今日、業績が悪化している半導体大手ルネサスエレクトロニクスに対し、主要
株主のNECと日立、三菱電機の3社が、融資を含めた総額500億円規模の
資金支援を実施することで大筋合意した。と報じています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120620-00000144-reut-bus_all
支援額500億円を3社で3分の1ずつ負担することが本来は望ましいが、
日立と三菱電は融資で、NECは自身も業績が悪化しているため、融資をせず、
NECがルネサスと取引する際の代金回収に猶予を与える事などで資金繰りに
協力する案で調整しており、最終的な詰めの段階に入っている様です。
ルネサスは、取引銀行からの約500億円の融資と合わせて計1000億円の
支援を受け、リストラ費用に充てます。
ルネサスは経営再建に向けて従業員1万2000人以上の削減や国内19工場
半減を計画しており、退職金などのリストラ費用を自力で工面できず、今回の
支援でひと息できそうです。
韓国/台湾/中国の半導体攻勢は、技術のキャッチアップだけでなく、為替の
円高が、日本企業の競争力をそぎ落とした面も否めず、日銀の金融政策への
実行力は、先進国中で、大きく遅れていると言わざるを得ません。
さて、日経平均は、反発し96円高の8752円の大引けでした。
(出来高 概算15.3億株の商いでした。)
NY市場がFOMC政策期待で上昇、為替の円高が一服。日経平均の追い風に
なりました。
日経平均の反発により、1ヶ月ぶり高値の8700円台を回復し、リバウンド
期待継続です。
注目のNY市場、序盤は小動きで、FOMC声明待ちと言ったところです。
明日の日経平均、リバウンド継続となるか注目です。
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