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4/22~週の日経平均は、G20財務相・中央銀行総裁会議で、「金融緩和と
円高是正」が事実上 容認され、週明けから東京市場の追い風となりました。
外部環境が底堅い中、週明けは、前面高商状で、4/12以来の年初来高値を
更新。黒田ロケット砲の異次元緩和効果により、4月SQ値(約13608円)を突破、
日経平均の14000円台も射程に入れた格好です。
ただ、週末にかけ、日銀金融政策で、「現状維持」となると、為替が若干 円高に
シフトし99円台から98円台に押し戻され、GW前の持高調整の流れから伸び
悩んで終了です。
結局、日経平均は、1週間で567円上昇(↑4.26%)13884円の大引けでした。
4月最終週~5月第1週(4/29~5/3)の主なイベントと予定は、下記.1の
通りです。
GW谷間に3日間取引があり、週末にかけての米雇用統計を前に、上値追いの
展開は、想定しづらく、個人投資家による材料株中心の商いを想定しています。
企業決算も継続し、4/30のソフトバンクの決算に好反応を示すようだと、GW
突入前の大商いにならなくても、マインドを高揚させる材料になりそう。
企業決算は、概ね堅調なので、個別の盛り上がりもありそうです。
為替が、連休谷間に99円弱程度を維持するようなら、14000円台にタッチ
する場面も想定しておきたい。
日経平均、4月最終週~5月第1週レンジは、13650円~14050円程度を
想定しています。
1.4月最終週~5月第1週(4/29~5/3)主なイベントと予定
4/29
日本 祝日で休場(昭和の日)
日本 安倍首相、ロシア訪問
米 3月PCEデフレータ
米 3月個人所得/個人支出
米 3月中古住宅販売成約指数
米 ニューモント・マイニング 決算
中国 上海市場 休場(労働節、~5/1)
伊 国債入札
4/30
日本 3月有効求人倍率
日本 3月完全失業率
日本 3月家計調査
日本 3月鉱工業生産
日本 花王、JAL、JPX、郵船、ソフトバンク、JR東日本 等決算
米 FOMC(~5/1)
米 2月S&Pケースシラー住宅価格
米 4月消費者信頼感指数
米 ファイザー、AMD 各決算
独 4月失業率/失業者数
西 第1四半期スペインGDP速報
EU 3月ユーロ圏失業率
EU 4月ユーロ圏消費者物価指数
5/1
日本 4月新車販売台数
日本 大和証券、ベネッセ、CTC、コロプラ 等 決算
日本 メーデー
米 4月ADP雇用者統計
米 4月ISM製造業景気指数
米 FOMC政策金利
米 FRB、バーナンキ議長会見
米 4月新車販売台数
米 フェイスブック、ビザ、マスターカード、メルク 等 決算
中国 4月製造業PMI
香港 休場(労働節)
EU 欧州市場休場(英国を除く)レイバーデー
5/2
日本 日銀議事録
日本 4月マネタリーベース
日本 住友商事、アサヒHD 各決算
米 新規失業保険申請件数(~4/27までの週)
米 3月貿易収支
米 AIG、GM、ケロッグ、エスティ、ローダー 各決算
EU ECB理事会
EU ECB政策金利
EU ドラギECB総裁、記者会見
5/3
日本 休場(憲法記念日)
米 4月雇用統計
米 4月ISM非製造業景気指数
米 3月製造業受注
5/4
日本 休場(みどりの日)
中国 4月非製造業PMI
EU 欧州委員会、春季経済見通し発表
5/5
日本 休場(こどもの日)
日本 立夏
日本 NHKマイルカップ
2.NY市場、為替/債券 各結果(4/26)
26日のNY市場、この日発表になった米GDP速報値が予想を下回ったことで、
ドル円は失速している。100円を突破できるか、きょうのイベントに対する反応が
注目されたが、東京時間の日本の消費者物価や日銀決定会合に対する反応は
鈍く、100円を期待する投資家のセンチメントは後退。
更に米GDPへ望みをつないだが、予想を下回る結果となってしまっため、一旦見
切売りが強まった格好。一時97.55付近まで下落し、21日線の水準に到達した。
ただ、弱いGDPにもかかわらず、米株が底堅さを見せていたことから、後半は下げ
渋る動きも見られた。
GDPに関しては個人消費や設備投資は底堅かったものの、政府支出の減少が足
かせとなった。特に第4四半期同様、国防費の減少が予想以上に続いたことがネガ
ティブサプライズに繋がった模様。
景気減速示唆まではないが、3月以降、政府の歳出削減が始まっており、4-6月期は
その影響も予想される中、少なくともFRBがQE縮小のバイアスを強める内容ではなか
ったものと思われる。
