横浜も桜が満開になりました。今日辺り、花見に出かけた方も多い事と思います。
空間に映えるピンクの束を見ると、気持ちも踊ってきそうで、春本番です。
ところで、今朝のNY市場は、グッドフライデーで休場でしたが、注目の3月雇用
統計は16.2万人増と、事前予想の18.4万人増に及ばないものの、3年ぶり
大幅増となり、雇用情勢の改善を示しました。
市場が開いていれば、イベント通過の安心感から底堅い展開になったことでしょう。
来週の日本市場に追い風になりそうです。
さて、土曜の晩は、過去の4月相場を検証し、4月相場を展望してみます。
4月に入り2日経過して、世界的な経済回復傾向を背景に、外資の新規資金による
買い需要など確認できた格好になりました。
そこで、過去の4月相場を振り返り、今月のパフォーマンスを展望する ものさしに
日経平均の月足陰陽線を使い、「上昇で勝ち、下落で敗け」の勝敗で示した、戦後
東証再開以降の日経平均月足陰陽線(勝敗) を各月でまとめたものが、表1。
(参考:日本証券新聞10/3/31)
まず直近10年間は6勝4敗。12月の7勝3敗に次ぐ2位。直近20年間の14勝
6敗は、各月間で1位となっています。そして戦後東証再開以降61年では、1月に
次ぐ僅差の2位(41勝19敗)となっています。
仮に、今回の4月相場が月足陽線となれば、同率首位に並ぶ事になります。
表1 過去の日経平均の月足陰陽線(勝敗)
直近10年 直近20年 戦後61年
1月 3勝7敗 9勝11敗 42勝19敗
2月 5勝5敗 9勝11敗 33勝28敗
3月 6勝4敗 10勝10敗 35勝25敗
4月 6勝4敗 14勝 6敗 41勝19敗
5月 6勝4敗 12勝 8敗 31勝30敗
6月 6勝4敗 11勝 9敗 40勝21敗
7月 3勝7敗 9勝11敗 31勝30敗
8月 5勝5敗 9勝11敗 34勝26敗1分
9月 2勝8敗 4勝16敗 25勝36敗
10月 4勝6敗 9勝11敗 32勝29敗
11月 4勝6敗 10勝10敗 32勝29敗
12月 7勝3敗 13勝 7敗 37勝24敗
3月期末の駆け込み的な持ち合い解消売りやレパトリエーション(資金の本国回帰)
絡みの円高・ドル安と言った「年度末特有の懸念要因」を通過したことは安心材料。
この1週間、為替の円安も追い風になり、経験的に言われるドル高・円安、株高、
金利上昇が、じわじわと進んでいるので、先高観になっています。
一方、バブル崩壊後の年間高値、安値形成月を示したのが表2.。
4~6月に年間高値を形成するケースが際立って高く、年間安値は10~12月と
なっています。
表2 バブル崩壊後の年間高値・安値形成月
西 暦 高値形成月 安値形成月
1990年 1月 10月
1991年 3月 8月
1992年 1月 8月
1993年 9月 11月
1994年 6月 1月
1995年 12月 7月
1996年 6月 12月
1997年 6月 12月
1998年 3月 10月
1999年 12月 1月
2000年 4月 12月
2001年 5月 9月
2002年 5月 11月
2003年 10月 4月
2004年 4月 2月
2005年 12月 5月
2006年 4月 6月
2007年 7月 11月
2008年 1月 10月
2009年 8月 3月
2010年 ?月 2月?
2010年が2004年型で進むと、今月が高値形成月ですが、FRBの政策金利
引き上げが今秋あるとすれば、半年先に、1ドル=100円も想定内となり、高値
期待は、2005年型の12月になるかもしれません。この年の安値は5月ですが
今年5月に10%調整しても、1万円割れは無く、従って一時的に1万円を割った
2月が安値になる可能性があります。
日経平均の4月末、上値をどこまで伸ばせるか。為替が96円程度まで円安が
進めば、ズバリ4月末11750円程度が、視野に入るかもしれません。
では、また。
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