は2.49倍と
前回の2.14倍から上昇し、入札は好調だったものの、反応は限られた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=35107
4.NY原油先物5月限(WTI)、金先物6月限(COMEX)結果(4/9)
NY原油先物5月限(WTI)
1バレル=52.24(+2.86 +5.79%)
原油は大幅高。米ウェルズ・ファーゴが業績が大幅に改善すると発表したことで
米株式市場が急伸し、原油も買いが強まった。上げ幅は一時3ドルを超えた。
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=883.30(-2.60 -0.29%)
金は小幅安。米ウェルズ・ファーゴの好調な業績見通しを受けて米先行き不安が
後退し、売りが強まる場面もあった。ただ、その後は連休前のポジション調整で
下げ幅をほぼ帳消しにした。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=35106
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