明日からの1週間は、強持ち合いを予想するプレスリリースも多く、日経平均の
9000円台が通過点となるか、注目しています。
また、米主要企業の決算発表が本格化するため、決算内容から NY市場動向に
左右させられる1週間になることでしょう。(毎度のことですが・・・。)
東証が纏めた投資主体別売買動向によれば、外資は、4月第2週に2週連続で
買い越した様でした。買越額も昨年9月第3週以来の高水準で、昨年度最大の
売り主体だった外資が、日本株に戻りつつあります。この流れが継続する様なら、
海外からの資金流入や買い戻しニーズが、株価を下支えしそうです。
一方、日本のGW中となる5/4に、米国でストレステスト(健全性審査)の公表も
あり、さらなる上値を追いには、慎重になるとの見方もあるようです。
日経平均は、週足で陰線(4/10;8964円→4/17;8907円)となり、9000円台
の大台を試す、もみ合いと捉えれば、納得できる気がします。
セクターで、鋼材価格の値下げ交渉が 予想より下げ幅が小さくなり、鉄鋼株が
出直りを強めたので、継続すれば支援材料。また、中国の景気回復期待による
中国関連も、引き続き目が離せません。
商社、鉄鋼、海運関係が、強含むような気がしますが、どうでしょうか。
4/20~4/24の日経平均は、8750円~9250円程度を想定してます。
1.国内外主なイベントと予定(4/20~4/24)
4/20
2月景気先行CI指数確報値
2月景気一致CI指数確報値
米国 3月景気先行指標総合指数
バンカメ、メリルリンチ、IBM決算
4/21
デュポン、キャタピラー、ヤフー決算
4/22
2月通関ベース貿易収支
米国 MBA住宅ローン申請指数
米国 2月住宅価格指数
アップル、モルガンS、ウエールズ・ファーゴ決算
4/23
白川日銀総裁、NYで講演
米国 新規失業保険申請件数
米国 失業保険継続受給者数
米国 3月中古住宅販売件数
KDDI決算
マイクロソフト、アマゾン、アメックス決算
4/24
2月全産業活動指数
米国 3月耐久財受注
米国 3月新築住宅販売件数
7ヶ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)
花王、リコー、東京製鉄、JFEHD、野村HD決算
2.NY株式市場結果(4/17)
ダウ平均 8131.33(+5.90 +0.07%)
S&P500 869.60(+4.30 +0.50%)
ナスダック 1673.07(+2.63 +0.16%)
CME日経平均 8995 (大証比:+55 +0.61%)
出来高(億株)
NYSE 19.54
ナスダック 24.48
18日のNY株式市場に底堅さはあったが、週末とあって上値追いは手控えられた。
主要株価指数はほぼ変わらずで終了した。
この日決算発表を行ったBB&TやシティGなど 金融機関の決算内容は、悪く
なかったものの、全体への影響は限定的。
一株利益が、予想を上回ったGEも下落して始まった上、ハイテクの一角が
軟調で、序盤の株価指数は高安まちまちだった。その後、来週に決算発表を
予定しているアップルやバンカメに買いが強まったことで株価指数は水準を
切り上げる場面もあった。
ただ、来週は決算発表が集中することもあり、利益確定の売りも入った。銀行
持株会社のBB&Tは11%高。この日の決算発表で減配が発表されなかった
ことや貸し倒れの増加が穏やかになってきているとの見方が示された。
フロリダ州、ジョージア州、ワシントン州の住宅市場が安定化してきているとの
コメントもあった。
シティGの決算は優先株の配当支払い前で6四半期ぶりに黒字を回復したが
9%安で終了。
GEは1%高。同社は35%の減益となったものの、一株利益がアナリスト予想を
上回ったことで、序盤以降は買われた。
グーグルは0.9%高だった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=35735
3.NY債券市場結果(4/17)
米国債利回り
2年債 0.964(+0.065)
10年債 2.943(+0.113)
30年債 3.792(+0.078)
2-10年債 198 (+6)
17日の米国債市場で利回りは上昇。JPモルガンやGSに続き、米シティGの
1~3月期決算が改善したことで、質への逃避が一段と後退した。
米金融機関は最悪期を脱したとの見方が広がっている。
米ミシガン大学消費者信頼感指数も市場予想を上回る改善だった。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=35737
4.NY原油先物5月限、金先物6月限6月限(4/17)
NY原油先物5月限(WTI)
1バレル=50.33(+0.35 +0.70%)
原油は上昇。
中国の石油企業が製油所稼働率を上昇させたとの調査結果やシティGの業績が
改善したことが手掛かり。米ミシガン大学消費者信頼感指数の改善も原油市場
をサポート。ただ、今後も米経済の復調が続くかどうか懐疑的な見方も根強く、
このところのレンジにとどまった。
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=867.90(-11.90 -1.35%)
金は軟調に推移。シティGの決算が優先株の配当支払い前で黒字に転換したので
米金融機関の先行き不安が一段と後退したほか、米ミシガン大学消費者信頼感
指数の改善が、金への売りを強めた。東欧経済支援の資金確保のため金が売却
されるとの警戒感やドルインデックスの上昇も金を圧迫した。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=35730
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