ユーロドルは1.30台前半でのレンジ取引に終始。目下ユーロの関心は、利下げを
実施するかどうか、来週のECB理事会に注がれている。スペインやフランスの雇用が
依然として回復の兆しが見えず、直近のドイツ景況感指標も弱かったことから、
市場は利下げ期待を強めている。なかには、利下げはあくまで通過点で、その先の
非伝統的措置が注目との意見まで聞かれる状況。ただ、利下げについては、効果が
ないとしてドイツの抵抗も予想され、まだまだはっきりせず、予断は許さない状況
ではある。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=182301
米国債利回り
2年債 0.211(-0.014)
10年債 1.663(-0.045)
30年債 2.860(-0.044)
期待インフレ率 2.377(-0.020)
*期待インフレ率は10年債で算出
26日のNY債券市場で利回りは低下。この日発表された米GDP速報値が予想を下
回る内容で、景気の先行きに不安感が強まった。来週はFOMCが控えている中、今回は
QE縮小の議論は一歩後退するとの見方が優勢となっている。
10年債利回りは一時1.65%台、30年債は2.85%台まで低下している。
2-10年債の利回り格差は145(前日+148)。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=182300
3.NY株式市場、結果(4/26)
NY株式26日
ダウ平均 14712.55(+11.75 +0.08%)
S&P500 1582.24( -2.92 -0.18%)
ナスダック 3279.26(-10.72 -0.33%)
CME日経平均 13840 (大証比:-110 -0.80%)
26日のNY株式市場、ダウ平均は小幅高。この日発表された米GDP速報値が
予想を下回る内容で、全体的には上値が重い雰囲気だったものの、意外に底堅い
動きを見せている。
ハイテク株の一角や資源関連株が指数をサポート。ダウ平均は前日終値を挟ん
での一進一退が続いたが、結局、小幅高で終えている。
ダウ採用銘柄ではHPやシェブロンが上昇。シェブロンは決算を発表し、原油価格
下落で減益となったものの、予想は上回る内容となった。一方、アルコアや3Mが
下落。アルコアはS&Pが格付け見通しをネガティブに引き下げていた。
JCペニーが大幅高。ソロス・ファンドが保有比率を7.91%に引き上げ、第4位の
株主となったことが明らかとなり思惑を呼んでいる。
ヘルスケア製品のコビディエンが商いを伴って下落。この日発表になった決算は
好調な内容だったものの、説明会で下期は研究開発費がかさみ苦戦を強いられる
可能性を示したことが嫌気されている。
ナスダックは反落。アップルやフェイスブックは堅調だったもの、アマゾンの大幅安が
指数を圧迫した。前日引け後に発表になった決算で、4-6月期の営業収益の見通しが
弱かったことが嫌気されている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=182297
4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(4/26)
NY原油先物6月限(WTI)
1バレル=93.00(-0.64 -0.68%)
26日のNY原油先物相場は反落。この日発表になった米GDP速報値が予想を下回り、
景気の先行きに対する不透明感が強まった。週末ということもあり、ファンド勢から
売りが活発に出たようだ。
6月限は一時92ドル台前半まで下落。弱い米GDPにもかかわらず、米株が底堅く推移して
いたこともあり、93ドル台まで戻している。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=182292
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=1453.60(-8.40 -0.57%)
26日のNY金先物相場は反落。16日の急落から今週は買い戻しが続いていたが、その
動きが一服。値ごろ感からの買戻しが続いているが、ETFを通じた資金は流出が続いて
おり、完全回復との見方は少数派。
6月限は一時1484ドルまで上昇後、1450ドルまで下落している。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=182294
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